やよいの頭の中

沖縄のフツーの主婦やよいが思ったこと   (最近は息子の英語教育も。もちろん、従来からの愚痴記事も健在でしゅ!)

私の妊婦時代 その⑧ ~心音がとぶ~

2012年01月18日 | 妊娠&出産

妊娠38週の定期検診。

今週も産気づかなかったよ~と看護婦さんとたわいもない会話。

モニター(聴診器のデッカイ版をお腹においてシートベルトのようなもので固定し、胎児の心音やお腹の

張り具合を調べてるようだ)を付けて、いつものように数十分測ってみる。

この光景、何度やったことか。もう慣れたよ。

切迫早産の診断を受けている時は、お腹が張らないよう体勢を横にしたり、精神統一なんかして、お腹の張りが少しでも

バレないようにおさまるようにと、色々と小細工模索したこともあったな。。。    懐かしい。。。

などと、世の妊婦らしく、自身の妊婦生活を振り返っていた。

 

暫くして、看護婦さんが様子見に来た。

胎児の心音が飛んでる。。。

ベテラン看護婦さんが呼ばれて来た。

やっぱり心音がうまくとれない。。。

先生に見てもらう。

それでもやっぱり心音飛んでる。。。

「最近、胎動はありましたか?」って聞かれた。

「あ、あ、あったと思います」 

この時期は以前ほど、コロコロ動く感じはないけど、たま~にギュニューーって来るのだ。

 

いつもと違う、変な空気がそこらへんに漂ってる感じがした。

いつもはおしゃべりな先生が無口。

余計に不安だ。何か喋って!

何か起こっているけど、妊婦に配慮して平静を装っているのか。

はたまた本当に原因の分からない、医学の研究材料にされるようなレアなケースなのか。

悪い想像は膨らむばかり。

 

胎児の心音が飛ぶことは、たまにある話だそうな。(と、言っても、この産科では年に数回)

そして大抵は一過性のものらしい。

その日は土曜日。

週明け月曜の検診で、治っていなかったら、紹介状出すから、総合病院へ行って下さいとのこと。

言われるがままに帰路につく。

 

夫は仕事中なので、静かなアパート。急に不安になって涙が出てきた。

切迫早産でお腹の子に窮屈な思いをさせてきたのに、今度は心音がとりにくい。

私のお腹の中で何が起こっているのか。そんなに居心地が悪いお腹なのか。

気を紛らわすために昼寝をする。

でも寝れなくて、ボーっとしていた。すると、病院から電話が入る。

婦長さんからだ。「明日日曜だけど、先生が診察されるらしいので、朝9時に来てください」とのこと。

日曜なのに、呼び出し。

やっぱ何か悪いことなのか。

 

夕方、夫が帰宅後、話をする。

私の不安をよそに、「俺の子供だから大丈夫」と小学生並みの根拠のない自信で片付けようとする。

今はこんなこと言ってる場合じゃないだろー

するとこの夫、明日は朝から沖縄マラソンの練習会に参加するから病院への付き添いはできないとのこと。

子供の心臓より、マラソン優先!?

この男、子供を作るだけが脳かっ!?

人間あきれると、何も言葉が出てこなくなる。

 

この子を守れるのは、私しかない!

 寒い1月の日曜日早朝、タクシーを呼び、大きなお腹をかかえ、独り病院へと向かった。

 

 

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