新藤監督が、死んでしまった。
100歳で老衰で、となれば、大往生と言われても仕方ないのかもしれないけど。
去年まで作品発表してて、3月のアカデミー賞授賞式にも出てて、(三谷監督の言うとおり、こんなお祭り賞でも、新藤監督に監督賞とらせてあげたかったな……)。
4月の100歳の誕生日を迎えて、そりゃ、「一枚のハガキ」が遺作だと、公言はしてたけど、ちょっと半信半疑だった。
また作っちゃいましたと言うだろー、と思ってた。さらりとあと20年ぐらい行くだろうって、思ってた。
気持ちも感情も意識もやる気も信念も、そんなメンタルがどんなにしっかりしてても、
肉体が老い衰えることには勝てないなんて。
ボケてたなら救いがあったなんて言いたくないけど、でも。
最後の作品と公言して、最後の作品になるなんて、あまりに出来すぎだと思ってた。
あまりに、出来すぎだよ。
私は、まだまだ、まだまだ、新藤作品を観ていないのに!