やぐるま草
2016-12-07 | 詩
母を想う時
寒い季節ばかり浮かぶのは
冷たい指先の記憶のせいでしょうか
あたたかくて優しい手なのに
通りかかった花屋の店先 やぐるま草に
ふるさとの山を思い出しました
薄紫のやぐるま草
ひかえめにたおやかに
かすかな風に揺れていました
母を想う時
暗い夜ばかり浮かぶのは
小さな灯りの記憶のせいでしょうか
春のひだまりみたいな人なのに
夜のしじまをぬって響いた鐘の音に
ふるさとの海を思い出しました
週末帰ります
寒い季節ばかり浮かぶのは
冷たい指先の記憶のせいでしょうか
あたたかくて優しい手なのに
通りかかった花屋の店先 やぐるま草に
ふるさとの山を思い出しました
薄紫のやぐるま草
ひかえめにたおやかに
かすかな風に揺れていました
母を想う時
暗い夜ばかり浮かぶのは
小さな灯りの記憶のせいでしょうか
春のひだまりみたいな人なのに
夜のしじまをぬって響いた鐘の音に
ふるさとの海を思い出しました
週末帰ります
第36回 文芸おぢや 現代詩の部 佳作
新潟県小千谷市は、西脇順三郎先生の生誕の地だそうです。
このブログを読んだ人には「天狗」の呪いをかけてやる。何か偉業を遂げ「すごいぞ自分」と天狗になってしまうだろう。
おソバ、いいですね。そろそろ年越しそばですね。
なんだかお腹が空いてきました。
ではでは。