山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

寺山修司のススメ【8】

2013-04-12 15:40:57 | 「レミング」2013
写真は2013年の今、日本の行く末の方向性である。
32年前上演された演劇実験室◎天井桟敷「レミング」は
今を予言していたのだろうか。
科学から空想へ!
稽古場では「呪文」が飛び交う。

■4月11日(木)

舞台で使う美術が届いた。
「指」と「目」「象のマッチ箱」である。
作/きちくるおー

劇団の年少組(小学生と中学生)も出演スル!
許されるかR指定なし。テラヤマ劇は世代を超える。
未来へつづく。
私にとっては孫のように可愛い。
可愛さ余って「狂気」百倍。
アングラ劇は安全神話を旋回スル。

稽古場での注意点(私の反省)メモ
①観念論は通用しなくなった。
②具体語、とりわけ段取りを伝えること。
③最初と最後は事務確認をする。
④役者への褒め殺しを開始する。
⑤ハプニングを作ろう。
以上。

レミング●熊本市現代美術館アートロフト
4月27日(土)pm2:00/pm6:00ー28日(日)pm2:00
前売2000当日2500
■予約メールyumesajiki@ybb.ne.jp
お問合せ(直通)09045815190

寺山修司のススメ【7】

2013-04-11 06:22:29 | 「レミング」2013
日常会話がテラヤマ一色になっている。赤色である。危険、止まれを表す色?血の色?燃える火の色?
稽古中、役者が火薬に見えるのである。・・・とうとう発狂したのだろうか。狂気は正気でなければ表現できない。
今、世界の涯が見え隠れしている。「レミング」のサブタイトルは「世界の涯・・・」。ラストへ向かって構成、点検中の日々。
(写真は仮面工房のKAKUさんと。撮影はMAMIちゃん。クドシンの店にて午前4時まで飲んだ証拠となる。)

■4月9日(火)
間奏曲⇒行き過ぎよ、影
昨日に続いてラストへ向かう稽古。
囚人の部屋で出口を描いている男の妄想世界。その場が映画の撮影現場に代わる。と思っているとここは病院である。
くるくると目ま苦しく変わる迷宮場面。ここに登場する人物たちの所在が行くえ不明になる。稽古場ではその不安が見える。
これが現代に生きる私たちの姿。・・・自己喪失なる負のイメージはない。自己なる幻想さえも消える。
稽古が終ってダンス振付・出演のMAMIちゃんが飲もう!と言いだす。じっくり語り合うことも必要だ。今回関わっている出演者・スタッフとも時間が許す限り会話が必要に思える。だが、稽古場では話し合いの時間はない。暴走しなければならない。

■4月10日(水)
夢のネズミ算⇒死都ラトポリス(幕)
強風だった。夜は気温低下が続いている。風邪注意。公演前は油断ならない。
床下からネズミたちは登場するのか、屋根裏を走りまわっているのか。あちらこちらで彷徨う場にした。
共同演出の夢現の案がタイミング良く飛び出すようになった。コックの台詞が一部イシャに代わる。あら不思議!成り立つのである。
ラスト音楽も変わる。激しくのたうちまわる光景と静かに集団が旅に出る光景が重なる。
寺山修司の追悼場面で幕。
本日をもって通し稽古の段取りはついた。油断ならないことはその段取りをお客さんに気付かせないこと。
最後まで記憶を再現することではなく、寺山修司を発見し作り続けなければならない。役者もスタッフも詰めに入る。

レミング●熊本市現代美術館アートロフト
4月27日(土)pm2:00/pm6:00ー28日(日)pm2:00
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寺山修司のススメ【6】

2013-04-09 01:34:36 | 「レミング」2013
(写真は昨日の福岡市◎仮面工房稽古風景です)
行き過ぎよ「影!」・・・影を作る。影も歌う。オドル。そして

■4月8日(月)
前半はぎこちないが流れ始める。今日から後半の整理中。
頭足人⇒リヤカーの惑星⇒遊戯療法。
大山デブコは死んでしまったんだ。
殺人現場なのか、妄想か、虚実入り乱れる。・・・影と光。そして
レミングたちは消滅する?増殖する。・・・謎が謎を呼ぶ劇作りはつづく。

レミング●熊本市現代美術館アートロフト
4月27日(土)pm2:00/pm6:00ー28日(日)pm2:00
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寺山修司のススメ【5】

2013-04-08 14:11:29 | 「レミング」2013
(写真は玉垣哲郎:劇団みちくさ 客演)

「レミング」公演まで3週間を切った。
今回は21名の出演者の内、客演さんを9名迎えている。
夢桟敷にとっては黒船を迎えての新鮮さを感じつつ、稽古中での発見も多い。劇の多様な可能性も広がる。

