山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

次回公演ご案内:プラン

2013-05-30 04:47:55 | 遊戯療法~レミングより
劇団夢桟敷+猫目おろち
☆寺山修司没後30企画第2弾!
熊本演劇フェスティバル参加・演劇エクスプレス4企画
No.63「遊戯療法~レミングより」
■時
11月28日(木)A19:00-
11月29日(金)B19:00-
11月30日(土)A14:00-/B18:00-
12月1日(日)A14:00-/B18:00-
■場
ギャラリーADO
熊本市中央区河原町問屋街2
■木戸銭
前売2000円/当日2500円/学生1500円
(前売開始10月1日より/完全予約制につき当日券でのご入場は満席の場合お断りすることもありますのでご注意ください。)
■問・予約 yumesajiki@ybb.ne.jp
熊本市内プレイガイドにて発売。(期日時間指定チケット) 

原作◎寺山修司「レミング~世界の涯まで連れてって」
脚本◎寺山修司を読む・書く・演技する研究会
(注:7月8月のワークショップで研究会結成予定)
構成演出◎山南純平/共同演出◎さかもとまり
演出助手◎玉垣哲朗(劇団みちくさ)※交渉中
LIVE音楽◎タカハシユウジ
音響◎坂本咲希/馬場真治
照明◎山南純平/東田まなみ/赤井犬彦
舞台監督◎工藤慎平
ダンス振付◎中村大輔
美術◎選考中
衣装◎坂本咲希
小道具・記録事務◎東田まなみ
制作◎猫目おろち/さかもとまり

【登場人物・・・出演予定】

コック或いは出口君・・・工藤慎平
押入れの母、或いはカルメンマキ・・・夢現
景山影子、或いは時計じかけのオレンジ・・・肥後丸.
赤い花嫁・・・A山本真実/B山南純平(Wキャスト)
イシャ或いは患者・・・A山南純平/B赤井犬彦(Wキャスト)
※Wキャストについては変更の可能性あり
犬の水蒸気、或いはネズミたち・・・ダンスユニット・レミング
(注:8月末オーディションにより3名選考予定)

只今プランニング中です。
スタッフ・出演者については若干の変更が予想されます。
6月末までプランとして固まる予定です。
尚、只今開催中のワークショップ(水曜日)は次回公演に向けての準備として一般参加公開します。
オーディションは7月8月(月曜日)の「寺山修司を読む・書く・演技する」研究会の中から選考されます。
詳細が後日発表致します。

音響ワークショップ(2)

2013-05-29 23:23:24 | ワークショップ
■5月29日(水)熊本市中央区五福公民館
「スタッフワークショップ」を先週の水曜日より開始して、今回は【音響】2回目の講座となった。
先週からの宿題であった「台本を使っての選曲(音入れ)」をやってみる。其々持ち込み音楽による実践講座となった。
前回はテクニカルなことがメインだったが、今回は其々の感性が出る。当然、其々の持ち味が見えて、同じ台本を使っていても異なった場面に見えてくる。
音に明るさや暗さ、リズムによる感情が表れる。物語と役者が合わさる。膨らむ。照明が加わる。音楽は人と明りの三位一体が条件となる。
簡単であるかのように見えて、実は濃密な計算が問われる。数学ではない。音・人・明りは組み合わせにより無限の可能性があるから、選び決定する力が問われる。強烈な個性がモノを言う。一般論が通用しないのも舞台。ライブ(生)と集団性の面白さが集中する。
次回公演で今回のワークショップ【音響】を活かせるように!課題は稽古場で追求することとなった。
次回ワークショップは6月5日・12日(水)【照明(1)】につづく。
このワークショップの担当は工藤慎平。舞台裏スタッフの力を充実させるワークショップとなる。役者もこれを理解すると更に演劇の幅と深さに醍醐味を覚えるだろう。
興味のある方はどなたでも参加できます。



 

