Ⅱ列王記4章
さて、預言者の子孫達の妻達のうちの一人の女がエリシャに叫んで言いました。
「あなたの僕である私の夫は死にました。あなたはあなたの僕が主を畏敬していたことを知っています。貸し主が私の二人の子を自分のもとに連れていって自分の奴隷にしようとしています。」
1 預言者のともがらの妻のひとりがエリシャに叫んで言いました。
「あなたの僕である私の夫が死にました。ご存じのように、あなたの僕は、主を恐れておりました。ところが、貸し主が来て、私のふたりの子どもを自分の奴隷にしようとしております。」
そこで、エリシャは彼女に言いました。
「あなたのために私は何をすべきですか。言ってください!あなたは家の中に何をもっていますか?」
彼女は言いました。
「あなたの召使いである私は家の中に何も持っていません。ただ油の壺が一つあるだけです。」
2 エリシャは彼女に言いました。「何をしてあげようか。あなたには、家にどんな物があるか、言いなさい。」彼女は答えた。「はしための家には何もありません。ただ、油のつぼ一つしかありません。」
Ⅱ列王記4章3,4節
そこで、彼は言いました。
「行きなさい!あなたのためにあらゆる所から、また、あなたのすべての隣人から器を借りなさい!空の多くの器を。少しだけ集めることにはならないように!
そして、あなたが中に入った時、あなたとあなたの子供達の後ろで戸を閉めなければなりません。
その時、それをこれらのすべての器に注いで、満ちたものは脇に置くように!」
そこで、彼は言いました。{カル態未完了形}
「行きなさい!{カル態命令形}あなたのためにあらゆる所から、また、あなたのすべての隣人から器を借りなさい!{カル態命令形}空の多くの器を。少しだけ集めることにはならないように!{ヒフイル態未完了形}
3 すると、彼は言いました。「外に出て行って、隣の人みなから、器を借りて来なさい。からの器を。それも、一つ二つではいけません。
そして、あなたが{家の}中に入った時{カル態完了形}、あなたとあなたの子供達の後ろで戸を閉めなければなりません。{カル態完了形;shall}その時、それをこれらのすべての器に注いで{カル態完了形}、満ちたものは脇に置くように!」{ヒフイル態未完了形}
4 家に入ったなら、あなたと子どもたちのうしろの戸を閉じなさい。そのすべての器に油をつぎなさい。いっぱいになったものはわきに置きなさい。」
そこで、彼女は彼のもとから出かけて、自分とその子供達の後ろの戸を閉め、彼らはいくつもの器を彼女の所へ持って来て、彼女はそれを注ぎました。
5 そこで、、彼女は彼のもとから去り、子どもたちといっしょにうしろの戸を閉じ、子どもたちが次々に彼女のところに持って来る器に油をついだ。
Ⅱ列王記4章6節
そのいくつもの器が満杯になった時、彼女は彼女の息子に言いました。
「他の器を私に持ってきなさい!」
すると、彼は彼女に言いました。
「もう他の器はもありません。」
そこで、油は止まりました。
そのいくつもの器が満杯になった時{カル態未完了形}、彼女は彼女の息子に言いました。{カル態未完了形}
「他の器を私に持ってきなさい!」{ヒフイル態命令形}
すると、彼は彼女に言いました。{カル態未完了形}
「もう他の器はもありません。」
そこで、油は止まりました。{カル態未完了形}
6 器がいっぱいになったので、彼女は子どもに言いました。「もっと器を持って来なさい。」子どもが彼女に、「もう器はありません」と言うと、油は止まった。
そこで、彼女は来て、神の人に言いました。すると、彼は言いました。
「行って、油を売って、負債を払い、あなたとあなたの子供達とで残りのもので暮らしていけます。」
7 彼女が神の人に知らせに行くと、彼は言いました。「行って、その油を売り、あなたの負債を払いなさい。その残りで、あなたと子どもたちは暮らしていけます。」
8 ある日のこと、エリシャがシュネムに行くと、そこには大女がいたので、彼女は彼にパンを食べるように無理強いしました。
そして、彼がそこを通り過ぎる度に、パンを食べるためにそこに立ち寄りました。
8 ある日、エリシャがシュネムを通りかかると、そこにひとりの裕福な女がいて、彼を食事に引き止めた。それからは、そこを通りかかるたびごとに、そこに寄って、食事をするようになった。
9 彼女は夫に言いました。
「見てください!私はこの人が神の聖なる人で、絶えず私達の前を通り過ぎることを察知しました。
9 女は夫に言いました。「いつも私たちのところに立ち寄って行かれるあの方は、きっと神の聖なる方に違いありません。
10 願わくば、屋根の上に小さな部屋を作り、そこに彼のために寝台とテーブルと腰掛けと燭台を置いて、彼が私達の所に来る時は、ここに入って来るようにしましょう。」
10 ですから、屋上に壁のある小さな部屋を作り、あの方のために寝台と机といすと燭台とを置きましょう。あの方が私たちのところにおいでになるたびに、そこをお使いになれますから。」
11 そして、ある日、彼がここに来て、上の部屋に入り、そこで横になりました。
11 ある日、エリシャはそこに来て、その屋上の部屋に入り、そこで、横になった。
12 彼はその僕ゲハジに言いました。
「ここのシュネムの女を呼びなさい!」{カル態命令形}
彼が彼女を呼ぶと、彼女は彼の前に立ちました。
12 彼は若い者ゲハジに言いました。「ここのシュネムの女を呼びなさい。」
