この夏でも、我が家のナミアゲハのイモムシは元気でした。
木を増やしたおかげか、毎日、アゲハ蝶を見るようになりました。
心配ありません。他の木も、増やそうとしています。
ただ、アシナガバチをあまり見かけなくなったのが気になります。
その他、トンボの出現時期も違うような・・
環境省のモリタリング1000でも、普通種が減っていることが判明しました。
スズメが減っているなんて、驚きです。
それも絶滅危惧種へ入るぐらいの減り方だとか。
このあたりのことは出たばかりなので、また今後、見ていきたいと思います。
本題に戻りますが、うちの庭ではイモムシが多いので、炭素貯蔵や隔離とは何か?と考えていたのですが、この炭素隔離とは何か?私も調べてもあまり分かりませんでした。
この炭素貯蔵隔離はこれもどうやら、今からの分野らしいです。
ですが、こちらで、大型動物が炭素回収・貯蔵するのに役立っていることが言われていました。
世界経済フォーラム
野生動物は炭素を捕獲し貯蔵するのを助けてくれます。その方法は次のとおりです
2023年11月24日
アンドレア・ヴィリ フォーラムアジェンダ担当シニアライター https://creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/4.0/legalcode
ゾウなどでは一生懸命食べて、種子を運搬したり、食べるために土を掘り返したり、踏み固めたりすることで、そこでの炭素貯蔵量が増加するそうです。
一番大きな役割をするのは、海の魚らしいです。
この大型の野生動物らの生態系を取り戻すこと、魚を保護することで炭素貯蔵を回復させ、産業革命以来、大気に排出された500ギガトンを取り除くのに一助となせるということです。
(1,5度までにするためには、大気に排出された分も除去する必要がある)
虫がいる環境といない環境、捕食者と被捕食者がいる環境で、炭素貯蔵量がどっちもいたほうが多かったなどのことがこちらに載っていました。
Natureダイジェスト
昆虫が草地の炭素吸収を増やす | Nature ダイジェスト | Nature Portfolio
この炭素循環は基本的に植物で考えられていて、動物の面は入れられてなかったそうです。
炭素隔離や貯蔵に何があるかというと、前の記事でやりましたが、人間がやる機械での回収貯蔵、森や海洋の生物学的隔離があります。
これら研究では、そこにいる動物たちも炭素貯蔵に役に立っているのでないかと言われています。
まあ、一方で吐き出すわけで、そういう動物らも増えたら増えたで、逆に炭素を吐かせることにもつながることもあるようです。
生態系タイプによってはうまく貯蔵するところと、しないところも出るようで、一概には言えません。
やはり、何事も程よい塩梅が必要なようです。
もしかしたら、クマも大型で日本の森での大きな主ですから、森林を炭素吸収させる生物学的工学の担い手であって、いなくなった九州では、かつての炭素吸収量とは違う量に低下しているかもしれませんね。
これは、オオカミがいなくなった森林地帯もそうかもしれません。
森があり、海があることで、我々は基本的に自然の力があると思い込んでいた面が、まるで失われてしまっているのかもしれません。
このHPのリンク先の論文ではウミガメも出ていましたから、本来、うちの近所に来ていたウミガメが来ていたら、そこでもっと炭素が蓄えられていったかもしれませんが、それが低下しているかもしれません。それで、何十年もそのままになっている。
私もうちの近所の海を見て、これで何か足りないと気づかなかったですが、そうなると、今、森や海、湿地など完全と思われたものが、違って見えてきます。
うちの海、もっと力のある海だったはず。取り戻して欲しいですね。もうここは、戻せないほど、改変されてしまっていますが。これすら、もう元から戻すほうが良いのかもしれません。
この研究がもっとされていったら、クマの大事さ、オオカミがいた頃の炭素量の違いなどが明らかにされて、いつか、我々は新しい事実を知らされる日が来るかもしれません。
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