山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

見えない恐怖

2014-04-30 23:19:35 | 透明人間三部作-2014-2015
ぱらぱらと台本を読み返し、これまでの稽古を振り返ってみた。
詰まるところ、「透明人間」は在る。在ることにしなければ劇が成り立たない。
ところが劇では登場しない。だから「透明人間」なのである。
結果として登場していたことになる。それが恐怖であり、この劇の陽気なエネルギーになる。カッコわらわら。

子供の頃、一番怖いモノはお化けや幽霊だった。
あまりの恐さのため、1人では便所に行くこともできず誰かに付き添ってもらっていた。
便器の奥底から手が出てきたら気が狂うか、死ぬだろうと思ってドキドキしていた。
今はそれが懐かしい。あのドキドキはなくなってしまった。
大人になるとトイレこそ1人になれる解放区=自由空間になっている。ここで振り絞って出る快感。
実は劇の構成や筋立てを思いつく場所がトイレである。

便器から手が出てきたら嬉しくなるだろう。シュールが好き。
笑えないことがある。それよりももっと怖いものがある。
結果、「透明人間」は登場したことにしなければならない。
その仕掛けを作る。

<魔>が指す向こう側

2014-04-29 23:18:49 | 透明人間三部作-2014-2015
現実はたんたんとしている。それは個人の生活範囲でのこと。急激な変化なし。
「今日もタバコが美味しい。」これは禁煙している人への誘惑です。
日常生活で「ワタシノナマエハビョーキデス。」になってしまいそうだから、がさつに生きるしかない。防衛本能が働いている。
一方、原発の再稼働や政府の動きに不安は増大するばかり。
知らんふりを決め込んでいる多数の国民を盾に政府は思い通りになると思っていやがる。テメー、知らんふりが出来ない人々をなめんなよ!
思い通りにならないのが演劇である。暗中模索を楽しまなければならない。

禁酒生活5日目。後16日間、我慢すれば美味しいオイシイ、おいしい酒が呑める。
次回公演「透明人間」では「魔が指す向こう側」の世界を浮かび上がらせようとしているのだ。
稽古場では一生懸命取り組んでいるメンバーから「パンパン」とことばや身体が破裂してきた。
悩みも大きい。それは劇に正面から向かい合っている証拠でもあるからです。
ところで「悩」と「脳」の字は似ていますね。ここから<魔>を!
役者たち、魔弾の射手となれ。

股間に目と口がある

2014-04-28 23:07:38 | 透明人間三部作-2014-2015
公演前にゴールデンウィークはありません。
熊本から200km離れたところにある両親の墓参りをするつもりだったが、稽古や会議、制作で予定が全部埋まってしまった。
公演まで3週間を切った。尻に火が点いた。噴射!
「想像力は鳥よりも高く飛ぶ、」(寺山修司)
公演ギリギリまで噴射しつづけ、終わったら死んだふりをしたい。
公演後にネタばらしをする予定だが、稽古場では股間に「目」や「口」、「放射能」などがチラつくことになる。
気が狂ったか。
いえいえそうではありません。「見てのお楽しみ」という仕掛けがあります。
ところで、仮面工房さんよりKAKUさんにつづいてスタッフ協力してくれるかも知れない仕事人の話が届いた。
実現できれば、私も「防空頭巾少女隊準備委員会」の一員として舞台に立てる。と発案すると座長より「あなたの少女姿は見たくない。」と却下されたのだった。カッコわらわら。
稽古場での演劇的キャッチボールは暴投がつづく。
公演で直球ストライクを投げるための暴投である。

