東京平和映画祭 パネルディスカッションの様子をUstreamでみた。1時間くらいかかるがぜひ見てほしい。今後のあなたの行動に影響を与えるはずです。
きくちゆみ氏司会、藤田祐幸氏、上杉隆氏、飯田哲也氏。
「国際的には日本の国土の四分の一くらいが放射能汚染されていると理解されていること。そしてそれは事実として間違っていないだろう」
きくち:「私たちひとりひとりがメディアになる時代」
飯田:「原子力村の中身はすかすか。ハイテク世界ではない。裏に回ればはりぼて、ベニア板の世界。現実に責任感を持った知恵の集まりではない。311の夜11時にメルトダウンするという報告が既に官邸に上がっていた。それでも現実には誰も動かなかった。この絶望的な政府、政治、地方自治体の状況がある。この国には目に見えないちょんまげ、統治機構がある。これを1から組み立て直す必要がある」「まっとうに通用する智慧と知識と常識で組み立てられたものを小さくても始める。これが転がり出せば動き出す。お上意識でなくてひとりひとりの持ち場でそれを始めていく」
上杉:「3月12日にメルトダウンの可能性を中村原子力保安委員が言っていた。それをツイッタ−で広めたらマスメディアから自分はデマ野郎と言われた。多様な意見を汲みとるように変えていかないといけない」
藤田:「1960年に東海村に原発を建てる時に保険をかけようとイギリスのロイズに掛け合ったが、地震国に建てる原発に保険はかけられないと蹴られた。それでも国は東電に原発を作られていった。こういう事故が起こることはわかっていた」
上杉:「想定外といわれるが、想定内と言ってしまうと免責にならない。だから想定外と言えば1200億円だけの補償で済むので言い続けている。これはそうして東電を守るためだ。自民党、民主党も電事連から選挙時には資金応援を受けてきている。想定外と言えば政府は失政を咎められず、東電も破綻せず、全員が助かるからだ」「マスメディアがきちんと報道しないということが被害をひどくしている」「放射能の外部放出はなんとかなると言われているが、スリーマイルですら止まったのは4時間、チェルノブイリでも10日間。それが100日経ったのに全然止められていない。これは初動対策ミスだ。嘘を言い続けた東電、それに騙された管総理、枝野官房長官、そしてマスメディアだ」
きくち:「この危機的な状況の中でちょっとでも前に進むにはどうしたらいいのか?」
飯田:「この国の非常に悪いところは意見の中身の正しさ、まともさはとりあえず横に置いておいて、相手がどこの陣営に属しているかでその話を聞くか聞かないかが最初に決まってしまう、これが一つ目。二つ目は年齢とか立場が上であればあるほど偉くて、弱い、小さい方は下なんだ、という二重構造に嵌ってしまうとアウトサイダーに追い払われてしまう。この構造がまだ官邸とか政府の中にある。」「事実に基づかないこと、論理的でないこと、科学的でないこと、経済合理的でもない、規範的でもない」ことが同じ俎上にある。“とんでも意見”が本流に乗っかってしまう。とんでも、経団連とかね」
きくち:「原発が止まったら電気が困ってしまうというのがそのとんでもの最たるものですよね」」
上杉:「3月18日頃にニューヨーカーというアメリカ雑誌のインタビューを受けた際に『日本は核マフィアに牛耳られているのに、どうして日本人はそれが見えないのか?』と言われた。その後、あるじゃジーラとかBBCなどの海外メディア媒体から取材を受けた時に『東電は企業だから自己防衛に走るのはわかる。政府が東電に騙されて、自分の失政をごまかそうとするのもわかる。でも問題はマスメディアがそれをチェックするのが普通なのにそれをしないんだ?政府と一緒になって広報をやっているじゃないか』と言う批判の記事がここ最近でている。メディアに洗脳されているのだ、国民は。そういう社会構造だ。」「プルトニウム、動燃が93年に作ったビデオが世界中に流れているが、とんでもない国だと日本は思われている。」
「世界で唯一日本だけが放射能は大丈夫です、プルトニウムは安全ですと教育され続けている」
きくち:「いやな情報だけど。きのうクリス・ラズビーというECRR(?)の科学者ですが、3月11日以降の東京の車のフィルターを送ってもらって分析したところ、プルトニウムが検出されたと昨日のイギリスと日本とハワイで行った記者会見で発表した」(!) →プルトニウムは重くて飛ばないはず。それが東京で検出されているということは相当の放射能汚染が既に東京で起こっていると考えるべきかも(聡哲意見)
途中です。
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