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神はサイコロを振らない the 9th day

2006年03月18日 12時01分22秒 | 神はサイコロを振らない
おだやかなラストでしたね~。

結局、402便の乗客が生還してきた!! なんて、大ハッピーエンドなラストじゃなかったけど、でも、満足ですぅ~~。

10日間がみんなの悔いのないものでよかったです。
たった10日でも10年後に現れることができてよかったです。

非日常的な設定だけど、日常を書いていく話だという、最初の方の番組説明の通りの話でしたね。

みんなの別れが穏やかでよかったです。


心残りといえば、ヤッチの花嫁姿が見たかったということかな。
でも、そういうつかの間の幸せより、402便の乗客の未来(?)のために長崎空港に行った哲がかっこよかったからいいですけど。

先進波が微弱で場所も近くないといけないなら、いっそ、飛行機飛ばして消滅地点に近いところに行っちゃダメだったのかなぁ? 他の飛行機の航行に支障を来たすからなダメ?

ちなみに、最初、「精神波」と「チェーン波」と聞こえて、公式のあらすじを確認しました。本当は「先進波」と「遅延波」でした。
ここらへんに関する説明が少なかったですね。分かりにくかったので、ググってみました。
先進波(超光速通信-Wikipedia)

だそうです。

それにしても、航星の書いた図面はすごかったですね。
あれは1・2日で書いたんですよね。
彼が生きてたら、その方面の分野で成功しそうです。
でも、そんな彼も一人の恋する少年でしたよね~。
瑠璃ちゃんとデートできると分かった時の反応がすごく普通の少年らしくてかわいかったです。


甲斐兄。
彼の時間は家族会を引き受けたことで10年前に止まったしまった。
そうだったんですねぇ。
なんだか、強引なところもあるし、あんまり同情してなかったんだけど、でも、彼も弟のことを10年間思い続けて来たんですよね。
自分のために家族会をやってきたと言ってたけど、でも、やっぱり人のためにやってあげてたことには変わらないですよね。
最後には、自分のやったことを心から尊敬してくれる弟と心を通い合わせることができてよかったです。


大屋本部長。
いつのまにこんなにいい人に(笑)
会社のことしか考えてないと思ってましたけど、ちゃんと402便の乗客や残された家族のことを考えてたんですね。
本部長自ら長崎に行くなんてかっこいいです。
おいしいところを攫って行きました(笑)


瑠璃ちゃんたちも和解できてよかったです。
あのまま別れていたら、ずっと二人は心にしこりを抱えてままだったから。
最後に瑠璃ちゃんのピアノに載せてみんなのラストが描かれていく姿は叙情的で美しかったです。


エントツオチャコ。
「私にとってお笑いNo.1です」
この台詞を桃子ちゃんは一生話していくんでしょうね。
今、エンタツアチャコのことを滔々と語るように、きっと、「エントツオチャコ」のことも語り継がれていくことでしょう。


アッチは最後まで人のことばかり考えてました。
歩いてる哲の足元に写真をおいて無視されると「見ろよ」って逆切れするところがおかしかった。
最後の手紙の「別の世界で5人の子供と情けない夫に囲まれて暮らしている」
その映像の旦那は良く見ると菊坊だった(笑)
ちゃんと言わなかったけど、でも、菊坊のこと好きだったんだね。

菊坊は菊坊で「俺のことは忘れてください」って「次に会う時に恋に落ちるため」に。
それにたいして、アッチは「消えるのが怖くなくなったよ」って。
アッチでも、やっぱり消えるの怖かったんですね。
怖くない人はいないだろうけど、でも、アッチはそんなそぶりを全然見せなかったから忘れてました。


ヤッチは、表面的な変わらないかもしれないけど、でも、10日前とは全然違った気持ちで人生が生きられるようになってよかったと思います。
年金だけをあてに暮らしてる人生が悪いとは言いませんけど、でも、それ以外に生きがいを見つけられるのって、もっといい人生だと思いますよ。
今のヤッチならまた新しい恋ができるかも。
哲也のこと忘れなくてもいいから、でも、好きな人ができてもいいと思う。


カトちゃん。
402便の乗客はもう戻ってこなかったけれど、カトちゃんの理論も外れました。
402便の残骸は発見されませんでした。
「パラレルワールド」はあるかもしれないってカトちゃんが言った時、この人が一番変われたのかもと、思いました。
彼も402便が消えたことにより苦渋をなめた人間ではあるんですね。
研究一辺倒だった彼が、恋をして、理論では証明できないことを認めるようになりました。
これからもカトちゃんの人生もより充実したものになるでしょう。


神はサイコロを振らないけど、でも、この10日間は神様がくれたプレゼントだったのかもしれないですね。
消えた乗客と残された人々の気持ちが昇華できるように。


おだやかで「ここっ!ここがいいのっ!」って騒げるドラマじゃなかったですけど、「いいドラマだったなぁ~」って心に残るドラマでした。
最初から期待値の高いドラマでしたけど、それに十分答えくれたと思います。


予想外だったのは、このドラマで山本太郎さんがかっこよく見えたことかな(笑)



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