* with Knight *

愛犬ナイトとの暮らしを綴ります。
日々の出来事、手作りおやつなどなど・・・

時々ショードッグ

2017-03-28 | ドッグショー

来月、4月1日と2日の二日間、1年で一番大きなドッグショー

「FCIジャパンインターナショナルドッグショー」が東京ビッグサイトで開催されますね。

 

ジェットはショードッグと言うにはあまりに出陳回数が少なく、

時々ショードッグと言うよりも、ごく普通の家庭犬なのですが・・・ 

ジュニアでショーデビューをして以来、いろいろな方からよく

「ジェット君、今度はいつショーに出るの?」とありがたいことに気にかけていただいています。

ですが、ジェットは数年前からすでに引退状態になっています。

 

本当は、マイペースでのんびりと、もう少しショーを続けたい気持ちもありましたが、

数年前に良性腫瘍を5か所摘出する手術を受け、その後、飾り毛がなかなか生え揃わなかったために

エントリーだけしては結局、辞退すると言うのを何度かしていました。

 

その後、コートも揃ってきたし、そろそろ・・・と思っていたところへ

ショーに出陳する犬はマイクロチップを入れている事が必須となったのです。

 

ジェットを迎える前から、マイクロチップを入れたいと思っていたものの、

ジェットを生後2ヵ月半で我が家に迎えた直後に、

首の後ろ(通常、マイクロチップを入れる場所)に小さな良性腫瘍を見つけ、

マイクロチップを入れるのはずっと見送ってきました。

その腫瘍は数年前に手術で取り除いたのですが、ジェットは体質的に腫瘍ができやすく、

手術で取り除いた首の後ろも皮膚が硬くなっていたりして、いろいろ考えると、

どうしてもマイクロチップを入れる気になれず・・・

それではショーに出陳できないので、引退することになりました。

 

ショーをしているオーナーさんならよくご存じだと思いますが、

ショードッグは通常、プロハンドラーさんのお宅に犬を数ヵ月から数年間、

ハンドラーさん宅に預けてショーに出ます。

 

夫は先代ナイトの頃からドッグショーに出したかったそうですが、

私はどーーーしても自分のコをプロハンドラーさんのお宅に預けて、

離れ離れに暮らすのが嫌でしたので、ショーに出すのは諦めていたところ、

預けなくてもハンドリングしてくれるプロハンドラーさんとの出会いがあり、

ショーチャレンジし始めました。

 

パパやママと離れて、プロハンドラーさんのお宅でしっかりお勉強をして

ショーに臨むショードッグ達とは違い、ジェットは常に甘あまな母と、毎日自宅での~んびり。。。

こんなのではチャンピオン完成なんて、夢のまた夢かもね~なんて思っていたら

プロハンドラーさんや、お手伝いをしてくださった方々のおかげで

チャンピオンを完成することができ、それに加えて、

FCIインターナショナルドッグショーでBOB(ベストオブブリード:チャンピオン犬達を含め、

その日のすべてのゴールデンの中で1席に選ばれる事)をもらえたり、

同じく、FCIインターでAOMをもらえたり、ゴールデン・レトリーバーの単独展でも

AOMをもらえたりと、予想を遥かに上回る結果を出してくれました。

 

ドッグショーはFCIインターのような大きな規模のショーから、

クラブ展、連合展のような小さな規模のものまでありますが、

FCIインターのような大きなショーで、受賞するのは本当に本当にすごく大変。。。

なにしろ、プロハンドラーさんのお宅できっちりお勉強をしたショードッグ達や、

毎週ショーに出ていたり、常に上位にいる大ベテランのショードッグ達が

ずらっと勢ぞろいしますから。

 

そんな中で、ショーに出るのは年に数回だけという普通の家庭犬のジェットが

予想以上の結果を残してくれたのは、もちろんジェットが頑張ってくれた事も大きいけれど、

やはり何と言っても、私のわがままなショーチャレンジの方法を許してくださったブリーダーさんや、

預けなくてもこのような結果に結び付けてくださったプロハンドラーさん、

そしてショーのたびにジェットのお世話をしてくださった皆様のお陰だと思っています。

皆様に心から感謝しております。

 

随分と前にも、お立ち台写真を載せたことがありますが、

これでショー引退と言うことで、再度載せておこうと思います。

写真のプロハンドラーさんは(リザーブ時を除き)、ずっとお世話になっていた北川プロハンドラーさんです。

 

 

 

FCIインターナショナルドッグショーにて、BOB受賞の時のお立ち台写真。

オーナーの私から見ても惚れ惚れする凛々しさ(←いつもの親ばか

 

 

 

 

こちらはまだチャンピオン完成前、ジュニアクラスでリザーブに選ばれた時です。

ジュニアクラスなので、まだまだお子ちゃまのジェットです。 

 

 

 

こちらはチャンピオン完成の時。しかもWDにまで選んでもらえました。

 

 

 

ゴールデン・レトリーバー単独展にてAOMの時。

チャンピオン完成直後のショーで、まだまだお子ちゃまっぽいジェットですが

大ベテランのチャンピオン犬達がずらっと並ぶ中で、ジェットはよく頑張りました。

 

 

 

こちらはFCIインターでAOMの時。

コートがスカスカな時期でしたが、嬉しい結果をもらえました。

 

 

 

 憧れのキャシブカードもいただけました。 

 

 

 

ドッグショーなんて、ただのビューティーコンテストでしょ?などと思っている方もいらっしゃるでしょうが、

犬種ごとのスタンダードを守るためには大切なものの一つなのです。

どの犬種も、最初からその犬種が存在したわけではなく、改良に改良を重ねて出来上がった犬種なので、

スタンダードを無視したブリードをしてしまうと、本来のあるべき犬種の姿や特徴、長所などがどんどん崩れてしまいます。

 

私はどんな犬種(猫も)でもミックス犬でも大好きですが、特にゴールデン・レトリーバーという犬種がとっても大好き

この先もずっとこの犬種が健全な姿、特徴で引き継がれるといいな~と心から思っています。

 

いろいろ大変な事もあったドッグショー。

超ヘタレなジェットですが、本当によく頑張ってくれました。

じぇっと君、たくさん頑張ってくれてありがと~

 

ジェットを応援してくださった皆様方、本当にありがとうございました。

 



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