「男達は、誰もが自惚れの病気を幾つか持っているのではないか?」
冷若霜は「あなたは、此処はまだ銀鈎賭坊だと知っているでしょう?」
陸小鳳は、知りもしないし更には聞いたことさえも無かった。
「あなたは、よそ者だったわ当然、知るよしも無い!」
陸小鳳は「その場所は秘密なのか?」
冷若霜の目が揺れ動きながら、彼をチラリと一目見て突然聞いた
「今日の夜、あなたは他に用事が有るのかしら?」
答えは当然「無いさ!」うっふ!用事が有っても、無いって言うさ♪あんたと一緒に居られるんだったら!
冷若霜は「あなたは、私がそこへ連れてい行くとしたら、見たいと思うのかしら?」
「思う!」
「しかし、私はそこの主人と絶対に見ず知らずの人を連れて行かないと約束した。もしも、本当に行きたいと思うのなら、どうしても承知して貰わなければならない一つの条件がある」と冷若霜は言った。
「その条件を、言ってくれ!」
「私は、あなたに目隠しをするわ、しかも絶対に盗み見るような事はしないと約束してちようだい!」
陸小鳳は、もともと行きたいと思っていたが、今は更に行きたいと思うようになった。またまた、悪い病気が・・・・・・・
彼は本来とても好奇心が強く、正にこの様な神秘的で刺激的な冒険が何より好きだ。
だから、考えなどしなくてもすぐさま答えた「承知した!」
彼は彼女が身につけている蝉の羽のごとく薄い絹の服を見つめて、ほほ笑みながら「私の目隠しをする布は、もう少し厚い布を使わないと、私は透かして見ることが出来てしまうぞ」またまた、何処を見つめているんでしょう(⌒┐⌒)
どんなに暗くても?
毎日、毎晩、年がら年中、尽きる事の無い暗闇の中にいると言う事はどの様な気持ちなんだろう?
陸小鳳はにわかに・・・・・・・
★★★ つづく ★★★
はてさて、目隠しをされて何処へ連れて行かれるのでしょう?
小さな、突っ込みを入れてみました、邪魔かもしれませんが妄想訳をしていて、思わず私の中から突っ込みたくなる衝動が・・・・これも病気でしょうか?
どうぞ、お見限り無くお付き合い下さいませ~