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はじめよう!ボランティア

名作だと思う漫画は何ですか?

2016-02-12 20:57:42 | レポート

名作と言われれば、

いくつかの作品が鮮やかに浮かびます

まず、萩尾望都先生の「ポーの一族」。

時を超えて生きる吸血鬼一族の物語です。

全巻を一気に通読したあと、

なんとも言えない不思議な気持ちになったのを覚えています。

表現のしようがないのですが、

日常生活を送りながら

無意識の中に仕舞い込んで見ないようにして

けれど圧倒的に存在している根源的な寂しさが、

時間軸に従わずに紡がれる物語だからこそよけいに感じられ、

こわいくらいだったのです。

とくに「小鳥の巣」と「リデル森の中」が好きでした。

 

次に浮かぶのは、

同じく萩尾望都先生が同時期に描いた「トーマの心臓」。

自らの命を投げ出して、

恋しい人を、縛り付けている「罪」から開放し

赦しを得させようとする少年の想いを、

主人公が苦しみの果てに理解し、神の愛を知る物語です。

今でも覚えているセリフがあります。(正確ではありませんが)

「神様はなぜ、そのようにさびしいものに

人間をお造りになったの?

一人では生きていけないほどに。」

と尋ねる息子に、

父親が答えるのです。

「それは、人間が永遠であるしるしだよ。

宇宙はめぐる。

この花も実を落とす。

ごらん、永遠なるものを。

そこに神は住まいたもう。

私たちもいつかは同化し一体となり、あの高みへと飛ぶだろう。」

こ、これ漫画ですか

すごすぎないですか

それに、オスカーという

めちゃくちゃ素敵な少年、いましたよね

彼に恋した人、多かったのではないですか

かくいう私も・・(*^^*)

 

そのほかにもありますよ~名作!

大島弓子先生の「綿の国星」

木原としえ先生の「天まであがれ」「摩利と新吾」

青池保子先生の「エロイカより愛をこめて」 きゃー!少佐~

山岸涼子先生の「日出処の天子」

池田理代子先生の「ベルサイユのばら」

萩尾望都先生の初期の短編「塔のある家」

魔夜峰央先生の「パタリロ」

西尚美先生の「まひろ体験」

などなど

 

上記の作品は、みなメジャーなので、多くの少女マンガファンの知るところと思いますが、

どなたか、この作品知っている人いますかね?

何に掲載されたのかもわからないのですが、ひとつは、

たしか「こすもす坂で」というタイトルだったと思うのです。

読みきりの作品でした。

若い父親が幼い娘を肩車してこすもすを見せていたのだと思います。

やがて成長して嫁ぐ娘を送り出す父親に

肩車していた頃の娘の姿が浮かぶという、

いたってシンプルな物語だったと記憶しているのですが、

とても抒情的で哀しい作品で心に残っています。

もうひとつは、タイトルも定かでないのですが、

やはり読みきりで、

「エプロンの秘密」というようなふうな(^^;)タイトルだったような・・

やさしいおばあちゃんのエプロンのポケットにまつわる

とってもすばらしい名作だったんですよ!

 

さらにもうひとつ、

昔あった「女学生の友」という雑誌に

やはり読みきりで「赤とんぼ」というタイトルだったと思うのですが、

主人公の女子高校生が淡い恋をしていた幼馴染のお兄さんが

若くして病気で死んでしまう話で、

大人になった主人公が思い出の場所でその人を想い

佇んでいるところで終わるのです。

自分の死が近いことを知りながら、

泣いている主人公を後ろに乗せて青年が自転車をこぐシーンは

胸にせまりました。

彼はあのとき何を思っていたのだろうと、今でも思うのです。

 

このあたりの作品について

知っている人いたら、ぜひぜひ教えてください。

 

楽しいお題、ありがとうございました!

 

 


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