旅を。

2014-04-27 13:38:20 | モノローグ【エトセトラ】
深夜、NHKドキュメント「四国、お遍路」を見て思ったのだが、私たちのような小劇場(アングラ劇)はお遍路の旅に似ている。
損得なし。ひたすら歩く。空を漂うように。そして、念じるは人々の幸。
空を切る。虚構を見る。作る、壊す、そして作る。現実と対峙するのだ。
歩く、止まる、そして飛ぶ。飛んだら落ちる。歩く、止まる、飛ぶ、落ちるを繰り返して。
演劇は修行僧の生き方に通じるように思うのである。
悩むことを是する。だからバカにもなれる。バカはパラダイスを目指す。
反面、河原乞食と紙一重でもある。つまり、乞食と同じようなものだ。乞食と違うのは自覚がない。何故なら、小市民=プチブルジョアと錯覚できるからである。贅沢です。
錯覚する理由は少数派であるが故のブンカ人、芸術家とも言われるところに堕落してしまうからである。無能がはじまる。
無能はここから出て行きたいと思う。演劇を辞めて農民になりたいと頻繁に思うのである。
最後の力を振り絞って公演に臨んでいる。最後の力が35年続いた。最初から最後だと思い続けてきたのだった。
只今、旅公演も計画・交渉に入りました。発表は5月公演が終わってから来年の5月まで。
熊本公演「透明人間」シリーズは虫に例えると「幼虫」であると位置付けた。
寄ってたかって陽気なバケモノたちが現れる。

透明人間公演ご案内】
【時】5月16日(金)・17日(土)両日共19時開演
【場】法泉寺本堂 熊本市中央区九品寺1-6-17安巳橋際(地図
前売りチケット絶賛発売中 yumesajiki@ybb.ne.jp

【劇団夢桟敷 創立35周年記念パーティー
【時】7月13日(日)14:00-17:00
【会場】フェリシア(地図 熊本市中央区水道町1-19ヴィラージュビル2F
【お申込み・お問合せ】yumesajiki@ybb.ne.jp

せんぐり いのちが よみがえる

2014-04-25 11:26:59 | 透明人間三部作-2014-2015
酔った勢いで禁酒宣言(期限は5月15日まで)。
「透明人間」熊本公演(第一弾)まで20日間である。
公演が成功するように願かけ神頼みをする。

「もう、だーれも生きてはいない。
人間はいないのだから守るべきお国もない。
殺人兵器としてのロボットは役目が終わった。」

台詞が日常会話で出るようになった。
これを酔って喋るとただのヨイヨイ。しかし、真面目に一点を見つめて語ると劇になる。
見えないものが見えてくる。未来だ。
さて、チラシを配りに街へ出るけん。

会場の点検と確認

2014-04-22 23:28:56 | 透明人間三部作-2014-2015
次回公演「透明人間」はお寺の本堂(法泉寺・浄土真宗本願寺)が会場である。
畳が入れ替わり、イ草の匂いが充満していた。癒される。こころも身体も清められる。手を合わせる。
住職さんと打ち合わせをしていると、早起き野球大会の実行メンバーの方々も会議でこの会場を使っていた。
この会場はピアノのレッスンや上映会、コンサートなど様々な形で市民に開かれている。
昨年の暮、このお寺で鍋料理の会に呼ばれて、それから何度か足を運ぶようになった。
劇団員タロー君の紹介だった。行くと、必ず古い知り合いと会う。知る人ぞ知るメジャーな会場だった。新しい出会いもある会場。
暗幕やパネルで空間を仕切るプランは消えた。極力、最低限に抑えようと思う。この会場=空間を活かすこと!
舞台奥にオブジェが並ぶ。演劇をするから劇場になる。劇場があるから演劇をするのではない。根本的なことだ。
来られるお客さんは無宗教、キリスト教、日蓮宗、創価学会、新興宗教の方々もおられるだろう。そればかりではない。死者の霊までご案内している。
演劇はノンセクトラジカルである。ここに集い<未来幻想>を繰り広げよう。
全国からのご来客もあり、熊本観光も兼ねて楽しんでもらいたい。
劇団夢桟敷はメディアや行政から観光資源とは認知されていないが、結果、その一翼を担ってきたのだった。

お尻を見ながら

2014-04-21 23:42:20 | モノローグ【エトセトラ】
稽古場は春めいている。薄着になり身体の線がよく見えるようになった。
筋トレの効果か。
劇団員たちのお尻がプリンプリンと上昇している。お尻の上部が盛り上がっている。
個人差はあるが、確実に身体の形が変わってきている。家でもトレーニングをしているのだろう。
稽古中に「セクハラ」や「パワハラ」と忠告された。写真を撮るのを辞めた。
その代わり、象のお尻を張り付けておく。

透明人間公演ご案内】
【時】5月16日(金)・17日(土)両日共19時開演
【場】法泉寺本堂 熊本市中央区九品寺1-6-17安巳橋際(地図
前売りチケット絶賛発売中 09045815190 yumesajiki@ybb.ne.jp

