現在のアパートを探している時、ある不動産屋さんにとてもお世話になった。
町の小さな不動産屋さんで、少人数ながらも、こちらが欲している情報はきちんと提供してくれる
不動産屋さんであった。
私たち夫婦を担当して下さったのが、30代くらいのある男性であった。
その男性社員は、控えめで口数もそう多くはない。しかし、なんとなく一生懸命さが
伝わる感じであった。過剰でもない不足でもない塩梅の対応だった。
その男性は、この業界が長くはないのか、私が色々と質問をしていく中で、
時折分からないことが出てきた。しかし男性は、誤魔化すことは一切せず、
分からないところはきちんと調べてくれた。
そして、再度きちんと説明をしてくれた。
でも、その説明が、ちょっと聞きづらいのだ。
彼の日本語を聞く限りでは、日本に留学して、こちらで大学を出た後に、
そのまま就職した外国の方だと思う。
でも彼は、不慣れそうな日本語のイントネーションでも一生懸命に私に伝えてくれた。
私は内心、外国からわざわざ日本に来て、一生懸命日本語で不動産の話をして、
すごく勉強なさったんだろうな~。この発音からすると、中国人ではなさそうだな。
恐らく韓国の方だろうな・・・などと思っていた。
何度かいい部屋を見せてもらう中で、お互い話す機会も多くなったので、
ある日私はその男性に聞いてみた。
ご出身はドコデスカ?と。
すると、彼は、はにかみながら答えた。
「宮古島です・・・。やっぱ訛っていますか?」と。
うぇ~~~、宮古島出身だったのかーーー!!
もう少しで、韓国人ですか?在日は長いのですか?
なんで日本に来たんですか?・・・などと聞くところだったー。
そんな事は、口が裂けても言えないから、私は慌てて彼の質問に答えた。
「いえいえ、訛っていませんよ・・・」と
あれから約4年、今振り返っても、韓国の方ですか?
日本語がとてもお上手ですね。って言わなくて良かったと思っている。
思ったことをすぐに口には出さない。これ、社会のマナーなのかもって、少し大人の世界が
分かった気がした。
宮古島の方と韓国の方は、それぞれの言語で、
意思疎通できそうと思う方、手挙げてぇ~、そしてこっち押してぇ~ →
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