■4月7日(日)
暴風雨の天気予報が出されている中、福岡での合同稽古だった。PAPIOにて。
強風と気温低下を除くと問題なし。熊本⇔福岡は楽しい遠足気分。
劇団仮面工房さん(客演6人衆)の場「都市の孤独」を含めて前半を流す。
稽古場では影が面白いように効果があがっていた。
「行き過ぎよ、影!」の名台詞が際立つ。新たに「影」の存在を強調したい劇だと再確認した。
「レミング」は影が通るのだ!
(注:稽古風景は後日公開)

レミング●熊本市現代美術館アートロフト
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寺山修司のススメ【4】

2013-04-03 04:08:07 | 「レミング」2013
奇妙奇天烈を肯定スル。日常の尺度では測れなくなるのが劇。突然、思いがけない世界が転がってくる。
寺山修司は個人ではなく、演劇実験室◎天井桟敷の集合体としての結果だと思うようになった。演劇は集団の力だ。それが理解できる。
俳優の、スタッフの、寺山ファンの、流れる時代の中で生き続けている。
記憶のアルバムから飛び出してくる。勝手に動き始める。百年待たずとも、寺山修司はいつも帰って来ていたのである。
稽古は加速する。ふらつき、定まらない部分もある。迷いがエネルギーに代わる。

注:明日(水)より予約された方への郵送が始まります。

【稽古風景】
 ◎女子会?
 ◎(左)男子会? (右)包帯学?

(写真:坂本咲希「稽古日記」より)

レミング●熊本市現代美術館アートロフト
4月27(土)pm2:00/pm6:00ー28日(日)pm2:00
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寺山修司のススメ【3】

2013-04-02 05:40:16 | 「レミング」2013
客演:西川創(熊本大学演劇部)
「少年」
白塗り・学ランの少年が登場する。それはレトロ「昭和」かサブカルチャーの象徴のようでもある。
共同演出さかもとまり 強い要望での登場となった。直感や寺山修司降臨が渦巻く稽古場になってきた。
メイクデザインはダンス振付のまみちゃん。
役者は作られながらも自身の役柄として作る側に立つ。ロボットではなく、人間だから化けることが役者の力となる。私は「かわいい」と思った。
ファッションは時代を映し出す拡大鏡。思想を生む狂言と位置付ける。
後付けで「レミング」を寺山劇の今として意味づけたい。恐怖と狂気が逆転し、やさしさと正気に反転する。
リアリズムとは何?劇では等身大や日常感覚が麻痺する不思議な力を生み出す。もうひとつの世界を送り出すことができる。

レミング●熊本市現代美術館アートロフト
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寺山修司のススメ【2】

2013-03-29 01:09:09 | 「レミング」2013
■客演:桑路ススムさん
「四畳半の天文学」(演出さかもとまり)
寺山修司のススムちゃんです。・・・四畳半に宇宙が広がる。四畳半が巨大化する。
寸法を測る男が現れるのです。ズタズタと!(影としてのネズミがオドる。・・・壁がなくなっている。)
男は天文学者?である。・・・宇宙のススムちゃん?謎は深まるばかり。
■五反田のロレンスとは「レミング」?・・・全てははじめにあったようにあり、そしていつまでもありつづける。

レミング●熊本市現代美術館アートロフト
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寺山修司のススメ【1】

2013-03-25 02:53:30 | 「レミング」2013
客演:賀久秀之助(仮面工房)さん

■3月24日(日)

マミちゃんが「病気の男」をイメージして賀久秀之助さんにメイクしたのだが、・・・。
とても綺麗な男になった。

五反田に住む病気の男が医者になったり患者になったり、
驚くことは寺山修司にも見えてしまうから摩訶不思議。
今、世界の涯へ向かっているのか、世界の涯から帰って来たのか?

レミング●熊本市現代美術館アートロフト
4月27(土)pm2:00/pm6:00ー28日(日)pm2:00
前売2000当日2500■予約メール

二枚舌の日

2013-03-24 01:33:42 | 「レミング」2013
■3月23日(土)

昼間のキッズ組、夜のレミング稽古。こんな日は舌が一枚では足らなくなる。二枚舌の日だった。
子ども相手の稽古では「さぁ、良い子のみなさん」パンパンと手を叩き、夜の部のレミングでは「おかまバーに行って勉強しよう」と悪巧み。
昼と夜とでは良い子と悪い子のメリハリが必要。それでバランスがとれる。多面的なのだ。

3月27日(水)は子どもたちと熊本市動植物園での花見を計画した。熊本は今、満開である。
昼間は初夏を思わせるように汗ばむ。この機会を除けば桜が散ってしまうから急きょの計画だった。
いつもは、花見などやっている場合ではなく稽古に追われる。
公演が1ヶ月に迫っているが無邪気に迎えたいと思う。子どもたちからその無邪気さを吸い取りたい魂胆もある。子どもは疲れを知らない。
疲れている大人たちは子どもたちから癒されることも多い。劇作りでも学ぶ点がある。