【劇団夢桟敷 創立35周年記念パーティー
【時】7月13日(日)14:00-17:00
【会場】フェリシア(地図 熊本市中央区水道町1-19ヴィラージュビル2F
【お申込み・お問合せ】yumesajiki@ybb.ne.jp

「透明人間」ごあいさつ

2014-04-19 14:19:46 | 透明人間三部作-2014-2015
劇団夢桟敷 第64回公演「透明人間」(熊本)ご案内

春めいてまいりました。皆さま、ご清祥のこととお喜び申し上げます。
平素よりご注目頂き厚くお礼申しあげます。
さて、劇団夢桟敷演劇公演のご案内をさせていただきます。

【時】 5月16日(金)19:00- / 5月17日(土)19:00-
【場】法泉寺・本堂(熊本市中央区九品寺1-6-17 安巳橋際)
【問】劇団夢桟敷 090-4581-5190(制作) yumesajiki@ybb.ne.jp

3年前の東日本大震災以降、日本は不穏な空気に包まれています。それはまるで、1914年の関東大震災後、日本が戦争への道を突き進んで行ったあの時代を予感させる程です。
片や、福島の原発が爆発し、見えない放射性物質に不安を抱きながら生きていかなければならないという厳しい現実があるにもかかわらず、
政府は何の反省もなく、着々と戦争の準備と原発再稼働に向けて不穏な動きを加速させています。
 
もやもやとした不安な時代だからこそ明るい演劇・愉快な演劇で笑い飛ばすのも一手でしょうが、今回の夢桟敷の演劇は未来へ吹っ飛びます。
  
人類は滅亡していた。
登場するのは幽霊、ロボット、人間の細胞組織。つまり、人間不在の未来劇という訳です。
未来が見えますか?を問いかけます。
劇作家の妄想にお付き合い下さい、というような迷惑至極な話ではありません。
「危機意識のなくなった圧倒的多数の人間たち」へ、過激なメッセージをこの演劇に仕掛けました。

人間不在の劇から「命」とは何か?を問いかけます。
「透明人間」は見えない。その見えないものを浮き上がらせる。これが今回の劇のテーマです。

役者の身体で作られた劇を、お客様の想像力で「物語」へと繋いでいただければ幸いです。

お忙しい折かとは存じますが、劇団夢桟敷創立35周年の現在に是非お立会いいただきますよう、ここにご案内申し上げす。

透明人間公演ご案内】
【時】5月16日(金)・17日(土)両日共19時開演
【場】法泉寺本堂 熊本市中央区九品寺1-6-17安巳橋際(地図
前売りチケット絶賛発売中 09045815190 yumesajiki@ybb.ne.jp

【劇団夢桟敷 創立35周年記念パーティー
【時】7月13日(日)14:00-17:00
【会場】フェリシア(地図 熊本市中央区水道町1-19ヴィラージュビル2F
【お申込み・お問合せ】yumesajiki@ybb.ne.jp

蓄積されたものを

2014-04-18 23:48:34 | 透明人間三部作-2014-2015
東京から熊本へ帰って来た1984年から1990年までの間はパフォーマンス色が濃厚だった。
いわゆる物語の解体、イメージを断片的に構成して繋ぎ合わせて、絵画でいう抽象画のような劇を作って発表した。
今でもその手法は部分的に用いる。部分なのか全体なのか、結果は見る人に委ねるところまで余裕はでてきた。
余裕があるのは長年の経験者に限られているのだろうが、うっかりすると大きな落とし穴に落ちることもあることも気付いているつもりだ。
うっかりすると抽象=「理解できない世界」は自己満足に終わることを知っているからだ。
自己満足は気付かないから落とし穴になってしまう。芸術的あるいは前衛的という間違った評価を生んでしまうのだ。
言われることは自由だが、自分から言うようになってはダメだと思うのである。ダサい。
過去、リアリズム演劇を是とするお年寄り(演劇の先輩)から「自己満足では長く続かないよ。」と忠告された経験もある。
それは、いわゆるアングラ劇に対して共通する批判でもあったと思う。
今この時代、アングラ劇ー新劇の境界は見えない。1960年代ー70年代の激しい論争は消えた。

