今回は冬の野鳥散策時のグッズについてです。
このところ、朝の寒さは厳しいものがあります。
野鳥散策は朝早いので関東でも1℃、2℃はあたりまえ、気をつけないとマイナスの時もあります。
そうなると、ウェアも大事ですが色々と暖を取るグッズを考えます。
そのうちのひとつ、ハンディウォーマーについて取り上げてみたいと思います。
ハンディウォーマーってカッコよく書いてますが、要は昔からあるハクキンカイロ方式のカイロです。
今までは、使い捨てカイロを使用していましたが、以前いただいたハンディウォーマーがあることに気づき、使ってみたら「こりゃいいわ」となり追加で購入して野鳥散策時に使用しています。
私が使用しているのは、本家ハクキンカイロではなくZippoのハンディウォーマーとマルカイコーポレーションのハンディウォーマーminiです。
マルカイコーポレーションはZippoの正規輸入代理店ですが同じようなハンディウォーマーをjun-collectionというブランド発売しています。
原理、構造は全く一緒でカイロ本体に綿が詰まっており、そこへZippoオイルをしみこませます。
その後、バーナー(火口)といわれる部品を取り付け、それをライターで少し(3~5秒程度)あぶればバーナーに含まれているプラチナと気化してきたオイルが反応して発熱するというものです。
同様の方式で他メーカーからも発売されています。
登山用具や釣り用具屋さんで見かけることもあるかともいます。
では、私が愛用しているハンディウォーマーをご紹介します。
まずは全体、左がZippo、右がマルカイです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/0b/fc9c5bb62295baa7945ab08a9d36fd03.jpg)
マルカイハンディウォーマーminiのほうは小ぶりですが、Zippo同様満タンにオイルを入れれば24時間発熱します。
単体アップ、まずはZippoハンディーウォーマー
こちらがマルカイのハンディウォーマーmini
上部のカバーを外すとこんな感じです。
Zippo
マルカイ
バーナーを外したところ
Zippo
マルカイ
バーナーはほぼ同じに見えますが、サイズが微妙に違うように感じます。
実際交換して取り付けるとminiのほうが大きく感じます。このあたりは個体差かもしれません。
仮に交換して取り付けられてもminiのほうはZippoの半分のオイルの量で同時間発熱させるので、触媒のプラチナの量などが違うのかもしれません。
ネットで見てみると、ハクキンカイロのバーナーのほうが性能が良いようで取り替えて使用している人もいるようです。
このあたりは自己責任になるので、私はまだチャレンジしませんが(笑)
(ハクキンカイロのバーナーに変更すると爆熱仕様になるようです)
本体内部は綿ががっつり詰まってます。
このカイロのポイントは、気化したオイルとプラチナを反応させることで、そのために必要な気化したオイルがたまるスペースが必要です。
それをこの綿の上面位置で決めます。だいたいバーナーから5mm低い位置に綿の上面を調整する必要があります。
これを怠ると発熱不良や途中で発熱が終わってしまうことが起きるそうです。
このバーナーを外してオイルを指定量入れたらバーナーを取り付け、ライターでバーナー表面を軽くあぶりカバーをつければ準備OK、後は付属のポーチに入れて本体温度が下がらないようにしてあげれば反応が始まり発熱します。
発熱しているかは、カバーをバーナーに近づけると水蒸気でカバーが曇るので容易に確認できます。
(バーナーには火がつくわけではなく、プラチナと気化したオイルが反応するために必要な温度に上げるだけです)
こちらがそれぞれの付属のポーチです。
Zippoはベルトループが付いています。
マルカイのminiはクリップが付いています。
このあたりは、自作ポーチや他のポーチを流用することも可能ですので使用方法によって変えていけばよいでしょう。
これらポーチがないと火傷するくらい熱くなるのでご注意を。
さて、燃料となるオイルですが、基本は両方ともZippo純正ライターオイルです。
Zippoハンディウォーマーは約6mlで6時間、最大24ml 24時間の発熱が、マルカイminiは6mlで12時間 最大12ml 24時間の発熱となります。
この量は付属の目盛付きジョウロ?で入れます。
こんなやつが付属しています。
自分でオイルの量を調整して発熱時間を決められるのもうれしいですね。
このカイロは使い捨てカイロと違い使い終わった後のごみが出ません。確かに化石燃料を使用するので環境に優しいかと言われれば?ですが…
しかし、使い捨てカイロの13倍の発熱量(といわれてます)とかさばらなさ、そして優しい温かさ等が気に入って使用しています。
出かける前にオイルを入れて、オイルが気化するよう少し本体を温めてからバーナーを炙り、カバーをつけてポーチに入れてからも安定した発熱になるよう気を使うという作業と、バーナーが70回~90回の使用で交換する必要があるという手間は有りますがなかなか味がある逸品だと思います。
寒い冬の早朝に胸ポケットにひとつ、カメラを扱うため手がかじかむのを防ぐためウェアのポケットにひとつ忍ばせると野鳥散策に行くのも楽しくなるものです。
この他に灰式カイロ(木炭カイロ)という加減知らずに熱くなるカイロも所有していますので、そちらは別の機会にご紹介したいとおもいます。
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