A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

ヒット曲をやってもエリントンサウンズは変らず

2006-09-29 | MY FAVORITE ALBUM
ELLINGTON ’66 / DUKE ELLIGTON

タイトルどおりエリントンの1966年に発売されたアルバム。
収められている曲は、ビートルズナンバーをはじめとした有名なヒット曲ばかり。
いわゆるヒットパレード物だ。
兎角このような企画のアルバムはJAZZの本流を外れた演奏や、コマーシャリズムに流されてプレーヤー本来の良さが生かされない企画になりがちである。
硬派の評論家やファンからも、辛辣な評価を受けることも少なくない。

ところが、さすがにエリントン。素材は何であれ、見事なエリントンサウンドに仕立て上げている。
もちろん編曲はエリントン御大とビリーストレイホーン。メンバーはエリントンオーケストラの後期の黄金期。ソロにアンサンブルに全員が大活躍だ。
最後に、一曲、このアルバムのためにアルバムタイトルのオリジナル曲が入っている。何故か、この曲がモダンJAZZ風の味付けをしているのも芸が細かい。


このアルバムは、どの曲も、素材よし、アレンジよし、演奏よしで、お気に入りの一曲を選ぶのは難しいが、THE GOOD LIFE で、ハーリーカーネイのバリトンとラッセルプロコープのアルトがデュエット風に掛け合いを演じるのが、なぜか印象に残っている。

1. Red Roses for A Blue Lady
2. Charade
3. People
4. All My Loving
5. A Beautiful Friendship
6. I Want To Hold Your Hand
7. Days Of Wine And Roses
8. I Can’t Stop Loving You
9. The Good Life
10. Satin Doll
11. Moon River
12. Ellington ‘66


Cootie Williams, Cat Anderson, Herbie Jones, Mercer Ellington(tp); Ray Nance(tp,v)
Lawrence Brown, Buster Cooper(tb); Chuck Connors(btb)
Jimmy Hamilton(cl,ts)
Russell Procope (cl,as)
Johnny Hodges(as)
Paul Gonsalves(ts)
Harry Carney(cl,bcl,as,bar)
Duke Ellington(p)
John Lamb(sb)
Sam Woodyard(d)

Recorded on 19,21 January 1965 in New York

Ellington 66
Duke Ellington
Collectables

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする