A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

絶景ホール3・・・・「ピリカの誘惑」

2006-09-28 | GOLF LIFE
ここホールの景色はなかなか他ではお目にかかれない。
ニドムクラシックイコロピリカコースの5番ロングホールだ。
ニドムとは元々アイヌ語で「豊かな森」という意味らしい。
コース全体が、針葉樹の森の中にある。台風の被害で大分木が疎らになったところもあるが、それでも全体が深い森の中にあるという雰囲気を色濃く感じる。

レイアウトは自然の起伏を生かしたアップダウンがある。その中でも一番見晴らしの良い高台に、この5番ホールのティーグラウンドがある。
「ピリカの誘惑」と名付けられた名物ホールだ



ティーグラウンドに立つと、地平線の彼方まで緑の深い森が続いている。この景色は感動的だ。なかなか写真では味わえない感覚。

視線を下の方に落とすと、そこには5番ホールが見える。
20m近い急な打ち下ろしの真ん中にぽっかりと開いた空間がフェアウェイだが、周りの木々に遮られて点にしか見えない。視界の大部分は緑の森。
この遥か遠くにあるグリーンを狙うようにティーショットを打たなければなければならない。
森が呼んでいる。これが最初の「誘惑」かもしれない。
かなりのプレッシャーだ。

第1打を打ち終わって、2打地点に行くと、そこはフラットな場所が広がる。
上から見るより思った以上に広い空間だが、そこはクリークに囲まれている。
歩いてフェアウェイに向かって最初にクリークを渡る時、水面をみると透き通った自然の清流が流れている。水の中には山女の泳ぐ姿も。
自然の中でやっているのだという感慨を覚える。ゴルフ場の美しさはどうしても人工の造成美。自然のままの姿の美しいコースというのは必ずしも多くはない。

2打地点に行くと、次はクリーク越えになる。スライス系のボールで右に行くとすべて池に捕まる。たまたまティーショットが飛んでフェアウェイの左端に行くと、そこからはツーオンが狙える距離。しかし、狙うにはグリーン手前にクリークが廻り込んでいる。これを越えなければならない。危険を覚悟で狙うしかない。
男子プロのマッチプレーをここでやっていた時、ここで2オン狙いを皆がしていたのを思い出す。
クリークからの「誘惑」。これがこのホールの次なる誘惑かもしれない。



上から見ると豪快な美しさを感じるホールだが、下に来ると何故か女性的な繊細な美しさに変身するホールだ。
ニドムの中には美しいホールがいくつかあるが、絶景という点では、このホールが一番であろう。
コメント (4)
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