(写真は劇団ホームページ稽古日記より)

レミングでは台本から溢れる美しくも恐ろしい言葉がオドリだした。まだ未完成ではあるが、役者たちの身体や言葉が人間離れした奇怪な生き物を生み出している。

「行き過ぎよ、影!」・・・登場人物たちは目に見えぬものを見ているのである。
「事実は死んだ。」・・・劇はもうひとつの別世界を作り出す。
もう1枚の舌がこの世を包み込む場が劇場なのだ。

妄想の力◎共同演出

2013-03-17 11:19:37 | 「レミング」2013
机上の考え、今では一人PCやネットでの散策にむなしさを感じる。
寺山修司が「書を捨てよ、街へ出よう」「家出のすすめ」を呼びかけた時代は遠くなったのだろうか。
ちっとも古びているとは思えない。そればかりか、今の時代「ひきこもり」こそ「飛び出す」ことに新鮮さを覚える。
類は類を呼ぶと言う。・・・面白い!一見、変な人々との接触や共同作業に触発されながら劇作りに励む日々を送っている。



次回公演「レミング」(作:寺山修司)では私の他に、さかもとまり・大谷豪(仮面工房)さんの3人で演出している。
稽古終了後には尽きることのない劇談義に花が咲く。本来ならばここに寺山修司が仲間に居ると、もっと話が百花繚乱となるのだが、・・・。
浅知恵は妄想だけが頼りにならざるを得ない。妄想だとバカにできない今日この頃である。



劇はパズルゲームのように進行する。遊びだ。妄想のゲームだが、現在がぴったりと寄り添ってくる。
直感的に「世界の涯とは今ではないか。」と思っていたことが形となって見え隠れする。
かくれんぼをしているのだ。鬼は観客である。私たちは「行き過ぎの影」。

寺山修司 没後30年。彼は黄泉の世界から「鬼さんこちら、手のなる方へ!」と呼びかけている。

福岡市PAPIOでの稽古

2013-03-11 01:59:15 | 「レミング」2013
■3月10日(日)「レミング◎都市の孤独」とダンス稽古

客演の劇団仮面工房さんが受け持っているサラリーマンフリークスによる「都市の孤独」稽古を福岡市PAPIOで立ち会う。
出演は6名で構成される。(佐野元一/大谷豪/想田恭子/賀久秀之助/大園淳一/関晴史)
一気に前後つなぎ場面の構想が膨らんだ。個性溢れる面々とのコラボになる。夢の解体ー構築は面白い。夢の暴力。劇では暴力もエロスも肯定する。テラヤマ劇の真骨頂を確信する。
今は次回公演の目先に集中しているが、今後、「レミング」局部の場の膨張する演劇として夢桟敷と仮面工房の合同公演(ワークショップ?)あり!と先走りたくなった程だった。やるなら福岡だ。

会場はPAPIOにて。演劇大学in福岡の会場だったところで懐かしい場所だった。
本日、届いたばかりのレミング新聞も渡せた。会場にも置かせて頂く。(明日より熊本でも配布が開始される。)
熊本からは座長、クドシン、真実(ダンス振付)と私の4名で行く。ダンスレッスンもおこなったが、真実曰く、「タンゴの筋がいい~!」
汗びっしょりで背筋が伸びる。

豪さんより愛媛のデコポンをお土産に頂き、オッパイの形をしたミカンで一同感激する。うん?熊本もデコポンの名産なんだが、高級品だから口にする機会は稀である。オッパイ万歳。
熊本へ帰る途中、仮面工房の熊本支部3名と私たちは「もつ鍋」を食べた。チゲのスープ(韓国風)と塩スープ(沖縄風)など。絞めは無国籍らーめん?
福岡はアジアンミックスで楽しいのだった。・・・関さん(青森出身)による青森弁講座もあった。食卓会話を舞台へ繋げよう。

先行予約開始

2013-03-02 16:29:22 | 「レミング」2013
いよいよ3月10日より劇団夢桟敷「レミング」公演、予約開始です。
それに先立って3月3日よりメールにて先行予約開始致します。
◎メール送り先
yumesajiki@ybb.ne.jp

■ご氏名
■連絡先(ご住所・メール・電話番号)
■ご来場予定日
  4月27日(土)午後2時・午後6時
  4月28日(日)午後2時
 ※日付、開始時間をご指定下さい。
■予約確認後、振込先のお知らせ、入金確認後、チケットご案内新聞などを郵便にてお届け致します。