阿蘇にて【劇団の慰安旅行】

2013-05-28 10:37:51 | モノローグ【エトセトラ】
5月26日(日)-27日(月)、過日公演「レミング」出演メンバーと阿蘇へ一泊二日の慰安旅行へ。
阿蘇中岳に着いてびっくり!・・・強風と砂嵐、寒さで「慰安」が「いや~ん」と色っぽい悲鳴に代わった。
寒いと肌と肌を密着して人のぬくもりを感じたくなるのである。最近、人と密着すると息が荒くなる。誤解されることもある。
福岡の仮面工房さん4名(佐野さん、豪さん、加久さん、関さん)も参加、劇団みちくさの玉垣君も参加した。
コースは一日目が中岳⇒草千里⇒ファームランド、そして阿蘇アーデンホテルで一泊。運転手は賀久さんとまなみー。
このホテルで劇団の本田君(フロント)が働いているので大助かり。焼き肉ウィンナーやソフトクリームをふるまってくれた。
二日目は南阿蘇のカレー店「はひふ」⇒白川水源⇒高森の湧水トンネル。運転手は賀久さんと中村大輔。この日より九州は梅雨入り宣言された。
この計画を立ててくれたのがMAMIちゃん。彼女は早朝の露天風呂で幽霊と遭遇したらしい。私も早朝、露天風呂に入浴した際、観光客がその噂をしているのを耳にしていたが、「幽霊は人に被害を与えることはない!」ときっぱり言ってやった。つまり、人気があるのである。

先日の天草旅行、今回の阿蘇旅行と熊本の美味しい旅は終わった。楽しかった思いを引き出しに納め、そろそろエンジン全開で次に向かう。
6月より秋公演の「レミング」一部拡大構成劇とキッズミュージカル「透明人間」、この制作のためのワークショップと稽古に入る。










運動会の季節

2013-05-25 22:43:50 | キッズ劇2013-2014講座


小学校は運動会の季節に入った。秋の運動会から、今ではこの時期に変わってきた。
稽古に集まっている子どもたちは、今日(土)が運動会の準備だったらしく、気持ちは明日の運動会のことで胸一杯だった。浮足立っていた。
いつものように基礎トレーニングを中心におこなう。電力不足?を度外視して最強の冷房の中で稽古するも汗びっしょり。
劇団からはサキと私だけの参加。キッズはサキが引っ張っていることが定着してきた。次世代の熊本演劇のリーダーたちが勝手に育っている。
高校受験のために休演中のKARENも見学にきた。公演が終わって3週間程度だが大人びて見えた。
キッズミュージカル「透明人間」は11月2日(土)が発表会。9月末には熊本市内の小学生たちが加わることになっている。今のメンバーは昨年同様、後から加わるメンバーの起爆剤になるだろう。
今の内から参加したい少年少女はいつでも劇団までお問い合わせ下さい。
■会費制 月500円/週3回(土)14:00-17:00 清水公民館(定員20名まで)
■問 メール:yumesajiki@ybb.ne.jp(担当/坂本咲希)


天草にて【シルバー家族旅行】

2013-05-24 23:47:30 | モノローグ【エトセトラ】
5月23日(木)24日(金)一泊二日の小旅行へ。
ビンボーを忘れた旅になった。忘れることは良いことだ。世界に悪影響を与えなければのことだが・・・。
私の兄姉夫婦が岐阜と下関市からやって来て、3家族夫婦が天草旅行を満喫する。
70代の兄姉たち、言わば戦後ニッポン昭和企業戦士(今はリタイヤ組)である。血の繋がりはあるものの、私とは考え方も生き方も違っており、このように平和共存していることが不思議に思える旅だった。年をとればお互い優しくなれるものだ。
有明の海を眺めながら海鮮料理と温泉三昧。
泊ったホテルが「竜宮」の名にふさわしく時間が止まってしまった。亀を助けた記憶はない。
うらしま太郎のようにシルバーだった。両日ともPM2,5の煙が漂っていた。








音響ワークショップ(1)

2013-05-22 23:01:45 | ワークショップ
■5月22日(水)熊本市中央区五福公民館

「スタッフワークショップ【音響1】」と題して講座を開催した。工藤慎平の提案によるワークショップ。
公演の際、ライブで音出しをしているタカハシユウジ、音響係の馬場真治は「待ってました」とばかりに参加してきた。
工藤慎平は自分で作成した資料を配布しての実践講座になった。テクニカルディレクターは公演会場では不可欠な存在である。
今回の参加はサキ、肥後丸. 赤井犬彦、座長だったが、劇団外の人たちの参加(交流の意味も含めて)もあった方が良かったのではないかと思った。
次回は台本を使っての講座になる。5月29日(水)18:00-21:30五福公民館。
このワークショップは6月より毎週水曜日、【照明】【企画】【舞台美術】などへ続く予定。

