やよいの頭の中

沖縄のフツーの主婦やよいが思ったこと   (最近は息子の英語教育も。もちろん、従来からの愚痴記事も健在でしゅ!)

実社会での不可能を一時的に可能にしてくれる台湾ドラマたち

2012年06月01日 | 中国語

最近のハマっていることは?と聞かれたら、「台湾ドラマを観ること」って答えるようにしている。

一応、実際に中国語学習の一環として、今の私にはいい教材だと思っているし、

教科書では出てこない単語や用例が出てくるからね。

そして、何といっても、”海外ドラマを見ている”って、語学習得を目指す者にとって、

何だか言葉の響きが心地よいというか、それだけで勉強した気になれるし、相手国に精通できた

つもりになれたりする。あくまで”つもり”のままであるが。

 

私がこれまで観てきた台湾ドラマの中だけで思ったことだが、

台湾ドラマって以下のような傾向があると思う。

 

○主人公は必ずハッピーエンド (←国に関わらずフツーそっか)

○主人公を軸に繰り広げられる恋愛図は、基本、男2名対女2名、計男女4名である。

○ここぞという肝心な時に、携帯がらみの問題で、連絡がつかなくなり、悪展開していく。

○主人公はドラマの途中までは「人は金より心よ!」的な発言をしておきながら、選んだ相手は、結局金持ちもしくは金持ちになるポテンシャルがあるような人である。最終回を迎えたあとでも視聴者に「主人公は金には不自由しない裕福な暮らしが出来て良かった~」となんだか安心感を与えてしまう、ちゃっかりさん的展開である。

○登場人物には必ず、金持ちや御曹司、青年実業家などなど、いわゆる”有钱的人””富人”がいる。

○ここ数年のドラマでは、登場人物らが所持している携帯電話は必ずスマホである。

○登場人物が記者に囲まれる(もしくはパパラッチに追いかけられる)シーンが必ずある。

 

最近の日本のドラマをまったく観ていないので、比較はできないが、台湾ドラマを観たことの

ある人は、「あるある~」って思ってしまうのでは。

 

こーやって、台湾ドラマあるあるを羅列してみると、ドラマって人間が実社会では可能に

できない、もしくは不可能に限りなく近いコトを、ドラマの中で見せてくれるモンだね。

ドラマを観ることで、実社会の自分ができない事を、追体験して、できたつもりになって、

脳を一時的にでも覚醒させて、自分自身でも自覚していない真の欲望をスカッと満たしている

のかもしれない。

 

でも、その”自分自身でも自覚していない真の欲望”ってモンが、

台湾ドラマでは露骨に出ている気がする。

上記で私が台湾ドラマには共通項がたくさんあるって書いたが、そこから台湾の方の

”欲望”っていうものを少々推測してみたら面白いかも。

 

台湾の方の欲望(本音)

○人はやっぱりお金や名誉

○機器は最新のものでなくちゃ

○一度はマスコミから囲み取材を受けたい、もしくは囲み取材を受けるような人と繋がりを持ちたい

○私もいつかは成功できる、もしくはそれに近い人生を歩めるはずだ

 

あくまでも推測である。

かくいう私も、台湾ドラマにハマっています~って言いながら、実は自身の見えない欲望は

台湾の方のそれと共通している事があるのかもしれない。

ん~、まだ自覚症状はないが・・・。

 

 


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