先日の『地球の事を考えて行動する日』Earth Dayを記念し、環境にやさしい乗り物自転車の活用をうったえるため、管理人も加わっている山梨自転車活用研究会主催のEarth Day Ride In Kofuに参加しました。
甲府市内の大学4校のキャンパスを廻って環境負荷が少ない自転車の活用をアピールしようと?いう目論見ですが、いたって静かに走るだけの自己満足てきイベントです(笑)。
甲府市内の大学4校のキャンパスを廻って環境負荷が少ない自転車の活用をアピールしようと?いう目論見ですが、いたって静かに走るだけの自己満足てきイベントです(笑)。
今朝の朝刊に環境カウンセラーのTさんが県産材を使った住宅について書かれていましたので、ご紹介致します。
南アルブス市にある木の国サイトに県産材100%のモデルハウス「甲斐の家」が完成した。県内の人工林で育った木(ヒノキ、スギ、アカマツ、カラマツ)で造り、県産木質燃料も利用するエコハウスの基本形の家だが、「家の空気が気持ち良い、イライラしない」と好評だ。
12年前「家とは何だろう」と原点に戻って考えたことがあった。結論は「家族を守る器」「子供の基礎教育の場」だった。そのころ、地球温暖化の脅威とシックハウス問題に気付いたことが、健康と環境を守る家(エコハウス)造りを始めるきっかけだった。
そして行き着いた所が「地域材で造る環境共生の家」。これは自然科学の力と住まい方で快適に過ごすため、子供の感性と考える力を育て、地球環境と地域と健康を守るのに役立つ家になる。
今なぜ「県産材利用」が大切なのかを考えてみよう。現在日本の国産材自給率は24%と食料自給率より低く、県内での県産材利用はさらに低い。これほど自給率を下げた原因は大量に輸入される木材利用が広がったため、林業・製材業の廃業が続き、利用と供給が悪循環を起こしているためだ。
山梨県は県土の78%が森林、うち44%は伐採して利用するための人工林だ。戦後植林した木は樹齢50年を過ぎ伐採期を迎えているが、このままでは伐採・植林・間伐・枝打ちの循環ができない山が増え、森林の重要な機能が低下することが危ぶまれている。
「禄のダム」としての森林の保水・浄化能力は、安全で豊富な水を供給し、洪水等を防いでいるが、間伐されず根が張らない森林の保水能力は低下してしまう。一方、温暖化の影響で近年の日本は豪雨が増加傾向にある。森林の健全性は水災害から私たちの安全を守るために将来欠かせなくなるだろう。
地球温暖化は大きな問題だ。日本のCO2排出の3分の1を占める建設・運用分野での削減に県産材利用は大きな役割を果たすだろう。
森林のCO2吸収能力は広く知られているが、吸収は成長時に大きく、老齢木は吸収能力が落ちるため、伐採して植林するサイクルが必要だ。また木造住宅を造る時のCO2排出量は、鉄筋コンクリート造りの4分の1、鉄骨造りの3分の1と言われている。
甲斐の家(約115平方㍍)で試算してみると、主要部を製造する際の排出量は、約1万6049㌔㌘だが、木は1立方㍍あたり大気中からCO2を915㌔㌘も吸収するため、使用木材35立方㍍で、3万2025㌔㌘を吸収している。つまりCO2収支はマイナス1万5976㌔㌘となる。
ただし、これも伐採して植林することが前提となる。
また、輸送距離も短いため、今回の木材輸送時排出量は184・6㌔瑠で、日本の平均的木材輸送時の排出量3868・7㌔㌘に比べ95%削減という大きな成果をあげている。国は1990年比25%削減を掲げたが、このような家造りと生活スタイルが広がれば、民間の住宅分野では十分可能と確信している。
これらから分かるように、県産材を利用することは、地域経済が再生され、身近な安全と子供たちの未来を温暖化から守ることにつながる。
今の家造りは、不要と思われる物や広さに多くの費用をかけ大切な基本体を削るケースをよく見る。「早く知っていれば使いたかった」という声を聞くたびに一般への情報提供不足を感じている。
「価値観の転換」が必要な時代と言われている。「物の満足感」は一時の幸福しか生まないが、地域と健康と子供の未来を守る家造りは、一生誇りの持てる「心の満足感」を得られるのではないでしょうか。家造りと住まい方の価値観が変わることで、持続可能な社会づくりに誰でも参加することができます。