透明人間になったら

2013-05-20 17:21:36 | キッズ劇2013-2014講座
4月は劇団の公演があったため、丸まる、キッズミュージカルの稽古をお休みにしていた。先日の土曜日、久しぶりのキッズ稽古を再開した。
小学生を対象にしているが、演劇の基礎トレーニングは劇団でやっていることをそのまま使っている。子どもだからと言ってなめてはならないと思っている。むしろ、大人より吸収力があるからだ。大人よりも遊び心は発達している。遊びの天才たちだ。
劇団からはサキとクドシンと私の3人が指導の立場で参加している。指導?・・・一緒に遊んでいる。遊ばれている。
先生がエライと思ったら大間違い。演劇は先生をおもちゃにして遊んでくれると勝手に子どもたちは育つものだ。ここが学校教育と違うところ。ぶっちゃけろ。これが演劇の器の大きさなのだ。

11月の発表会は「透明人間」のタイトルでおこなわれる。未だ、台本は出来あがっていない。
さて、「透明人間になったら何をする?」
子どもたちからの答えは「ドロボーに入る。」「おやつをこっそり食べる。」「嫌いなやつを殴る。」・・・「自由に生きる。」
さてさて、大人だったらどうだろう?もっと悪い発想が思いつくだろう。
さてさてさて、劇ではフィクションが成り立つが、悪いことばかりの中に、その反対側の発想をひとつ張り付けたいのである。
これからの課題だ。子どもの劇に裏も表もあるドラマの面白さを追求する。

脳貧血

2013-05-17 00:42:14 | モノローグ【エトセトラ】
■悠愛(ゆめ)ちゃん

骨も残らないと火葬場の人から言われた。6ヶ月の死産だった。
親はふたりで、女の子だったら悠愛(ゆめ)ちゃんと決めていた。
小顔で20cmの手足の長い女の子だった。
この夏に結婚式を控えている。この子が「早く結婚して」と言っていたかのように、メッセージを残して消えた。

元気づけようと家族が集まり食事会を催す。次に向かうのだ。結婚式の準備も慌ただしくなる。
我が家では最後の結婚式、お嫁さんの家では最初の結婚式である。娘の結婚となると父親は複雑な心境になる。力が抜けていくような感じ。私もそれを経験して老けこんだようにも思う。
立場的には息子の父親なのだが、今回は時別な感慨がある。お相手の父親は気丈な方だ。
人前では絶対に泣かない肥後もっこす。最近、肥後もっこすはやさしい気性だと感じるようになった。

笑いが絶えない食事会だった。人間、強いな。励ますつもりが、こちらが励まされているではないか。
食事会の帰り、生ビール4杯で目の前が暗くなり倒れた。
座長が家庭の医学で調べると「脳貧血」の診断。アルコールで血管が広がり、脳に血液が届かなくなるらしい。
最近、会う人に「私は脳貧血である。」と連発している。

NHK熊本「くまもとの風」

2013-05-16 16:41:18 | モノローグ【エトセトラ】
明日5月17日午後7時30分~7時55分
NHK熊本 総合版(熊本県域放送)にて
あの流山児祥(りゅうざんじしょう:熊本県荒尾市出身)さんが出演します。
「あの」とは?・・・泣く子も黙る「首領(どん)」と呼ばれる男。暴力団、マフィアに関係なし。アングラ演劇界のドン。
大衆演劇のドン、玄海竜二(片岡演劇道場)さんの番組「くまもとの風 玄海発見伝◎演劇界の風雲児 流山児祥」。
電波は熊本県域しか届かないが、熊本に住んでいる皆さん、見て下さい。

「アトミック☆ストーム 明るい僕らの未来編 ATOMIC☆STORM - The Musical」
5月31日(金)-6月16日(日)/東京 座・高円寺にて
原発や放射能の恐怖、それをミュージカルに仕掛ける楽しそうな狂気!明るい未来編とは?
番組で、そのようなトークが繰り広げられる。

熊本は熱い夏日が続いています。うっとおしい世上の今、生ビールでも飲みながらお茶の間でNHKを!


