A DAY IN THE LIFE

好きなゴルフと古いLPやCDの棚卸しをしながらのJAZZの話題を中心に。

「SWING」の演奏を新しい録音で・・・

2007-07-11 | MY FAVORITE ALBUM
GOES DIRCT TO DISC / LES BROWN and his band of renown

最近は疲れて思考停止に陥った時は、「SWING系の演奏を理屈抜きで楽しむ」と決めている。取り出したのは、レスブラウンのオーケストラ。
レスブラウンというと、「センチメンタルジャーニー」と「ドリスデイ」というのが定石だが、このアルバムは比較的新しいアルバム。1977年の録音。
ちょうど、最初から聴きなおしているConcordレーベルがこの年の録音辺りになってきている

今ではすっかりiPodで有名な、APPLEコンピューターが設立された年だ。
それから10年してパソコンがまだまだ「オタク」の玩具であった時、マッキントッシュSEが登場する。あのデザインと操作感は衝撃的であった。コンピューター、パソコンの概念を変えた。そのアップルも、今ではコンピューターが社名から消えている。30年前、携帯も、パソコンも、ワイドテレビもない時代だったが、この30年のテクノロジーの変化による我々の生活環境の変化は劇的だ。

レコードの世界もアナログ最後の時代で色々な試みが行われていた。
ダイレクトカッティングなるものが一時流行った。このアルバムもその一枚。
アルバム片面を取り直し無しで一気に録音するので、演奏する方からするとそれなりの緊張感があったとは思うが、軽快な演奏が一気に続く。曲と間の間が普通より少し長めなのが、「あれっ」という感じ。「慣れ」という自然のテンポと少しずれると人間は不思議と敏感に反応する。

Tickle Toeや、Satin Dollのような、古くからのBig Bandの名曲をやっているかと思えば、この年にヒットしたスティビーワンダーのSir Dukeを早速手がけ、ロッキーのテーマありと盛りだくさん.

音の良さを売りにしているので、古色蒼然としてサウンドのイメージのレスブラウンオーケストラが、最新の音で光り輝いている。これも少し違和感があるが。
「スイング時代の曲を最新の録音で」の範疇に入る一枚。理屈抜きに気楽に楽しめる。

ON GREEN DOLPHIN STREET
LAURA
POOR BUTTERFLY
ALONE AGAIN
SIR DUKE
TICKLE TOE
SATIN DOLL
FLY ME TO THE MOON
GONNA FLY NOW (Theme from Rocky)

名の通ったプレーヤーは、ヴァイブのヴィクターフェルドマンくらい。

Bobby Clark , Larry Ford , Fred Koyen , Bill Mattison , Don Smith (tp)
C. Stumpy Brown , Bill Moffett , Bob payne , Jim Sawyer (tb)
Lou Ciotti , Fred Cooper , Glen Garrett , Matt Utal , H.Butch Stone (sax)
Rich Aronson (p)
Bob Bertoux (b)
Tim May (g)
Jerry McKenzie (ds)
Vic Feldman (vib)

録音は、ちょうど30年前の今日だ。
Recorded July . 11 & 12 , 1977
Capital Records Studio A,Hollywood CA.




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