やさいの家

小さな日常・小さな風景

自分で作る味

2013-04-04 06:21:06 | 料理をしよう
「おふくろの味」と言う言葉があります。懐かしい味・ホッとする味・飽きない味。
これは、「レストランの味」と何が違うのか?
ちょっと考えてみました。

両方とも、人の手で(機械でなくて)作っているとして。


たとえば「レストランの味」は
「レシピがきっちりあって、寸分違わぬように調理をして、
味を決める必要がある。」つまり、同じ味になることが大切。
同じクオリティーを提供することが大切。
本物のプロの領域は、手が届くはずのない崇高な所にあって至極当然。

家庭料理は
「作る人のその時の体調や、気候・温度等によって、味にゆらぎがある」
つまり、いつも同じ味とは限らない。


家庭料理…。
作る人のいろんな条件で味にゆらぎがあるから、その「ゆらぎの幅」が、
毎日食べても、飽きない味に繋がっている。
(飽きると言う場合は、きっちりと計量しているのでは?と思います)

そんな気がします。

    

    

だから何だ?って事なのですが、

つまりは、家庭料理の場合、あまりレシピや計量にこだわらなくても、
良いんじゃないかなってことなんです。

言い切ってしまうと語弊がありますが…、

もちろん新しい味にチャレンジする時は、テキストを参考にして、
計量をきちんとすることは大切ですが…(それを土台に自分の味を作っていくために)
それでも自分が美味しいと思えるかどうかが、とても重要だと思うのです。


そして作り慣れたものは、
その時の自分の感覚を大切にすれば、それがベストだと。

    

自分で味を決める。これが大切だと思うのです。

塩加減だったり、食感だったり。
ゆらぎも含めて、自分のその時のベストの味を求めてみる。

それが、自分でお料理をするということの特権だから。

ご家庭でいつも調理なさっていらっしゃる方々は、
「そんなの当たり前」ってお話ですが(苦笑)

    

どんな食材を選び、どんな風に調理するか?

それはお仕着せではなくて、自分で選んで自分で決めて、自分で実行できること。


    

その味は、市販のレトルト食品や、合成調味料を頼った料理では、決して味わえないもの。

    

    

大胆に、楽しみながら、
その時の一番美味しいと思う味付けをしてみる。
これって、実はものすごいことなんですよね。

だってすべて自分で決められることだから。


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4月のお料理教室の予定をこちらにあります。
よかったら、ご覧くださいね。







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