スタッフワークの研究

2013-05-14 01:46:30 | 「レミング」2013
毎日新聞社から記事が届いた。なんと一面記事だった。
「首相歴史認識に米困惑」のトップ記事に並んでの公演記事。政治と小劇場が不釣り合いに並んでいることにほくそ笑む。
公演写真も届き、今から報告書作成の為、事務的な作業はつづく。次に向かわなければならない。

寺山修司没後30年◎劇団夢桟敷No.62「レミング~世界の涯2013」公演は終わった。
終わったのだが・・・。振り返れば終わりのない劇だったのである。つまり、旅に終着駅がないのと同じ。旅はつづく。
<世界の涯>とは無限に広がる宇宙旅行のようなものだと思う。
マクロからミクロへ!・・・ミクロに向かって拡大鏡で覗くと<内部>も宇宙空間のように無限が広がる。私小説や文学ではない劇の核心がある。

5月に入って公演稽古のための集合がなくなり、少々、淋しくなっている。放電ばかりの連続だったが、充電には慣れていない。
個人でのデスクワークや勉強が辛いのではなく、集団で走りながら作ることが染みついてしまったのだろう。

気温が上昇してきた故か、身体の脂肪が鬱陶しくなった。燃やさなければ息苦しい。悶えている。

工藤慎平(通称:クドシン)の提案により5月22日より毎週水曜日「スタッフワークショップ(仮称)」が計画された。
音響・照明・舞台美術・企画・制作などの、いわば舞台の裏方にあたるワークショップである。
分業だと、俳優は演技のことばかり専念していれば良いのだが、日本の伝統は協業が根づいている。歌舞伎や能、大衆演劇など然り。
クドシンの提案には意味があり、私たちの劇団もその流れに依拠しようというものだ。

尚、7月8月の2ヶ月間は毎週月曜日に「劇作家・演出家・俳優のためのワークショップ」(全9回講座)を計画中。
テキストは過日公演した「レミング」を用いる。テーマは「寺山修司を読む・書く・演技する」である。
この時期は劇団で次回公演の体制が組まれており、ワークショップは同時進行で一般募集する。少数講座(定員5名以内)。

興味のある方はお問い合わせ下さい。逆に、私たちの方からも目をつけてる人、つばをつけている人にはお誘い致します。

只今、準備中

2013-05-12 23:32:33 | ワークショップ
昨日5月11日(土)、玉垣君(劇団みちくさ)の呼びかけで熊大にて合同稽古をおこなう。白昼堂々。
参加したのは「みちくさ」「熊大演劇部」「不思議少年」「七味唐辛子」そして「夢桟敷」の有志だった。
私は初夏を思わせる暑さで少々バテ気味になる。会場が学館2Fの野外スペースだったため太陽の照り返しがきつかった。
喉が渇く、影が恋しい。途中より椅子に座って眺めていた。・・・大学のキャンパスは懐かしい。エネルギーが漲る。
頑張っている若者たちの様子を眺めながら、熊本でも演劇に未来を感じるのだった。
若い世代が前に飛び出すことを望む。飛べ。
基本トレーニングを紹介し合う形で進められた。

夕方近くになり、身内のお通夜の知らせが入る。
稽古が終わったら近くのレストランで会食を楽しみにしていたのだが、キャンセル。急いで移動する。
何という落差。・・・合掌。
今月は次の公演に向けての準備期間としているが、生活面に於いて山あり谷ありだ。
日常も劇的に思える。

合同稽古【お知らせ】

2013-05-09 02:05:29 | ワークショップ
5月11日(土)午後1時より
熊本大学 全学教育棟C201
劇団みちくさ+熊本大学演劇部+劇団夢桟敷
合同稽古をおこないます。
各団体が日頃おこなっている演劇基礎トレーニングの紹介と体験を通じて交流を図ることを目的にしています。
見学されたい方は各団体までお申し込み下さい。
劇団夢桟敷へのお問い合わせはメールにて受け付けます。体験も歓迎します。無料
yumesajiki@ybb.ne.jp まで。



劇団夢桟敷では、基本的に役者の身体作りをテーマに取り組んできました。
役者体の基礎
スズキメソッド(旧:早稲田小劇場の鈴木忠志氏による演劇トレーニング)をベースにしたものです。
ことばは身体である。身体が物語ることを目標にしています。
名付けて「肉体言語」。
立つ・歩く・音楽を入れてイメージを身体で表現する。
「劇的とは何か」を問題にします。
この流れは日本の伝統的な歌舞伎や能にも繋がっており、欧米の舞台俳優の間でもワークショップとして広まってきています。
応用アレンジすることによって俳優の独自性を浮かび上がらせます。

熊本県山都町にて

2013-05-08 01:01:04 | モノローグ【エトセトラ】
5月連休が終わった。
お祝いや悲しいこと(生や死)、複雑に絡み合った日々だった。
多くを語りたくない時もあるもんだ。

