今は2015年の11月で、今頃になって去年の記事を書いております
ですから、手術(良性腫瘍摘出)をしたのは去年の10月で、
今は何の問題もなく過ごしておりますので、どうぞご心配なく~
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良性腫瘍を取り除く手術をしました。
縫い傷が痛々しかったのと、コートが伸びるのに時間がかかりましたが
体調が悪くなることもなく元気に過ごしております。
ジェットの身体に初めてシコリを見つけたのは、
パピー(生後2ヵ月半)のジェットを迎えた直後、
首の後ろに5ミリくらいの小さなシコリを見つけました。
驚いてすぐに腫瘍専門医の獣医さんへ連れて行き検査。
結果は良性との事で特に取る必要もなく、その後もマメにマメに検査に通っておりました。
1歳近くなったらマイクロチップを入れようと思っていましたが、
シコリの近くなのでマイクロチップは見送ることにして、
そのまま現在もマイクロチップは入れておりません。
そうこうしているうちに、今度はお尻辺りにまた5ミリくらいのシコリができ、
そちらもすぐに検査、首のシコリと同じく良性なので取る必要もなく
マメにマメに検査し続けておりました。
さらに左肘に、まるでお米の粒が1粒ぶら下がったような小さなイボ?シコリ?ができ、
その後、首から左肩寄りにも同じくお米のようなイボ(シコリ)ができました。
どれも検査結果が良性で、首のシコリとお尻のシコリは何年もかけて本当に少~しずつ大きくなるものの、
腫瘍専門医の先生も取る必要はないと言うのでマメに検査や観察をしており、
ずっとこのままだといいな~と思っていたら…
お尻のシコリがだんだん硬くなってきて、形も半球形からまん丸の球の形になり
随分とシコリが硬くなったな~と思っていたら、ある日、破裂しました。
破裂と言ってもパーンと割れるわけではなく、
ぷちっと2か所穴が開いて膿と血が出ました。
↓ そのシコリと穴です。
中の物が出たせいか、シコリが小さくなったので、そのままなくなるといいな~と期待しました。
そのような経過でシコリがなくなったことが過去にあるからです。
ですが、今回は数日後にはまた膿がたまって元の大きさになり、開いた穴から血と膿が出ていました。
獣医さんはもう少し様子を見てもいいけれど…とのお話しでしたが、
パパ(医療従事者)が
「手術して取っちゃったほうがいいんじゃない?」と言い出しました。
どうして?とパパに聞いたところ・・・
「たぶん中に膿がたまる袋(嚢胞)ができているから、手術でその袋ごと取り除かないと
ずっとまたこの繰り返しになる。その場合、常にその部分の皮膚が炎症を起こしていることになるし、
身体のどこかが常に炎症を起こしている状態でいるのは、身体にとって良くないから
手術して取ってもらったほうがいいと思うよ。」と言うので・・・
獣医さんにそのままお話をしたら、獣医さんも同じ意見でした。
ならば早く取ってしまおう。
そして、この際だから全部まとめて取ってしまおうと言うことになり
手術をすることになりました。
手術をする場所は首の後ろ、お尻、左肩寄りの首、左の肘の4か所プラス、
なんと、手術の前日に左前脚の内側に5ミリくらいのまだシコリにもなっていないような
薄っぺらくて小さな膨らみを見つけたので、それも合わせて合計5か所の腫瘍摘出手術をお願いしました。
全身麻酔での手術ですので、念のために1泊入院。
次の日は朝一番にお迎えに行き、無事に退院できました。
まずは首の後ろ。
パピーの頃に見つけた時は5ミリくらいでしたが、少しずつ大きくなり
手術の時(6歳)では3センチ弱の大きさでした。
シコリの大きさの割に切開部分が大きいのは、念のためにマージンを多めに取ったから??
それにしても開口が大き過ぎるような・・・
左肩寄りの首。
まるでお米の粒のような小さなシコリが、一粒だけぷら~んとぶら下がっているような状態でしたので、
そこだけ切り取ることもできましたが、念のために切開し、
皮膚の深いところから取り除いてもらいました。
シコリの大きさは、お米の粒そのものの形と大きさでした。
お尻辺り。
やはり夫の予想通り、膿が入ってる袋(嚢胞)があったそうで
その袋ごと全部取り出してもらいました。
パピーの時は5ミリでしたが、首のシコリと同様に少しずつ大きくなり、
手術の時は3センチ弱でした。
左肘。これも左肩寄りの首部分と同様に、お米が一粒ぶら下がっているようなシコリでしたが
切開して深い部分から取ってもらいました。
大きさは左肩寄りと同じく、お米の粒そのものの大きさと形でした。
手術日前日に見つけた左前脚内側の小さな部分です。
大きさは5ミリ弱で、膨らみに気が付かないくらい薄っぺらなシコリでした。
帰宅した日は少し疲れていましたが、次の日からは元気になりました。
↓ お口に咥えている赤いものは、ジェットのレッグカバー。
お散歩時に脚の傷を保護するためのレッグカバーをどこからか持ってきて
イタズラを始めるなど、おふざけを開始していました。
5か所の除去手術で、合計35針
シコリの大きさに対して、切開が大き過ぎる部分がある気もしましたが、
あえて先生には聞きませんでした。
(パパに止められたから〜)
お腹を開いて内臓をいじる手術とは違い、皮膚の手術ですので回復は早いのですが
縫い傷がとっても痛々しいですし、
きっと引きつったり、気持ちが悪い部分も多いと思います。
でも、ありがたいことにジェットは私が心配していたほど気にすることはなく、
たまに舐めたり噛んだりしようとする程度で、
その時は気をそらしてあげれば
どうということはなく、傷口の直りも順調でした。
病理検査報告書です。5か所の腫瘍はすべて良性。
どんな腫瘍なのか、すべて詳しく書いてあります。
(私があれこれメモした字が汚いので、ボカしておきました。)
良性腫瘍は一般的に、まず悪性になることはないと言われていますが、
今回の5か所のうち、2か所のシコリは良性ではあるものの、
7%くらいの割合で悪性になることがある良性腫瘍の種類だと、
最近の研究でわかったそうです。
ジェットはその2か所の腫瘍も完全に取り除けており、
マージンもマイナスですので、
その部分に関しては、今後も一切心配ないとのこと。
ジェットは6歳。大型犬は7歳から老犬と言われていて、
今後は手術するのも身体の負担が日に日に大きくなると思うので
今回思い切って全部取り除いてもらって良かったです。
手術や入院も事故やトラブルなく、無事に済んだことに感謝です。
手術と入院中はもう心配で心配で心配で心配で…∞
パニックになりそうなくらい心配でたまらなくて、一睡もできず
ただただジェットのことしか考えられませんでした。
すべてが無事に済んだことに、本当に心から感謝しています。
どうしようもないくらい可愛いくて大事な我が家のじぇっと君。
ジェットはこの先も、ずっと健康で長生きできますように・・・