今日の初診の乳がんの患者さんは「戸隠神社の神さまと気線で繋がっている」と仰った。であればそっち方面の話はして良さそうだね、と考えて話の重点をシフトさせる。
何か伝えられればと思い、永光さんから頂いたルチルクウォーツの入ったブレスレットを左手首に卷き、静かに治療を進める。この石には異次元や異世界からのメッセージを聞きやすくしてくれる効果があるという。やがて頭の中に浮かんできたことを少しずつ話する。
前に交通事故に遭わなかったか?と聞けばバイクで赤信号で止まっていたら後ろから乗用車に追突されて気がついたら救急車の中だった、その際に尾骨を強打し左肋軟骨を折った、その事故以来からだの左側がおかしい、明らか左手が伸びない、など。この方は左乳がんなんだけどエドガー・ケイシー療法によるがん治療で乳がんの場合は腕神経叢、太陽神経叢あたりに光線を当てるとあるので、オイルマッサージを頸椎から胸椎9番あたりまでの脊柱の際に施す。
この方の病の本質、本源は脊柱の歪みにあるのかもしれない。ケイシーがリーディングの中で最も多く語っていたオステオパシー、整骨療法が必要なのだろう。良かった、過去の怪我のことについて問診をしていなければこれに気付けなかったろう。ルチルクウォーツのお蔭である。
僕は整体の手技は持っていないが幸い鍼灸で長野式を学んできたので、長野式の脊際への横V字刺鍼がそれに対応してくれると考えている。あるいは棘突起間の靭帯への刺鍼も効果があるだろう。
びわの葉温灸が終わったのち、首、背中に脊柱を中心にオイルマッサージを施す。首の側面のこりが強い。肩甲骨内縁も同じだ。やや猫背気味なので胸椎6~9あたりの脇あたりの筋肉も硬直している。これらを両手掌でマッサージして終了。