* with Knight *

愛犬ナイトとの暮らしを綴ります。
日々の出来事、手作りおやつなどなど・・・

ふだりだけで

2010-06-30 | おでかけ

 

先週、3泊4日で旅行に行ってきました。しかもジェットと私のふたりっきりで

行き先は、ナイトと想い出たっぷりのあの場所。
この2年間、どうしても行けなかった場所です。


ジョンは可哀想だけれどお留守番。とても良いケアをして下さるところで預かって頂き、
夫は普段通り、仕事でした。(金食い虫の犬達と妻がいるからしっかり働いてもらわないとね~:笑)

旅行の様子は後日、ボチボチと更新する予定です


三回忌

2010-06-20 | 日記

お墓参りに行ってきました。
早いもので、明日でナイトの三回忌。


 


お花のアレンジメント、お線香、おやつを持って行き、卒塔婆をお願いして、
お経をあげて頂きました。


 *****


そして、私の心境などなど・・・


夫に「あれから2年たっても、(ナイトままは)なかなか元気になれないねー。」と言われ、
様々な思いで頭がパニックになり、また泣いてしまう情けなさすぎる自分・・・。

三回忌・・・
思えばナイトが来る前にいた猫のラミちゃんが亡くなった後、かなり深刻なペットロスに
なったものの、それから2年後には何とか受け入れていて、ナイトとの生活を楽しんでいました。

(もちろん、ラミちゃんの事を思わない日はなく、寂しい気持ちはずっとありましたが・・・
 今となっては、なんて幸せなお別れの仕方だったんだろうとつくづく思えます。)


なのに、ナイトがいなくなって同じ2年がたち、ジェットやジョンを迎え、新しい愛情を抱きつつも、
ナイトの事ではちっとも変わらない自分・・・


以前は一緒にいた年数が長ければ長いほど、いなくなった後は辛い思いをするのだと思って
いたのですが、(私の場合)それは全く違うのだと、ナイトの事で痛いほど知らされました。


別れるのはただでさえ悲しいのに、寿命とは思えない若さで、可愛くて可愛くて仕方がない
ナイトと別れなければならない事・・・

この2年間、ずっと苦しかったのです。。。
それでも、私を気遣ってくれる人達から「大丈夫?」と聞かれれば、「大丈夫!大丈夫!」と
答えるしかなく・・・


ナイトが我が家に来てくれて、一緒に過ごしてくれて、本当にとってもとっても楽しくて
幸せだったので、ナイトへの感謝の気持ちを込めて、そして私を気遣ってくれる人達への
お礼の気持ちも込めて、一生懸命に頑張っているつもりなのに・・・
どうしても元気になれませんでした。


どうしてあの若さで?
癌の中でも、どうしてあんな癌になってしまったの?
どうしてあれほど早く進行したの?
もしも運命で、最初から寿命が決められていたとしたら、どうして短い寿命の子に
ナイトが選ばれたの???


そしてずっと、自分を責める事をやめられなかったのです。


腫瘍専門医と循環器専門医のドクターに、ドッグドック(かなり詳しい健康診断)をしてもらい、
何ひとつ異常がなく、健康そのものだったのに、
その後に癌
ができてたったの1~2ヶ月位で全身に広がり、亡くなったと考えられるのですが、
最後に撮ったレントゲンには、その短期間に何度もいろいろな臓器が破裂した形跡がありました。

でも、その間、症状として私は何も気付けませんでした。
毎日全身をチェックし、しっかり見ていたつもりだったのに、何ひとつ分かりませんでした。


2歳の時にできた米粒ほどの小さなできもの(それは良性でした)はすぐに見つけられたのに、
体の中で臓器のいろいろな場所が破裂するという、そんな重大な事には全く気付かなかったのです。

その際に気付いたとしても、癌の種類とナイトの場合はどうする事もできなかったと先生に何度も言われましたが、
例え結果は同じでも、私は気付くべきだったと思うのです。
寿命は同じでも、その1~2ヵ月の間、少しでもナイトが楽になるよう、ケアをするのが
当然だと思うのです。。。


破裂すれば出血するので、普通は倒れたり動けなくなったり、出血したり、貧血症状が出ます。
軽度であっても、動くのを嫌がったり、立ち止まったり、元気がなかったり・・・何かしら症状が
出るの
ですが、ナイトは全くそれらの症状もありませんでした。


症状はなくても、痛みはあったに違いありません。
何しろ臓器が破裂し、出血するわけですから・・・
それでも私には、いつもの全く変わらないようにしか見えませんでした。

破裂して出血し、お腹に溜まった血はどこへ?と先生にお聞きしたら、ナイトは
体力があり元気だったので、破裂して出血するたび、すぐにその血を体が吸収して
いたのでしょうとの事。(吸収しても、当然、癌が良くなるわけではありません。)

そんなことできるの?と思いましたが、確かに、亡くなる2日前(病院に連れていった時)に
お腹が膨らんでいたのですが、その日の夜には普通に戻りました。

短期間で何度も吸収した後、最期の日はさすがにもう吸収できなかったようで、
ありえないくらいお腹も背中も膨らんでしまいましたが・・・


そんな状態から考えると、ナイトは短命だったけれど、体は強かったのかもしれません・・・

いつもスーパー元気で超タフで、本当によく走って、よく泳ぐナイト。
短い一生でしたが、その間に走った距離は、普通の犬の3倍以上、いやいや、それ以上
あるのでは?と今でもよく思います。