南アルブス市にある木の国サイトに県産材100%のモデルハウス「甲斐の家」が完成した。県内の人工林で育った木(ヒノキ、スギ、アカマツ、カラマツ)で造り、県産木質燃料も利用するエコハウスの基本形の家だが、「家の空気が気持ち良い、イライラしない」と好評だ。
12年前「家とは何だろう」と原点に戻って考えたことがあった。結論は「家族を守る器」「子供の基礎教育の場」だった。そのころ、地球温暖化の脅威とシックハウス問題に気付いたことが、健康と環境を守る家(エコハウス)造りを始めるきっかけだった。
そして行き着いた所が「地域材で造る環境共生の家」。これは自然科学の力と住まい方で快適に過ごすため、子供の感性と考える力を育て、地球環境と地域と健康を守るのに役立つ家になる。
今なぜ「県産材利用」が大切なのかを考えてみよう。現在日本の国産材自給率は24%と食料自給率より低く、県内での県産材利用はさらに低い。これほど自給率を下げた原因は大量に輸入される木材利用が広がったため、林業・製材業の廃業が続き、利用と供給が悪循環を起こしているためだ。
山梨県は県土の78%が森林、うち44%は伐採して利用するための人工林だ。戦後植林した木は樹齢50年を過ぎ伐採期を迎えているが、このままでは伐採・植林・間伐・枝打ちの循環ができない山が増え、森林の重要な機能が低下することが危ぶまれている。
「禄のダム」としての森林の保水・浄化能力は、安全で豊富な水を供給し、洪水等を防いでいるが、間伐されず根が張らない森林の保水能力は低下してしまう。一方、温暖化の影響で近年の日本は豪雨が増加傾向にある。森林の健全性は水災害から私たちの安全を守るために将来欠かせなくなるだろう。
地球温暖化は大きな問題だ。日本のCO2排出の3分の1を占める建設・運用分野での削減に県産材利用は大きな役割を果たすだろう。
森林のCO2吸収能力は広く知られているが、吸収は成長時に大きく、老齢木は吸収能力が落ちるため、伐採して植林するサイクルが必要だ。また木造住宅を造る時のCO2排出量は、鉄筋コンクリート造りの4分の1、鉄骨造りの3分の1と言われている。
甲斐の家(約115平方㍍)で試算してみると、主要部を製造する際の排出量は、約1万6049㌔㌘だが、木は1立方㍍あたり大気中からCO2を915㌔㌘も吸収するため、使用木材35立方㍍で、3万2025㌔㌘を吸収している。つまりCO2収支はマイナス1万5976㌔㌘となる。
ただし、これも伐採して植林することが前提となる。
また、輸送距離も短いため、今回の木材輸送時排出量は184・6㌔瑠で、日本の平均的木材輸送時の排出量3868・7㌔㌘に比べ95%削減という大きな成果をあげている。国は1990年比25%削減を掲げたが、このような家造りと生活スタイルが広がれば、民間の住宅分野では十分可能と確信している。
これらから分かるように、県産材を利用することは、地域経済が再生され、身近な安全と子供たちの未来を温暖化から守ることにつながる。
今の家造りは、不要と思われる物や広さに多くの費用をかけ大切な基本体を削るケースをよく見る。「早く知っていれば使いたかった」という声を聞くたびに一般への情報提供不足を感じている。
「価値観の転換」が必要な時代と言われている。「物の満足感」は一時の幸福しか生まないが、地域と健康と子供の未来を守る家造りは、一生誇りの持てる「心の満足感」を得られるのではないでしょうか。家造りと住まい方の価値観が変わることで、持続可能な社会づくりに誰でも参加することができます。
草木は芽吹き、太陽の高度もだいぶ高くなりました。
4月も間もなく中旬を迎えます。
寒暖の差が激しい今日この頃、皆様いかにお過ごしでしょうか。
管理人の住む里山も春本番の息吹を感じます。
スミレの仲間が咲き、シュンランも咲き始めました。
4月も間もなく中旬を迎えます。
寒暖の差が激しい今日この頃、皆様いかにお過ごしでしょうか。
管理人の住む里山も春本番の息吹を感じます。
スミレの仲間が咲き、シュンランも咲き始めました。