とこのへや

とこの雑貨と、とこのお洒落着。とこは樺太に住んでいたことがあります。とこの嫁の体験談、日記、備忘など。

美容室で

2022-10-17 01:48:01 | 日記
月に1度、というわけでもないけれど、とこ嫁とて身だしなみを整えるため美容室を訪れる。
これがとこ嫁にとってはとても興味深い場所なのだ。


そこは、かつて姑とこが通っていた美容室で、「ヘナが安いの」と紹介されて通うようになった。
とこは、亡夫に髪を短くしないで、と云われたことがあったそうで、毎度ヘナとカットをお願いして、豊かなボリュームのある髪をボブにしてもらっていた。

短く、とは、「もんちっちみたいなの」は嫌だ、ということだったらしい。
でも「サ高住」に移る少し前に、もういいのよ、と言って、ヘナも頼まず、カットも短く切って欲しいと、自ら申し出たのも、今とこ嫁が通うこの店であった。

ヘナが安いだけでなく、そこの店長の女性がとても手早く仕事が丁寧であることを、とこは評価していた。

このお店は担当制でもなく、指名できるわけでもない。
予約もできない。来た順にやる。閉店時間までに終わらない場合は、入店する際に断ってしまうスタイル。その分安いのかもしれない。

以前は、店長以外のスタッフはよく入れ替わっていて、たまに若い人がやってくれた時は、割に雑な扱いをされたり、ブローがいい加減だったりした。
ここのところ、スタッフの入れ替えは少なくなり、とこ嫁と同年代だという女性がよくやってくれていた。
今日はその女性が不在で、店長と金髪少女の二人体制だった。
席は空いていたが、とこ嫁と同じヘナ+カットの人が二人いると、金髪少女は今はまだカットやカラーは担当できないようで、タオルを用意したり、床に散らばった髪の毛を掃き集めたりといった作業をしている。金髪少女で、幼い話しぶりではあるが、指導されていることを忠実に行っているといった、いたって真面目な勤務ぶりである。
それに、金髪少女には、とてもいいところがある。

たとえば店長の手つきは一定の強さで、危なげない。金髪少女の手つきは、ややどぎまぎが伝わってくるような、慣れない感があるけれども、ものすごくふわっとした感触がある。
もしとこ嫁が猫だったなら、この手に撫でられたらすぐ喉を鳴らすことだろう、と思うほど、ふわっと、なにか良い波動でも出ているのかというくらい、不思議ないい感触がする。

これはなんだろうか。

きっとこの金髪少女は、将来カリスマ美容師になるに違いない。

などと思いながら、もうひとつの学び、女性週刊誌を読み漁るのである。

ここではゴシップ以外に健康と美容、それに手軽な料理を学べる。
今日は高脂血症やらコレステロール値が高い人にお勧めの、味噌のお話や、この病気になったらこのくらいの治療費がかかる、という内容が興味を惹いた。

味噌は白みそと赤みそを混ぜていただくのが良いらしい。お味噌汁のみそを工夫し、具も野菜、キノコ、海藻の3種類を入れたほうがいいのだそうな。
前回ヘナだけのため訪れた際には、なめたけ茶漬けの梅味バージョンの作り方(えのきをざく切りして酒、みりんと麺つゆ、水を大匙3に叩いた梅干し3つで中火で煮る)を見て、早速試したら、まだ暑かった毎日に、美味しいそうめんの具となって家族に喜ばれた。

もちろん、最近英国女王の葬儀に愛子様がご参列なさったのは雅子様のご意向があったのだ!という話題もなるほど、と読んだものよ。そういったあれこれを満喫して、近くのスーパーで西京味噌をとえのきだけを買って帰宅の途についたのであった。

また訪れるのが楽しみである。
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