稽古場では
「表情を内がわへ集中!そして、パッと発散すること!次は身体を震わせながらステップする。」
日常の言葉では訳のわからないことを相も変わらず言っている。
ボケの極みか。・・・
いいえ。見えないことを現すために!
「透明人間」は後だしジャンケンで例えるならばパーである。
きっと見に来られるお客さんはグーであると予想しているからだ。

中途半端はやめて

2014-04-17 14:36:11 | モノローグ【エトセトラ】
40年前くらいになる。むかしの女から「中途半端はやめて!」とよく言われた。
むかしの女?何をしている時、そう言われたのかは定かに覚えていないが、言葉は心の奥底へ突き刺さっているのでトラウマになって襲いかかってくる。
「わたしのために死ねる?」・・・少年マガジンでは「愛と誠」が連載されていた。それから漫画は読まなくなった。
「中途半端はやめて!」と自分で言うようになったから、時の流れは恐ろしい。因果報酬というヤツか。

稽古中に突いて出てくる。
「もうちょっとジャンべを強く叩いて。」「前を向いて。」「声は大きく。」「目を見開いて。」「言い訳はいらない。」「メモをとりなさい。」「了解だったら返事をして。」「こころを込めて。」「もう、大人なんだから。」「緊張感がない。」「なに~?褒られて育つだと~?」「演劇を甘く見るな。」「痛い目に会いたくなかったら真剣になれ。」「腹筋百回。」「ここは合コンの場ではない。」「ただで稽古するから身につかない。」「遊ぶ金は使うな。」「修業だ。」「一生、演劇だ。」「演劇のために死ね。」
言っている本人は鼻をほじくっている。
「あんたはいいね~。気楽で。」
座長をはじめ、劇団員たちの声だった。
さて、今日からは肩の力を抜いて流れを作ろう。

創立35年【お知らせ】

2014-04-15 23:10:39 | 劇団☆創立35年
劇団夢桟敷 創立35周年記念パーティー
【時】7月13日(日)14:00-17:00
【会場】フェリシア(Felicia)
熊本市中央区水道町1-19ヴィラージュビル2F
地図
会場の電話096-354-7539
【会費制】6000円
【お申込み・お問合せ】劇団夢桟敷 yumesajiki@ybb.ne.jp

1979年6月に結成された劇団夢桟敷(旧名:劇団ブラックホール、第1期~1984年まで)は本年2014年で35周年を迎えました。
劇団に所属したメンバーや私たちを応援して下さった方々を含め、今現在、支えて下さっている方、今後もお世話になる方々へ、
「劇団夢桟敷 創立35周年記念パーティー」ご参加を呼び掛けます。
連絡先がわかっている皆様にはこちらより、郵送やメールなどでご案内申し上げます。
ところが連絡先が不明になっている方々も数多くおられます。
このお知らせがお目にとまれば良いのですが、
あの頃(1979-2014)のあの人たち(劇団と関わった全ての皆様)に行き届くのか、
全力で調査しています。
宜しければ、連絡情報をお待ちしております。
尚、パーティー会場ではちょっとしたアトラクションや参加者同士の楽しい交流会(サプライズ)、ドッキリなども仕掛けます。
受け付けは5月1日より6月30日まで。
皆様のお越しをこころよりお待ちしております。

羽衣あるいは蝶

2014-04-14 23:32:26 | 透明人間三部作-2014-2015
今日は昼からNodaさんが健軍の自宅へ来られた。ご近所が賑やかになってきた。
初対面だが、いきなり古くからの知人に思えた。古い話がわかる先輩だ。安心できる。話が弾む。
夜は稽古が入っているのでノンアルコールビールを呑んだ。酔った!

