

「Honolulu Museum of Art(ホノルル美術館)」へは、「WAIKIKI TROLLEY(ワイキキトロリー)」RED LINE(レッドライン)で「5 Honolulu Museum of Art(ホノルル美術館)」下車、「TheBus(ザ バス)」利用の場合は、1番/2番/13番/B/1Lで、同館が目の前にある「S Beretania St(サウス ベレタニア通り)」のバス停で下車し、ワイキキへ帰る場合は再び2番へ乗車するのが便利だ。
◇ ◇ ◇
同美術館は、多民族の共棲で西洋と東洋が交錯し、芸術の中心地からも遠く離れたハワイにあって、ハワイ先住民の子孫にはハワイの美術品に、アジアからの移民の子にはアジアの美術品に、ヨーロッパからの移民の子にはヨーロッパの美術品に触れさせたいとの願いをもって、宣教師の娘だった「Anna Rice Cooke(アナ ライス クック)」(1853年~1934年)が、1927年に創立した美術館だという。
◇ ◇ ◇
いくつかのコートヤード(中庭)を囲むように、ハワイスタイルを感じさせるギャラリーが設置されるデザインになっている同美術館は、「ネブラスカ州議会議事堂」の設計などで知られるニユーヨークの建築家「Bertram Goodhue(バートラム・グッドヒュー)」(1869年~1924年)の設計によるという。
◇ ◇ ◇
西側にアジア美術のギャラリーを、東側にアメリカ美術やヨーロッパ美術のギャラリーを、ギャラリーごとに壁の色を変えて、それぞれの趣をつくり出しながら配置している。
◇ ◇ ◇
コレクションは多岐にわたり、17世紀~18世紀のバロック芸術や、「Amedeo Clemente Modigliani(アメデオ・クレメンテ・モディリアーニ)」「Claude Monet(クロード・モネ)」「Vincent Willem van Gogh(フィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホ)」「Paul Cézanne(ポール・セザンヌ)」「Eugène Henri Paul Gauguin(ウジェーヌ・アンリ・ポール・ゴーギャン)」「Henri Matisse(アンリ・マティス)」「Pablo Picasso(パブロ・ピカソ)」などのほか、イスラム美術、中国美術、日本美術など、広く世界の美術品を収集し、五万点を上回るという。
◇ ◇ ◇
地元の方には、美術作品に接するかけがえのない機会を提供している一方で、ビジターにとっては、ハワイで融合し発展して来た美術・工芸や、移住して活動した作家の作品がより充実すると、関心が一層深まると思われた。
◇ ◇ ◇
入館料は、大人$20.00(18歳以下無料)で、告知されてはいないが指定クレジットカードで50%割引になる。




※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます