回転寿司の日記

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義父の入院

2018-03-02 22:29:10 | 生活

先週の木曜日からこの1週間は、同居の義父の入院という我が家にとって非常に長い1週間となりました。

風呂場で倒れている(浴槽に上半身が沈んでいる状態)義父を発見したのは、2月22日木曜日、午後9時40分頃です。発見した時は、呼吸が無い状態でした。

今年85歳になる義父ですが、今まで体調不良もありませんでした。ただこの日は、夕方ころからなんだか調子が悪いと帰宅した僕に家族が告げましたが、具体的には立ち上がる時に、右手右腕等右半身にに力が入らず歩行に少し難渋している様子でした。ただ、夕食は普通に食べたので、これ以上具合が悪くなれば医者に連れて行こうと軽く考えていました。食後、僕は2階の自室に戻り、ドラムの練習をしていたんだけど、どうも気になり、下に降りて、ふと風呂場を覗くと上記の状態でした。

それからは、もう大騒ぎです。僕は、浴槽に頭を潜らせた義父を引き上げ、「お父さん、しっかり、しっかり!」と必死に背中を叩きました。女房は救急車を呼び、到着まで背中を叩いていると、呼吸が戻ってきました。ただ、意識はない状態です。10分後の午後9時50分に救急隊到着後、毛布で義父をくるみ、病院の救急外来へ搬送です。発見後、20分くらいで病院へ搬送できたのは幸いでした。病院では、CT検査、MRI検査とやってもらいましたが、脳疾患、心臓疾患と目に見える形で異常は見当たらず、神経内科の医師はとりあえず、意識障害という病名を出します。その場で、「延命治療」をするかしないかと医師より返答求められるけれど、その場で即答は家族としてはできませんね。

救急外来の処置室から、2階の集中治療室に移動です。ここで、担当の神経内科の医師より人工呼吸吸気の装着をしてもらいました。翌日金曜日は丸1日、人呼吸器で息をしているものの、意識は戻らない状態です。2月24日、土曜日には主治医が救急救命の医師に変更となり、改めて家族へ今後の治療について説明です。

医師の説明は、軽い心不全の兆候もあるが、原因はわからない。ただ、浴槽に頭部が浸かり、その間呼吸がとまり、肺にも水が入り、肺炎も起こしている。現状、麻酔をかけているが、麻酔が切れてくると、意識が戻る。その後、人工呼吸から自然呼吸に切り替える試みをするが、肺活量が弱く、やはり人工呼吸に戻すかもしれない。ここで、再び、医師より「延命治療」をするかしないかを、問われました。人工呼吸器をずっと装着の決断をすると、それを外した場合は、死を意味し殺人罪を医師は追及されます。だから、ずっと植物人間状態です。・・家族はつらい決断です。最悪に備え、親戚への告知セレモニーの準備、社会保険等の手続、各種届け出等、準備も初めました。

土曜日までは、重苦しい雰囲気でしたが、翌日曜日に、奇跡的に義父の意識が戻り、写真のとおり、声は出ないけれど、筆談でコミュニケーションがとれました。ただ、問題は人工呼吸器が装着のままなので、自然呼吸に戻った場合、義父の症状がどうなるか?非常に心配でした。看護師からは、呼吸障害がある場合、喉に穴をあけ再び人口呼吸器を装着しても良いか?とも問われました。

ただ、幸いに火曜日に人工呼吸器が外れ自然呼吸に戻しても障害は無く、義父も頭はしっかりしており、会話もスムーズでした。医師には何らかなの障害が残るかもしれないと告げられましたが、四肢の麻痺等も無く、木曜日には一般病棟に移ることができました。金曜日になり、治療は点滴のみとなり、それ以外の投薬はありません。食事も毎回とも完食です(笑)

なぜ、意識障害が起こったか・・その原因が分からず、家族としては再発が心配ですが取りあえず峠は越えたかな?と思います。長い1週間でしたが、家族で力を合わせやることはやったとほっとした思いで、ここに少し記録を書いてみました。たぶん、来週には退院かもしれません。病院は治療のみでリハビリは面倒みてくれません。ただ、歩行は当面難しいし、日常生活には支障が生じるため、退院に向け今日金曜日に、早速介護支援センターで介護のサービスを受ける申請をしてきました。

とりあえず、このお話はここまで。


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