植物によるがん治療のお手伝い 聡哲鍼灸院日記

植物で心身を癒す施術の日々。そこから感じたこと、学んだことなど。。。

高知へ往診

2011年11月07日 21時04分03秒 | 癌治療・緩和ケア

一昨日の土曜日、午後のフライトで高知へ往診に行った。大腸がん肝臓転移の方で腹水が溜まっているとのことだった。高知市内の病院へ往診し3時間ばかり生姜湿布、里芋パスタ、びわの葉温灸をした。

6年くらい前に四国愛媛の今治に泊まりがけで往診に行ったことがあるけれども、それ以来の一泊を要する往診だった。今は飛行機が何便も羽田高知間を飛んでいるから朝行って夜の便でも帰れると思うけど、今回は泊まりにした。さらに次の日も朝の早い便しかないのでそれなら高知見物をしようと2泊してきた。高知は不案内なのでみかもでお世話になっている高知出身のスタッフの方に電話して、高知の見所を教えてもらった。

 

まず日曜だったので高知城下の日曜市に行った。朝市で延々と露店が出ている。農産物、海産物、たくさんたくさん。。。初めて知ったが高知は海のものも山のものも豊かなところなんだね。温かくて住むのにもよいところかもしれない。

余談だけど高知出身のその人が言うには高知の人間はまとまらない、応援とか協力とかしない、とか。坂本龍馬とか出てきても一つにはまとまらないとか。今回、高知を回って、それは暮らし向きが豊かで余裕があったから徒党を組まなくても良かったからではないかと思った。みんな貧しければ寄り添って協力しないと生きていけないけど豊かであれば一致団結する必要はないからね。

閑話休題。

 

日曜市をたっぷり1時間くらいみて高知城を天守閣まで登る。高知市内が一望できる。高くはない山々が重なって間近に迫っている。城内の歴史ガイドが興味深い。

高知城を見た後はレンタカーで伊野市の紙の博物館、工芸村へ。その蔵で、麻や木綿の古い労働者の端切を使って創作押絵を制作している作家 伊与木順子さんと彼女の作品を見ながら話し込んだ。

温かい人形達の姿が良かった。僕もぼろ切れが好きなので楽しかった。

その後、仁淀川の左岸をひたすら上って吾北のむささび温泉、そして戻って蘇鶴温泉に入り(この温泉は良かった)、暗くなってから桂浜を目指した。

夜の桂浜に着き、龍馬の銅像を見て、荒波打ち寄せる暗闇の海辺の恐ろしげな響きを聞きに浜に降り、アベマリアを斉唱してホテルに帰った。

 

なんとも忙しく巡った高知でした。

 

 

 


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