空を泳ぐ魚。・・・楽しくも有り、悲しくも有り。端午の節句。

田舎はいい。山のみどりに囲まれて、空の青に囲まれて、川の音に囲まれて・・・。
ささやかな風があった。

このリズムだ。

田舎はいいもんだ。大切にしたい。
国家(力)・情報(都市の論理)には屈しない。

明日から自然(・・・・)(?)のお爺さんに励もう。ハテナを広げよう。

いっぷく【メモ】

2013-05-05 01:26:27 | モノローグ【エトセトラ】
公演も終わり、3日・4日のパーティーも終わった。連休もわずかとなったところで、いっぷく。
5月予定は劇団の公演のための稽古を入れていないので、自身の身体と今後の活動のための準備を整えようと思う。
こんな余裕は嘗てなかった。いつも公演に追われている日々を過ごしていた。止まって前後左右を確認する時。
追いかける!・・・やっと、次のスタートラインに追いついたような気分になった。

世間の動向も気になる。とても気分が悪い。もやもやはなくした方が良い。ものをはっきり言わなければならない時だ。

次の公演は秋だ。キッズ発表会を充実したものにしたい。劇団の公演もじっくり取り組もう。
その間、ワークショップを計画する。5月10日までに提案できるようにしたい。劇団のステップアップを図る。一般の人も巻き込みたい。もっとアピールする。人との関わりを増やす。周辺の人材が宝の山だとわかったからだ。

おめでとう!

2013-05-04 12:38:25 | モノローグ【エトセトラ】
■5月3日は憲法記念日。どうやら、この国の政府は憲法9条「戦争の放棄」が邪魔らしい。
自衛隊という日本の軍隊がいつでも中国や北朝鮮と戦争ができる国へ修正したいようだ。そのためには平和憲法が邪魔になる。
基本的人権と平和を守る日本国憲法は日本政府にとって目の上のたんこぶ、国家たるもの武力増強によって安全は守られる、旧大日本帝国憲法に戻そうとしている。・・・「守る」という理念にはその裏側に「支配」や「侵略」がべったり張り付いていたことを歴史が証明しているのだが、都合の悪いことは忘れる国ニッポン。
それを安倍政権は恥も反省もなく打ち出している。アジア諸国からは脅威の国と思われるのは必至の状況になるのである。
古い憲法は時代にそぐわなくなったと言いながら、もっと古い憲法に修正しようとしている。

■5月4日はみどりの日。昭和天皇の誕生日がみどりの日、あるいは昭和の日に代わった。
私はその国民の祝日に、寺山修司が亡くなった日として毎年想いに耽る。ある意味、演劇界の天皇のような存在が亡くなったのである。
だからと言って寺山修司が天皇だったと国民に押し付けることはない。各界異類異形に天皇は複数存在する。支配者ではなく、その時代では異端と呼ばれた人たちである。
今日は寺山修司の命日、30回忌である。
今年は没後30年で日本の各地でイベントが催されている。私たちも4月27日ー28日「レミング」を公演した。
追悼の意を込め、私たちが演劇をしている意味の再確認でもある公演だった。寺山修司のハテナを投げかける演劇公演でもあった。
原発や軍隊、この国にはハテナが多すぎる。ハテナが劇を生む。剃刀の切れ味を発揮するハテナマークが巨大化する。



昨日3日と今日4日は、ましまん、みんみんの結婚式とパーティーだ。
昨日は結婚式会場が福岡県久留米市であった。
4年前になるが、ましまん、みんみん、含めて劇団笠戸丸のユニットを17名で作りブラジルに渡った。会場には、その時にお世話になったアルファーインテルの佐藤社長もご来場。こみ上げてくる感動。当時、一緒に行ったメンバーも集まる。私と座長を除き、若いメンバーたちだ。
その時のビデオも編集して流していた。
熊本県、RKK、熊日新聞からの援助金はあったが、お国の文化庁、国際交流基金からの援助金をもらえなかったため、渡航費用や滞在費用に大きな不安があった。メンバーで寄付金集めに奔走するも目標金額に届かないままのブラジル公演。ある意味、無謀とも言えることをやってしまった。現地ブラジルで大きな反響があった。大きなご協力もあって私たちは支えられた。
国の力ではなく、人の繋がり、国境を越えて人間の力を改めて感じた。人だ。これが財産になった。

ましまん、みんみんもこれを経験しての結婚という門出だ。多くの人に支えられ広い視野でこれからの人生を歩んで欲しい。
戦争なんか準備している場合ではない。
今日は熊本市でパーティーがある。劇団夢桟敷のパフォーマンスもあり。盛り上げよう。