確かな記憶
2020-11-28 | 詩
たしかな記憶
雑踏で父さんを見つけて苦笑した
たしかにお父さんだったけど
子供の手をひいている若いお父さんだった
幼い頃
あんな風に手をひいてもらった
転ばないよう 迷わないよう
いつの間にか
一人で歩けるようになった
あの時 手をひいてもらったから
転んでも 再び挑むことができるのだろう
愛された たしかな記憶がこの手にある
雑踏で母さんを見つけて苦笑した
たしかにお母さんだったけど
子供の涙をふいている若いお母さんだった
幼い頃
あんな風に涙をふいてもらった
転んだ時 迷った時
いつの間にか
ささいなことで泣かなくなった
あの時 涙をふいてもらったから
迷っても 立ち直ることができるのだろう
愛された たしかな記憶がこの胸にある
愛された たしかな記憶がこの胸にある
第四十回 新潟県小千谷市文芸祭 現代詩の部 入賞しましたー
愛されたに共有できましたよ
ありがとうございます
辛いことがあっても、暖かい記憶があるから辛抱できるのだと思います。
入賞 ✨ おめでとうございます 💐
👏🍀
これからもご活躍を期待しています。
みんなみんな幸せでありますように。
短い言葉で世界を紡ぐのって本当に難しいことだと思います。完成した作品を共有してくれてありがたいです。
しみじみして、心が温まりました💖
なっちさんの夢がかないますように。
まだ、小学校に入る前くらいですね。
地元の福井県に唯一あるデパートに両親といっしょにいった時に、ふと、母との手を放して。
また、母の手を握って。と思ったのが、全然別の人で。ふと見上げて「知らない人」と思って。
両親と、いっしょに行った兄弟(兄、姉)にも笑われて。
何故か、その記憶が。
おそらく、60年近く前の記憶です。
福井県(行ったことありません)のデパートですかー。
かわいかったんでしょうね…
暖かいいい思い出ですね…
私も幼い子にお母さんと間違えられて手を握られたことがあります。
寒くなりました風邪などひかぬよう。