山口県防府市向島小学校の寒桜です。
20年くらい前この桜を初めて見た時、その存在感に圧倒されました。
校舎の前に伸びやかに立つ一本桜。
この手前は広い運動場で、他に目立つ木も無く
「この桜を中心にして、学校内のあらゆる物が配置されている」という印象さえ受けました。
太い幹に寄り添って見上げると半円球に見え、
美しい淡紅色の花陰に、何羽もの鳥たちが休み場を求めて集まっています。
――鳥たちの楽園――そんな言葉が浮かびます。
しばらく見る機会が無かったのですが、4,5年前から花の季節にはまた行くようになりました。
現在は保存のために柵が巡らされ、もう幹のすぐ傍に立つ事は出来ません。
卒業生が寄贈して、樹齢100年位らしいので大切にされているんですね。
卒業式に合わせるように満開に咲く寒桜。
卒業生は小学校の思い出を振り返る度に、いつもどこかでこの花が咲いているんでしょうか。
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