伊坂幸太郎さんの「終末のフール」を少々前に読んだ。
地球に隕石がおちて何年か経つと人類は滅亡するという世界。
最初にそれが発表されると略奪、自殺、労働放棄が起こり
社会は大混乱するのだけれど、数年経つと次第に鎮静化してくる。
仕事をするものは再開するし、家族を失ったもの同士
疑似家族のようなものをつくったりもしている。
このなかでレンタルビデオ屋の店長さんのおとうさんが出て来るんだけど
「生きていくことに理由なんかない。ただ生きていかなければいけないから生きる。」
的なことをいうのがとにかく印象的だった。