国会議員の選挙が有るたびに、偉い弁護士の先生方が最高裁判所に『一票の格差』訴える。そした勝ち取った判決は最高裁判所により、合憲は1.98倍と3,002倍と二つ以上の判例。脳軟化義務の高齢者には理解できない。参院の正副議長が『参院改革協議会』を設置することを決めた。国会議員の選挙は衆議院もあるはず、これを参院だけでは片手おちという。国会議員の暇つぶしか。
最高裁の判決は 国政選挙で選挙区ごとに有権者一人の重み(価値)が不均衡な状態をあらわすこと。どこの裁判所の判決文を読んでも解読不能な日本語。
選挙民の人間の価値とは何だろう。日本全国どこに住んで社会的権威でも一人一票、大企業の社長でも、県知事でも国政選挙には一人一票しかない。立候補者選挙区に何人投票権者がいるかに当選者の数が割り当てられている。都道府県の立地条件、気候風土、面積、河川、森林、山地の高低差は考慮されたていない。
風水害、雨量は当選者数に関係ない所属する党派に少し関係する。河川氾濫、森林の土砂崩れ。行政庁は有権者又は投票者数には全く関係なく復旧工事投資をしなければならない。
人間の価値の重み判断は高い教育を受け、高級な冷暖房完備の建物の中に居住する裁判官や大学教授達ですか、米作農家の人達は雨が降らなければ田植えはできない、夏に太陽が出なければ稲穂は結実しない。連休の日曜日に家族で稲刈りの予定をしていても、金曜日に大型の台風に稲穂が田圃一面になぎ倒されれば、一年一度の収穫、収入はゼロになる。これが同じ県民の、選挙民の価値の低さですか。如何に大都会の人間の価値が高くても、気候風雨の状況を見ながら農産物の収穫供給者が働かなければ都会のインテリ集団は食料がない。人間の価値は選挙の投票台の上では決まらない。その地域の居住者の数ではない。
南米のペルーのマチピチがスペインの少数の軍隊に滅ばされたというのが歴史上の常識である。しかし、現地の状況を調べれば、上陸地点の港からマチピチの頂上まで、7日も10日も徒歩で軍備をもって登山できるわけがない。それではマチピチがなぜ潰れたか、農業従事者や石工、下層階級の人々がペルーの軍人としてスペイン軍と戦闘して、負傷、戦死者となり多くの人材がマチピチに帰還できず、マチピチの神官や高級階層の人々の生活の支援ができなくなり、この人達は自然に衰退して行って無人化されて長期間未発見が続いた。
人間の生活のレベルで人間の価値を判断すればその社会は衰退することをマチピチは証明している。 2020.11.25