■ダンスの稽古
ダンスの振付をしてくれている山本真実(「透明人間」では細胞組織『目』の役で登場する。)が私の想像を遥に超えた「羽衣あるいは蝶」の場に取り掛かった。
BGMはキリスト教的な音。そして思いついた。これに仏教音楽が被さるとどうなるだろう。和太鼓やチンの音を実験的に使った。失敗を恐れず楽しそうに取り掛かっている。
「振付に妥協はしたくない。」と言った彼女が逞しく思えた。
役者たちは踊れる身体作りに汗を流している。
筋トレについていけない私は一歩下がる。一歩下がって二歩前へ進みたい。

一期(いちご)の悪夢

2014-04-13 23:20:43 | 透明人間三部作-2014-2015
カニバリズム(人食い)は「宗教的儀式として死者の魂を受け継ぐ(族内食人)」と「自分達の敵を食べる族外食人」がある。
又、「薬用として不老不死の薬効があると信じられていた」ともある。
はたまた、猟奇殺人、特殊な心理状態での殺人に見られる人肉捕食もあった。
更に、事故あるいは飢餓による共食い、栄養補給もあった。これは緊急避難による人食いと称されている。

今、世界レベルからすると飢餓は存在する。
日本でもホームレスや孤独死などライフラインが止められて孤独死も見られる。
しかし、一般的にそれは自分のこととして実感がわかないことも事実としてある。
つまり、飢餓に対する危機意識はない。
生活に対する不安や将来への不安は漠然と感じている者は多くいるのだろうが・・・。
「人間が人間を喰う」という悪夢のような想像力はわかない。

劇「透明人間」では戦争による飢餓からくるカニバリズムを幽霊たちが声なき声として語る。
人類滅亡後の想定だから<未来>からのメッセージとして劇を組み立てた。
台詞が空を切る。伝わらない。当たり前だ。
ことばは冷静である。空を切りたくない。伝えたい。そんな意識が働いているからだろう。
当たり前でないところへトリップできないだろうか。
ところが「無言」になると!恐れ多いことだが、見えない筈のものが現れてくる。

稽古場では「人間の肉を喰え。」とは言わない。それを言っちゃオシマイよ。
密かに思っていることはある。
人間はどんな味がするのか舐めてみたい、と。
現実と妄想の境界線は認識できているので大丈夫である。

■ご案内
透明人間
前売りチケット絶賛発売中



つれづれ

2014-04-12 23:05:28 | モノローグ【エトセトラ】
■4月10日(木)
時間の流れが早い!
もうすぐアサ~ッ!
1日36時間だった。
命を削りながら朝を迎える。
鉄分を補給して明日の稽古に臨むことにする。
万能細胞STAPを活性化しなければなるまい。
劇の実験ではねつ造を肯定する。物語をねつ造するのだ。
科学から空想へ。

■4月11日(金)
やっぱり、稽古場では思いがけないことが起こるもんだ。
少女KARENちゃんを中心にした「防空頭巾少女隊」(仮)の計画で盛り上がった。
正式名称は本人で名付けることにした。早ければ次回公演デビューになるかも?年齢は15才グループである。アイドルの流れが変わる予感がする。
それと、
細胞組織(目と口)役の肥後丸.とMAMIコンビがSTAP細胞と関係する。謎めいているが細胞ダンスがチラチラしてきた。4月末までには仕上がるだろう。ハイペースで進んでいる。

■4月12日(土)
先日、健軍商店街を歩いているとアルミ缶が山のようにあったので商店の人に「これをください。」と言うと「うちは特定業者と契約しているので。」と断られてしまった。
舞台美術で使うのだが、飛び込み収集はいけませんね。(笑)
街を歩きづらくなった。
今日は別件で中心部をうろついていたのだが、人の多さに酔った。
昼間のひとり歩きがおぼつかない。
人に会っていると落ち着くのだが、話が長くなってしまう。興奮する。
脳みその大部分は次回公演の件でパンパンになっており、目や鼻、耳、口、身体の穴から垂れてしまう。
蓋が必要になった。

一区切り

2014-04-09 09:11:54 | 透明人間三部作-2014-2015
公演に向けて構成が、ほぼ完了した。
「ほぼ」と言うのは、公演までには稽古中変更があることを前提にしているから曖昧語になってしまう。
万全の体制で臨みたい。
だから、稽古中に落とし穴を発見しなければならない。
舞台美術、音響、照明、メイク衣裳を具体化する段階に入った。
一区切りついたが、今からが正念場である。
今夜は息抜きする。
稽古がない日だから居酒屋で一杯やるつもりである。
酔っぱらって「スタッフが2名足りない、ご協力を!」の電話を入れてしまうかもしれない。
誰に相談しようか、この指とまれ、天の神様の言うとおり。