彼が呼ぶと、彼女は彼の前に立った。
13 彼はゲハジに言いました。
「今、彼女に言いなさい!あなたは私達のためにこれほどまでに気を配ってくださいました。私はあなたのために何をしてあげたらいいですか。あなたは王や兵隊長に何か話す必要がありますか。」
すると、彼女は答えました。
「私は自分の民の中に住んでいます。」
13 エリシャはゲハジに言いました。
「彼女にこう伝えなさい。『ほんとうに、あなたはこのように、私たちのことでいっしょうけんめいほねをおってくれたが、あなたのために何をしたらよいか。王か、それとも、将軍に、何か話してほしいことでもあるか。』」彼女は答えた。「私は私の民の中で、しあわせに暮らしております。」
14 彼は言いました。
「それでは彼女のためにされるべきことは何だろうか。」
ゲハジは答えました。
「本当に彼女には子がなくて、彼女の夫は年をとっています。」
14 エリシャは言いました。「では、彼女のために何をしたら良いだろうか。」
ゲハジは言いました。「彼女には子どもがなく、それに、彼女の夫も年をとっています。」
15 そして、彼は言いました。
「彼女を呼びなさい!」
彼が彼女を呼ぶと、彼女は戸口に立ちました。
15 エリシャが、「彼女を呼んで来なさい」と言ったので、ゲハジが彼女を呼ぶと、彼女は入口のところに立った。
16 彼は言いました。
「来年、命のこの時に、あなたは子を抱くでしょう。」{カル態;shall}
すると、彼女は言いました。
「いいえ。私の御主人よ!神{複数形}の人よ!あなたのはしために決してうそを言わないでくださいますように!」
And he said About this season according to the time of life thou shalt embrace a son And she said Nay my lord thou man of God do not lie unto thine handmaid
16 エリシャは言いました。「来年の今ごろ、あなたは男の子を抱くようになろう。」彼女は言いました。「いいえ、あなたさま。神の人よ。このはしために偽りを言わないでください。」
17 しかし、その女は妊娠して、エリシャが言ったように、時が巡ってその時期に子を産みました。
17 しかし、この女はみごもり、エリシャが彼女に告げたとおり、翌年のちょうどそのころ、男の子を産んだ。
18 その子が成長して、刈り入れをするために父のもとに彼が出かけて行ったある日の事、
18 その子が、大きくなって、ある日、刈り入れ人といっしょにいる父のところに出て行ったとき、
19 彼は自分の父親に言いました。
「私の頭が、私の頭が。」
そして、父親はその僕に言いました。
「この子を母のもとに運びなさい!」
19 父親に、「私の頭が、頭が」と言ったので、父親は若者に、「この子を母親のところに抱いて行ってくれ」と命じた。
20 彼がその子を連れて、母のもとに行くと、その子は昼まで母のひざの上に座っていて、それから死んでしまいました。
20 若者はその子を抱いて、母親のところに連れて行った。この子は昼まで母親のひざの上で休んでいたが、ついに死んだ。
21 彼女は上って行って、その子を神の人の寝台の上に寝かせて、その上に戸を閉めて出て行きました。
21 彼女は屋上に上がって行って、神の人の寝台にその子を寝かし、戸をしめて出て来た。
Ⅱ列王記4章22節
彼女は夫に呼びかけて言いました。
「私が神の人のところへ走って行きたいので走って行けるように、また、戻って来たいので戻って来ることができるように、若者達の一人と、雌ロバたちの一頭を、どうか私によこしてください!」
彼女は夫に呼びかけて{カル態未完了形}言いました。{カル態未完了形}
「私が神の人のところへ走って行きたいので走って行けるように{カル態未完了形願望形;may}、また、戻って来たいので戻って来ることができるように{カル態未完了形願望形}、若者達の一人と、雌ロバたちの一頭を、どうか私によこして{送って}ください!」{カル態命令形}
22 彼女は夫に呼びかけて言いました。「どうぞ、若者のひとりと、雌ろば一頭を私によこしてください。私は急いで、神の人のところに行って、すぐ戻って来ますから。」
23 すると、彼は言いました。
「どうして今日、彼のもとに行こうとするのですか。新月でも安息日でもありません。」
すると、彼女は言いました。
「うまくいくでしょう。」
23 すると彼は、「どうして、きょう、あの人のところに行くのか。新月祭でもなく、安息日でもないのに」と言ったが、彼女は、「それでも、かまいません」と答えた。
24 そこで、彼女はろばに鞍をつけてその僕に言いました。
「走れ!進め!私が命じない限り、乗馬の手を緩めるな!」
24 彼女は雌ろばに鞍を置き、若者に命じた。「手綱を引いて、進んで行きなさい。私が命じなければ、手綱をゆるめてはいけません。」
25 そこで、彼女は行って、神の人の所へ行き、カルメル山にやって来ました。
神の人は彼女を遠くで見て、その僕ゲハジに言いました。
「見よ!あのシュナンミテがいる。
25 こうして、彼女は出かけ、カルメル山の神の人のところへ行った。神の人は、遠くから彼女を見つけると、若い者ゲハジに言いました。「ご覧。あのシュネムの女があそこに来ている。
26 今すぐ走って彼女に会いに行き、彼女に言いなさい!