きっと神様が、寿命が短い分、ナイトにタフな体を与えてくれたのかもしれません。。。


亡くなる日、ナイトは本当に痛くて苦しくて、どうしようもないくらいに辛かったでしょうに、
タフなナイトらしく泣き声ひとつ上げず、ひたすら耐え抜き…私達の腕の中で息を引き取りました。

破裂によって、体内に溜まった血液で異常なほどに膨らんだ体からは、とても綺麗に血が
外に出たため、コートが汚れる事は全くなく、体の膨らみもなくなり、元の体に戻りました。
それでも、出血した量は恐ろしいほどの量で、おしっこシートのワイドサイズを1パック使い切ったくらいでした。



まだ5歳のナイト。
1~2ヵ月というあまりに短期間で癌が進行した為、どこかが衰える暇などなかったのでしょう・・・

体の中は癌だらけの恐ろしい状態だったのですが、それとは正反対にコートはキラキラ、
筋肉モリモリ。
ネンネしているだけ?・・・そうじゃないとしても、今から生き返るのでは?と思えるほど
ピッカピカに綺麗な状態のまま旅立ったナイト。


亡くなるほんの少し前のこと・・・
もう全く動けなくなり、顔を上げることさえできなくなったのに、ナイトはふと顔を上げ、
泣くのを我慢している私の目をじっと見つめて、尻尾をぶんぶん振ってくれました。

(私はナイトが尻尾をぶんぶん振る姿が可愛くって大好きで、いつもナイトが私を見て
尻尾を振ると、私は「ナイ君が尻尾ふるとママも嬉しい~♪」と言っていたのです。)


あんな状態でも私に尻尾を振ってくれるナイトに 「ナイくん、ママに尻尾ふってくれるの~?」と
言ったら、さらに尻尾をふりふりし、ナイトの表情がとっても嬉しそうに見えました。
今でもその時の可愛いナイトのお目目、可愛いお顔をしっかり覚えています。

ナイトは、私が悲しむのではなく、笑っていて欲しいのですよね。。。


正直・・・今でも悲しくて、辛くて、気持ちを表す言葉が見つかりません・・・

でも・・・
もしもまた神様が、5歳までしか生きられないナイトと、その何倍も生きられる犬と、
どちらかを私に選ばせてくれるとしたら・・・
こんなに悲しく辛い思いをすると分かっていても、私は迷わずナイトを選びます。

このことがすべてなのですよね。

だから、もう逃げるのではなく、どんなに辛くてもちゃんと受け入れなければ・・・
そう思った三回忌でした。


大好きなナイくん、産まれてきてくれてありがとう。
愛情や喜びや楽しみ、幸せをたくさんくれてありがとう!




  
         ☆ 
5歳のBirthday ☆

  


結果OK

2010-06-11 | 日記

先月末にも健康診断をしたジョン。

2カ所の悪性肥満細胞腫も、先生のお見立て通り特に変化なし。
その他もすべてOKでした。

癲癇発作のために1年以上、お薬を飲み続けているので、肝臓の値が心配でしたが、
血液検査の結果もすべて正常値でした♪

推定年齢、9歳~10歳のジョン。
高齢だし、ガンと癲癇持ちなのに、本当に元気でありがたい限りです。

「もしかしたら、その年齢で病気がない子よりジョンのが元気かも?」と思えるくらい元気です。



 パソコンをしている夫の横で、とってもご機嫌なジョン♪

 




 我が家のベイビーちゃん、じぇっともご機嫌♪

 




ジェットと遊んだり、私と遊んだり、夫に甘えたり・・・と一通り済ませたら眠くなるジョン。
               ・・・遊んだ後は、いつもぬいぐるみの糸くずがじゅうたんに散らばっていま~す

 


お手て

2010-06-06 | 日記

今日はお天気が良くって暑い日でした




 お散歩コースの中でもジョンのお気に入りの場所、竹藪です。ちょっと涼しい~♪

 



まだジョンが元の場所に繋がれていた時、初めてツメ切りをしてあげようと手を見て
びっくりしました。

当時、我が家にはナイトがいたのですが、モリっとげんこつを握ったような厚みのある
ナイトの手とは、あまりにも違うジョンのお手て・・・。

ジョンは指が全部開き、パーの形でペッタンコ。
そして爪がかなり長く、そのため血管が爪の先端までしっかり通ってしまっていました。

生まれ持った形もあるのでしょうが、それよりも一度も爪切りをしてもらっていない事と、
繋がれっぱなしでお散歩が一切なかった事も大きな原因だと思います。

長い爪を短くしてあげたかったのですが、ほんのちょっと切っただけで出血してしまうほど。
ショードッグは「爪をガッツリ切って、即、止血剤!」という、想像しただけでぞっとする事を
する場合が多いそうなのですが、それは絶対したくないので(ジェットもしていません)、
とにかくマメにマメに、頻繁に少~しつづ切り、だいぶ血管も短くなってきました。

まだまだですが、最初のパーの形から比べれば、ほんの少しは握ってきた気がします。




ボケボケ写真で分かりにくいですが・・・
一般的な子と比べるために~左の写真がジェットの手。
右はジョンの手です。爪もまだ長いのですが、これ以上切ると出血します。。。

  




ペッタンコで、握りどころか開いちゃってるけど・・・
ジョンのお手てはもみじみたいね~♪と見るたびに思います。