進路

私の周囲には当然のことながら、普通の大学院生がいる。私のような会社出身者ではなく、22,23歳の大学院生だ。

そして当然のことならが彼らは進路に迷っている。今の就職を取り巻く状況は9年前の我々のそれとはいくらか違う。この大学が他の大学と比べて就職活動の方法に違いがあるわけではない。むしろ他の大学と比べると大学側のサポートが薄いようなので大変なようだ。ただ時代の移り変わりによって、7月とされていた協定はなくなり(当時も意味はなかったけど)、インターネットの普及により企業や就職活動の情報も豊富に手に入るようになった。一方、企業側も終身雇用は薄れてきていたり、ベンチャーなども当時よりは活発に採用活動をしているといったように色んな変化がありそうだ。製薬会社なども合併が相次いだり、IT系企業もこの間にそれらの明暗が分かれた。10年後に世の中がどうなっているかというのは、なかなか分からないものだ。

社会人として学生の就職活動を見ていると、いくつか気付く点がある。学生を取り巻く状況は変わっても学生の就職活動での考え方やなんかは、実はあまり変わっていないかもしれない。また、そういうことをまとめている人もいる。
http://zerobase.jp/blog/entry-221.html

大人が社会のことを子供に教えることができていないからなのか、学校が社会から隔離されているからなのか分からないけれども、若い人に職業というものについて幅広く掘り下げて見てもらう機会がもっとあったらいいのにと思う。