寺山修司 没後30年☆復活祭
劇団夢桟敷 第62回公演
「レミング~世界の涯2013」
◎寺山修司「レミング~世界の涯へ連れてって」より
◎構成演出/山南純平◎共同演出/さかもとまり/大谷豪(劇団仮面工房)
◎音楽/タカハシユウジ◎宣伝美術/坂本咲希/坂本成一/山本真実
◎出演/夢現/坂本咲希/工藤慎平/肥後丸./海幸大介/赤井犬彦
東田まなみ/KAREN/山本真実/中村大輔/RYUNOSUKE/山南純平
タカハシユウジ(ライブ)
☆劇団仮面工房
佐野元一/大谷豪/想田恭子/賀久秀之助/大園淳一/関晴史
☆熊本大学演劇部 西川創/☆劇団みちくさ 玉垣哲郎
☆フリー 桑路ススム/☆夢桟敷キッズ部 ダンス出演あり
■時 4月27日(土)①午後2時開演/②午後6時開演
   4月28日(日)③午後2時開演
■場 熊本市現代美術館アートロフト
(上通り入口・日航ホテル4F)
■入場料 前売り・大人2000円/学生1500円(当日/2500円)
■お問合せ 劇団夢桟敷 096-343-0334又は09045815190(予約センター直通)

レミング新聞ひとこと集

2013-02-23 10:34:57 | 「レミング」2013
■劇団夢桟敷◎第62回公演◎レミング◎昭和88年5月4日◎寺山修司没後30年【復活祭】
(新聞の枠には昭和88年と記される。)/さりげなく「頭足人:肥後丸.」の写真なども貼られる。
尚、最後のページには出演者たちの狂言あり。

出演者◎戯集
●世界は一夜の映画だ。ハイおしまい。壁をまた失くました。(コック王さん/慎)
●どうして、わたしの味方なのだね?(コック通さん/輔)
●なみだは人間のつくることのできる一番小さな海です。(医者あるいは患者の女/夢)
●芝居は鏡のような壁。(汗のお医者さんごっこ/秀)
●光はゆっくりと暗黒を待ち受けているのである。(景山影子/咲)
●歌おう踊ろう全て世は事もなし。(エロスの歌姫/肥)
●一番最後でもいいからさ、世界の涯てまで連れてって。(エロスの恋人/真)
●青い三日月、血のナイフ、あなたの心にまたひとつ赤い涙を流します。(床下の母/海)
●壁に耳当て心は遥か。今日もそちらとこちらの喧騒が伝わり響き合っている様子です。(電子ドラム男/高)
●通りすがりの素浪人。(大王フリークス/佐)
●破壊破廉恥そして・・愛の彼方へ。(無敵のフリークス/豪)
●水面に花を放つが如く。(女番長フリークス/想)
●ふくよかな影のチーズin。(都市計画エル/園)
●ほぅ、奥方が。(都市計画エム/関)
●観客は立会いを許された覗き魔である。(水蒸気の男/犬)
●父ちゃんのためならえんやこら。(男色の囚人/創)
●歴史なんかきらい。思い出が好きだ。(卵少女/東)
●すみません、忘れていました。(包帯少女/華)
●違和感を纏いつつ遊び廻ります。(屋根裏の散歩者/垣)
●国なんかきらいだ。人が好きだ。(四畳半の天文学者/桑)
●葬式には怪人二十面相が花を供えに参ります。(ある時の男/純)

レミング新聞イラスト集

2013-02-19 23:27:00 | 「レミング」2013
(作画:坂本成一)







新聞発行はイラストや原稿をハサミで切ったり糊づけするつもりだったが、パソコンでの作業に変更しました。
これが厄介なのだ。・・・座長がイラストを入れてくれたのだが原稿の貼り付けがうまくいかない。餅屋は餅屋ということか。
昔はガリ版でチラシを作っていたのだが、・・・。

「時計じかけのオレンジ」のように

2013-02-18 23:31:28 | 「レミング」2013
◎少女・歌姫は挑発する。by女優 肥後丸.(メイク&写真:山本真実)

記憶が曖昧になっているが、映画「時計じかけのオレンジ」(スタンリー・キューブリック監督)は衝撃だった。
少年によるホームレスへの暴力、レイプなどの場面が狂気に満ち溢れる。少年は投獄され精神(脳)人体実験台になった。
1970年代前半に上映された。「暴力とエロス」が映画・演劇では表現の是非を巡って議論されていた時代である。

同時代にアングラ劇が世に台頭していた。その中に寺山修司がいた。

今「レミング」の稽古場では衣裳やメイクをつけて試している。
偶然なのか必然なのか、「時計じかけのオレンジ」が重なって見える。
衣裳担当のサキ、ヘアメイクの真実、女優ヒゴ、この3人は当時、生まれていなかった新しい世代である。
時を超えて今、「世界の涯」の劇に迫る。
肥後丸.はセクシーに迫る。観客は覗き魔だと言わんばかりに挑発を楽しんでいるようだ。



coming soon 「レミング新聞」。稽古も同時進行中。