今週は、水曜日、金曜日と休みなもので・・久しぶりにちょっと本を読んでみましたよ!
今年の8月3日、小説家の阿川弘之さんが亡くなられた。享年94歳。(大正9年12月生まれ)
師である、志賀直哉が88歳で亡くなったわけだから、師弟共に長生きでしたね。
8月に亡くなられたけれど、なかなか、こちらも忙しいというか、雑用多くて阿川さんに対し触れる機会がとれんかったけど
ようやく!ということで、久しぶりに阿川さんの、本2冊を少し読みましたよ!
「天皇さんの涙」は、月刊文藝春秋の巻頭随筆「葭の髄から」の平成19年3月号~平成22年9月号の随筆をまとめたもの。
「鮨 そのほか」は、阿川さんの近年の作品で、全集などから漏れた作品等を、著者自ら取捨選択しもとめたもの。
いずれも、阿川さん作家生活・・最後の作品ですね!
ただもう、最近は上下2冊の長編の本なんて無理!時間の余裕はあるけど・・根気と体力がありませんわ!
文庫本の小さな字も段々、負担になってきたしね。
だからこの2冊も、短編や短い随筆まとめたものなので、かろうじてなんとか読める(笑)
読書ができるのは、せいぜい30代前半までの気がするな・・・
阿川さんの著作は、読みやすいし、ものの見方が偏らず広い視点で見てるし、食べ物の話し、乗り物の話し
海軍の話し、その扱う対象幅広くて・・どれも面白かった!
特に・・食べ物の話しで、作品に「食味風々録」というのがあるけど、食材、料理の知識は半端じゃない・・
その造詣の深さにびっくりしますわ!阿川さんの自説に「飲食店」は絶対チェーン展開等規模拡大したらダメ・・というのがあるけど・・う~ん・・
造詣といえば・・阿川さん、バクチも好きで(笑)・・その、著作に、自身の体験としてよく花札のコイコイや、マージャン、ポーカーなどの話しがでてくる
海軍の山本五十六も、マージャン、ポーカーが大好きだったので・・阿川さん、山本さんには非常に親近感をもったと思う。
マージャン小説といえば、阿佐田哲也の「麻雀放浪記」が有名だけど、阿川さんも、その気になれば、バクチにかんする著作は書けたかな?
阿川さんの本、読書歴は、4~5歳?保育園の頃はじめて読んだ「きかんしゃやえもん」~「山本五十六」、「南蛮阿呆列車」、「志賀直哉」など結局
読書歴は50年になりますね~
阿川さんの生まれた大正9年、1920年は、戦艦長門完成した年(竣工)
同い年ということもあり、阿川さんの著作には「軍艦長門の生涯」という作品がありますね!
阿川さんにとって、一番思い入れの深い・・フネだと思いますよ!
長門の主砲は直径16インチだけど、僕のライドシンバルも16インチ・・そういう意味で親近感わきますね!
たぶん、海自は次の大型艦の名称に「ながと」を命名するんじゃないかな?
阿川さんの、娘に、阿川佐和子さんがいるけど、僕が学生の頃、ちょうどTBSの夜のニュース番組でアシスタントを務め、なんだかんだで
テレビで30年以上見ていますね。
阿川さんが亡くなり・・それを偲ぶ代わりに、阿川佐和子さんの番組・・
今、毎週土曜日朝の7時台に、TBSで「サワコの朝」という、対談番組やってるけど、対談の名手で、毎週録画してみております!
サワコの朝
http://www.mbs.jp/sawak
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