山南ノート4【劇団夢桟敷】

山南ノート4冊目(2008.10.3~)
劇団夢桟敷の活動や個人のことなどのメモとして公開中。

歴史の糸

2014-10-22 06:24:31 | 透明人間三部作-2014-2015
こんがらがって来た。
絡まった糸を解くのに気が狂いそうになった。
意味不明の叫びが飛び出る。
「うな、うな、うな~!」・・・どの書物を探してもみつからない言葉が溢れ出してくる。
苦しめば、結果、その分、夢の花が咲く。

歴史は必然か、偶然か?時間は一本の糸で繋がっているのだろうか?
原始共産の時代があった。そこから人類の歴史が始まったことを前提にしている。
ところが、今、取り組んでいる「物語」は人類の前史を試みようというもの。

9万年前に九州の阿蘇で火山が大爆発をお越し、何もかもがひび割れた大地の中へ、あるいは火砕流や土石流の中に埋もれてしまった。
何もなくなってしまった。そんな時間を前提に物語はハジマル。

いい加減な奴らが集まると、自分たちにとって都合の良いことばかりを組み立てる<物語>になってしまう。
ここで言ういい加減な奴らとは役者や劇作家、演出家や舞台スタッフのこと。
<いい加減>は<時間>と<空間>を程よく計算する者たちのこと。
日常感覚を麻痺させ異次元へと誘う舞台を作り出す

全知全能の神様が登場することによって歴史を塗り替えることもできる。
それが神話というものだ。神話は利用される。
誰が利用するかによってはとても危険なものになるだろう。

この国=ヤマト神話は国民を神の子として世界から危険視された時代もあった。
一方、「天皇渡来説」がある。
天皇のご先祖は天から舞い降りたのではなく大陸から渡って来たのだという歴史観である。
これは今から2674年くらい前のことだから、いずれは社会歴史学者によって解明されるに違いない。
火の国(肥国)の主、火の君とは!そこに住んでいた村人たちは・・・。
劇ではヤマトの先住民であったことを前提とした。
短絡的に火の鳥のことだったのだ!・・・劇は空想的社会主義として転がる。

清水公民館講座キッズミュージカル
発表会は11月1日(土)清水公民館ホール「市民の集い」 午後1時より。

No.65東京公演「透明人間◎火の君、鳥の物語」
12月6日(土)7日(日)スペース早稲田。ご案内です。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