『あなたは元気ですか。あなたの夫は元気ですか。子どもは元気ですか。』」
すると、彼女は答えました。
「順調です。」
27 彼女は丘にいる神の人のところに来た時、彼の足をつかみました。
ゲハジは彼女を突き放そうとして近づきましたが、神の人は言いました。
「彼女を放っておきなさい!」
28 そこで、彼女は言いました。
「私は主君の子を望んだのですか。私は言いませんでしたか。『私を惑わさないでください!』と言いませんでしたか。」
29 そこで、彼はゲハジに言いました。
「もし人に会ったらその人に挨拶せず、もしあなたに挨拶する人があってもそれに答えず、私の杖をその子の顔の上に置きなさい!」
30 その子の母は言いました。
「主が生きておられるように、また、あなたの魂が生きておられるように、私はあなたを離れません。」
そして、彼は立ち上がって、彼女について行きました。
31 ゲハジは人々の前を通り過ぎて、杖をその子の顔に置きましたが、声もなく、何も聞こえませんでした。
そこで、彼はエリシャのもとに帰ってきて、彼に告げました。
「その子は目覚めていません。」
32 エリシャが家に入ってみると、見よ、その子は死んでいて、その寝台の上に横たわっていました。
33 そこで、彼は中に入って、二人の上に戸を閉め、主に向かって祈りました。
34 彼は上って行って、その子の上に横たわり、その口の上に口を、その目の上に目を、その手の上に手を置き、その上に体を伸ばしました。
35 それから、彼は帰って来て、家の中を一度行き来して歩き、また上って行って、彼の上に体を伸ばしました。
36 彼はゲハジを呼んで言いました。
「このシュナム人を呼びなさい!」
そこで、ゲハジは彼女を呼びました。
そして、彼女が彼のもとに入って行った時、彼は言いました。
「あなたの子を目覚めさせてあげなさい!」
37 そこで、彼女は中に入り、彼の足もとにひれ伏して、地にひれ伏し、また、その子を目覚めさせて出て行きました。
38 エリシャはまたギルガルにやって来ました。
その地は乏しく、預言者達の子供達が彼の前に座っていたので、彼はその僕に言いました。
「大鍋をおいて、預言者達の子供達のために鍋でお湯を沸かしなさい!」
39 ある人が野に出て草を採り、野のつるを見つけ、その野の瓜を膝いっぱいに集めて来て鍋の中に細切れにして入れました。
40 そこで、彼らは人に食べさせるために注ぎました。
そして、彼らがそのポタージュを食べている時、叫んで言いました。
「神の人よ!鍋の中に死があります。」
そして、彼らはそれを食べることができませんでした。
41 しかし、彼は言いました。
「では、食事を持ってきなさい!」
そして、それを鍋に投げ入れて、「民のために注いで、食べさせるがよい。」と言いました。すると、その鍋には害がなくなりました。
42 そこで、バアル・シャリシャから人が来て、神の人に初穂のパン、大麦二十斤と、新鮮なとうもろこしの穂を袋にいれて持って来ました。
そして彼は言いました。
「民に与えて食べさせるがよい。」
43 その僕は言いました。
「これを百人の男の前にどのように並べたらよいでしょうか。」
しかし、彼は言いました。
「民に与えて、彼らが食べるようにしなさい!」
44 そこで、彼はこれを彼らの前に置いたので、彼らは主の言葉に従って食べました。また、それを残しました。
1 預言者のともがらの妻のひとりがエリシャに叫んで言いました。「あなたの僕である私の夫が死にました。ご存じのように、あなたの僕は、主を恐れておりました。ところが、貸し主が来て、私のふたりの子どもを自分の奴隷にしようとしております。」
2 エリシャは彼女に言いました。「何をしてあげようか。あなたには、家にどんな物があるか、言いなさい。」彼女は答えた。「はしための家には何もありません。ただ、油のつぼ一つしかありません。」
