みんな、動画を見てね。
原発で日々生成される放射性廃棄物を冷ますのには100万年かかるそうだ。そんなものを日々つくる社会にいま私たちはしているわけだ。
これは改めたい。いくらなんでも管理しきれないだろうよ。100万年あれば大きな地殻変動だって何度かるだろうし…。
以下、動画の会話内容をテープお越しされたものです。
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(前略)
小出氏:
原子炉の中には膨大な放射性物質が既に溜まってしまっていますので、
それが発熱をずっと続ける訳ですね。
そのために今、福島の原子力発電所は、炉心が溶けてしまうとか、
何とか冷却回路を作らなければいけない、という事で苦闘している訳です。
でも、計画的に止めるのであれば、
対処の仕方はもちろん容易ないろいろの事が考えられますので、
地震とか津波に襲われていきなりそういう状況に追い込まれるよりは、
遥かに良いと思います。
MC:何日位かかるのですか、停止するまでに。
小出氏:核分裂の連鎖反応が停止するまでには、
通常の操作であれば、たぶん1日2日、あるいは3日という、
その位の長さだと思います。
MC:その発熱が収まるまでには、どの位かかるのですか。
小出氏:収まりません。
MC:収まらないの?(思わず言葉遣いが)
小出氏:要するに、ずーっと続くのです。
MC:え!ずーっとって、何年位ですか。
小出氏:例えば今、福島の原子力発電所の事故が起きてから
もう既に2カ月経とうとしている訳ですが、
私達が崩壊熱と呼んでいる熱の発生量というのは、
たぶんまだ40分の1位にしか減っていないのです。
MC:2カ月で40分の1にしかなっていないのですか。
小出氏:これからは、これからは殆ど減りません。
MC:えー!こっからは減らないのですか、なかなか。
小出氏:はい。
MC:あらま!(素のリアクションが・・・)
それって、どれ位・・・あの、すみません、
何年単位じゃなかったら、何百年単位ですか。
小出氏:要するに、10年という単位では減りませんし、
それからもずっと熱を出し続けるので、
この原子力発電所が生み出したゴミというのを、
どうやってお守りが出来るかという事で世界中が困っている訳です。
MC:発熱って、何度位の熱がずーっと続くのですか。
小出氏:温度というのは、発熱の量とそれを冷やす能力、
除熱と私達が呼んでいる、とのバランスで決まるのです。
ですから、温度がいくらというふうにはすぐに言えないのですが、
例えば、核分裂生成物というものをガラスに固めるというふうに、
今日本の政府とかが言っている訳ですけれども、
そのガラスというのは、ガラスにした所でもう何百℃も温度があります。
MC:何百℃ですか。
小出氏:ですから、水を掛けたら、ジュっと言って蒸発してしまう、
そういう温度になっていると、初めは。
それをとにかく地面の底に埋めて、少しずつ冷やすようにして、
100万年じっとしておいて欲しい、と言っているのです。
MC:何ですって?(訊き方が怖い)
小出氏:100万年。
MC:ひゃく・ま・ん・ね・ん!(声が大きい)
小出氏:はい。
MC:100年じゃないのですか?
小出氏:はい。
MC:100万年、地面の深い所にずっと眠らせておくのですか!
小出氏:そうです。
というのが、日本政府の方針です。
MC:そうしているうちに、手で触れるような温度に、
100万年経ったらなるのですか。
小出氏:そうです。
MC:は~~~(絶句中)
(後略)