いわく、「朝ピッカリと姑の機嫌、アテにはならない」
今でも朝から 妙にお日様が輝いている時、この言葉を思い出す。
特に稲刈りの時期、空を眺め今日は晴れだから稲刈りをしようと張り切っている。が、朝からやたらとお日様が眩しい。案の定、10時頃になるとにわかに曇り雨が降り出す。なんてことも!
今では天気予報の精度も上がり、この格言も出番がなくなった。
もう一つ思い出したが、同じ病院でのこと。その頃病院に入院患者用に炊事場が有り料金制のガスコンロがあり簡単な料理ができた。(洗濯機もあった。)
このコンロ、10円玉を入れると一定時間ガスが出る。昭和の中期、その頃でも10円は安かった。
ある時、知らないおばさんが簡単な料理を作った後ガスが余っている。で、もったいないので大きなヤカンにお湯を沸かす。しかし、自分だけではお湯が余る。そして、階の各部屋を回り、「お湯はいらんかね?」と声を駆け回っている。10円の為に足が棒になったと自虐気味に話していたのも面白かった。
[写真は信州辰野町のキャラクター、蛍のぴっかりちゃん(本文とは無関係)]