先週は、プロの碁の配信を視聴したり、詰碁を毎日15~25題解くなどして特訓してきました。ネット碁は、8連勝中です。
今回は、二間高バサミの新型の研究をしていきます。前回はこちらから。
今回は、白が12手目にAと押してきた時の応手です。
白Aは、上辺の黒にモタレていって、左辺の黒を狙っている手です。
私は、ここで白がBと打ち、黒がCと新手を放つ形ばかり研究していたのですが、実践では、意外にAと打つ方が多く、この手を研究してみようと思った次第です。
黒は13と応じるのが良いでしょう。白14は頑張った手です。
黒17のマゲは好手で、この石を捨てるにしても、白の形に弱点を残そうとしています。
黒19は様子見の意味があり、白20なら、黒21とハサミツケます。左辺の黒石は取られますが、もともと白の隅だっただけに、これだけの外勢を得ることができれば成功したと言えるでしょう。ちなみに、白18でAやBには黒Cのスベりを推奨します。
次の白の一手の評価値です。白は、すぐにAと切っても黒Bの狙いが残っていてうまくいかないので、他の大場に向かうことになります。
白20で、単に図の1と打ってきた場合は、黒2のトビがシボりを見た良い一手です。白5のキリも黒6の利きがあるので、あまりうまくいきません。図の進行で、黒57.2%です。
他にも、攻め合いになる変化など難解なものも多いですが、厚みが好きな方は、黒が打ちやすいと感じるかもしれません。
私は、こういう手筋が頻発する接触戦が好きです。私と対局する方は大変ですね(笑)