バスに乗る機会が多い私は、バスの中で様々なお年寄りを観察している。
まー色々あるが、今日は一つ気になったことを。
「お年寄りには席を譲りましょう」
みなさん、これ、小学生でも分かりますね。
年寄りに席を譲らない若者を正すことなど、いまさら~って感じだし、ここで触れるつもりは毛頭ない。
逆に、これからの時代、超高齢社会へまっしぐら、いずれ、バスの中は年寄りで溢れかえり、
年寄りが年寄りに席を譲らないといけないケースも出てくるだろう。
私が年寄りになる頃は、
”空いている席がなかったら、立ってでも乗ります!ってくらいな
気概がない年寄りはバスに乗ってはいけません!”
ってな、乗車条件を設ける必要が出てくるかも・・・。
さて、ここ沖縄は、私が見る範囲では、年寄りに席を譲る光景を結構な割合で見れる。
ほほえましいし、現代人捨てたもんじゃないって思う。
しかし、譲ってもらう年寄り側に疑問を感じることが多々ある。
譲ってもらった席を、「すぐ降りるから・・・」とか言って、断る年寄りが居るのだ。
年寄り特有の遠慮深さか・・・、これまで激動の時代を生きてきた自分はまだイケると勘違いしているのか・・・
分かりませんが、そーゆー年寄りを見て、私はこう思う。
「オバー、せっかく譲ってもらったんだから、素直に座りなさい!
オバーが断ったら、譲ってあげた人が、
アファ~になる(恥ずかしいみたいなニュアンス)でしょ!!」
年寄りが断ってしまったら、せっかく譲った人のメンツが丸潰れだし、
それを車内で見ていた人々だって、自分もアファ~になりたくないから、ますます人に席を譲ることをしなくなる。
実際、私も、年寄りに席を譲ったのに、断られた経験がある。
一度立った席に、また座り直す自分の姿、なんと惨めなことか・・・。
お年寄りに席を譲らない若者に対して、「年上を敬え!」とか「気が利かない!」とか様々なモラル批判があったが、
これから超高齢社会を迎えるにあたって、今度は年寄り側にも、
「譲ってもらったモンは素直に譲ってもらう!」ってなモラルを是非持って頂きたいものだ。
これが、譲ってくれた人(わか者たち)への一番のご褒美だし、一番の気遣いだと思う。
自分が年寄りであることを潔く認め、
基本自分のことは自分でするスタンスではあるものの、
人に何かを譲ってもらったら、それに快く甘えてみる…
そんな年寄りが増えてほしい。
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