生物人類学は、人類はその環境に適応していく事を示唆しているが、
歯列不正、咬合異常、顎間垂直距離の減少などを治療した結果、肩こり、頭痛、耳鳴り、
難聴、喘息、メニエール、顎関節症、頚腕症候群、頚椎以上の患者に、
施術した結果、痛みの軽減及び治癒した多くの患者の症例が認められた。
これらは急激な環境変化に人類が適応できない結果、生じたように推測される。
伊藤吉美（1980年代初頭に口腔内科学を提唱し、口腔内科学会の創立者）
人は食を基本とする。
たとえ良薬を用いるとはいっても食をしなければ命を保つことはむずかしい。
だから人の良薬は、日々の食にあるといえる。
水野南北（「摂食開運説」を提唱した江戸時代中期の観想学の大家）
長寿の秘訣を聞かれて、
「食べ物を十分に噛んで食べているからです。」
「天は、私たちに３２本の歯を与えてくれました。
食べ物をいつも３２回噛んでから飲み込むようにしているのです。
自分の子供たちにもそれを言い聞かせ、毎回確実に守らせています。
だから皆元気です。」
ウィリアム・ユアート・グラッドストン（1800年代イギリスの首相を４度務める、
８８歳没、イギリスを代表する政治家）