普段我慢強く、泣き言を言わない 叔父 に頼まれて、病院に行った。叔父は膝が悪く、 歩行困難 になっており、病院に連れて行くことになったのだ。病院に着くと紹介状を添えて、 初診受付 をした。紹介状のないものは初診料2100円をいただきますと書いてあった。手続きを終えてしばらくすると病室に呼び入れられた。 医者 は叔父の膝を見るとすぐに 入院 を勧めた。叔父は以前から膝が悪くて、20年前に一度 人工関節 を入れる手術を受けていたが、手術から大分時を経過して、人工関節と脚の骨の間に入れてあった プラスチック が溶けてしまっていた。叔父は一人暮らしのため、身内である私たちにも迷惑をかけないようにと、プラスチックが溶けて、骨がぎしぎし音を発てているのにもかかわらず、何年間も痛みに耐えていたのだ。 骨の 痛みを放置 していたため、人工関節の金属も自分の脚の骨も削れて、ぼろぼろな状態になっていた。もっと早くに受診していれば、簡単な手術で済んだのに、下手をすれば、片足を切断しなければならないかも知れないと医者は言った。病院内は 工事中 のため普段でも歩きにくく、 車椅子 に乗っての移動は一苦労であった。種々手続きの後、急いで入院の支度を整えて、叔父を病室に送り届け、手術日を決めて、義父と二人病院を後にした。近くに住んでいながら、叔父に気を遣わせ、ぎりぎりまで我慢させてしまったことを深く反省している。
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妹も近頃膝が痛く手術をするしないと言って苦労していますが、人工関節を入れる方法もあるんですネ。
幻想的な水燈路を次回挑戦しよう思っています。