3 すると、彼は言いました。「外に出て行って、隣の人みなから、器を借りて来なさい。からの器を。それも、一つ二つではいけません。
4 家に入ったなら、あなたと子どもたちのうしろの戸を閉じなさい。そのすべての器に油をつぎなさい。いっぱいになったものはわきに置きなさい。」
5 そこで、、彼女は彼のもとから去り、子どもたちといっしょにうしろの戸を閉じ、子どもたちが次々に彼女のところに持って来る器に油をついだ。
6 器がいっぱいになったので、彼女は子どもに言いました。「もっと器を持って来なさい。」子どもが彼女に、「もう器はありません」と言うと、油は止まった。
7 彼女が神の人に知らせに行くと、彼は言いました。「行って、その油を売り、あなたの負債を払いなさい。その残りで、あなたと子どもたちは暮らしていけます。」
8 ある日、エリシャがシュネムを通りかかると、そこにひとりの裕福な女がいて、彼を食事に引き止めた。それからは、そこを通りかかるたびごとに、そこに寄って、食事をするようになった。
9 女は夫に言いました。「いつも私たちのところに立ち寄って行かれるあの方は、きっと神の聖なる方に違いありません。
10 ですから、屋上に壁のある小さな部屋を作り、あの方のために寝台と机といすと燭台とを置きましょう。あの方が私たちのところにおいでになるたびに、そこをお使いになれますから。」
11 ある日、エリシャはそこに来て、その屋上の部屋に入り、そこで、横になった。
12 彼は若い者ゲハジに言いました。「ここのシュネムの女を呼びなさい。」彼が呼ぶと、彼女は彼の前に立った。
13 エリシャはゲハジに言いました。「彼女にこう伝えなさい。『ほんとうに、あなたはこのように、私たちのことでいっしょうけんめいほねをおってくれたが、あなたのために何をしたらよいか。王か、それとも、将軍に、何か話してほしいことでもあるか。』」彼女は答えた。「私は私の民の中で、しあわせに暮らしております。」
14 エリシャは言いました。「では、彼女のために何をしたら良いだろうか。」ゲハジは言いました。「彼女には子どもがなく、それに、彼女の夫も年をとっています。」
15 エリシャが、「彼女を呼んで来なさい」と言ったので、ゲハジが彼女を呼ぶと、彼女は入口のところに立った。
16 エリシャは言いました。「来年の今ごろ、あなたは男の子を抱くようになろう。」彼女は言いました。「いいえ、あなたさま。神の人よ。このはしために偽りを言わないでください。」
17 しかし、この女はみごもり、エリシャが彼女に告げたとおり、翌年のちょうどそのころ、男の子を産んだ。
18 その子が、大きくなって、ある日、刈り入れ人といっしょにいる父のところに出て行ったとき、
19 父親に、「私の頭が、頭が」と言ったので、父親は若者に、「この子を母親のところに抱いて行ってくれ」と命じた。
20 若者はその子を抱いて、母親のところに連れて行った。この子は昼まで母親のひざの上で休んでいたが、ついに死んだ。
21 彼女は屋上に上がって行って、神の人の寝台にその子を寝かし、戸をしめて出て来た。
22 彼女は夫に呼びかけて言いました。「どうぞ、若者のひとりと、雌ろば一頭を私によこしてください。私は急いで、神の人のところに行って、すぐ戻って来ますから。」
23 すると彼は、「どうして、きょう、あの人のところに行くのか。新月祭でもなく、安息日でもないのに」と言ったが、彼女は、「それでも、かまいません」と答えた。
24 彼女は雌ろばに鞍を置き、若者に命じた。「手綱を引いて、進んで行きなさい。私が命じなければ、手綱をゆるめてはいけません。」
25 こうして、彼女は出かけ、カルメル山の神の人のところへ行った。神の人は、遠くから彼女を見つけると、若い者ゲハジに言いました。「ご覧。あのシュネムの女があそこに来ている。
26 さあ、走って行き、彼女を迎え、『あなたは無事ですか。あなたのご主人は無事ですか。お子さんは無事ですか』と言いなさい。」それで彼女は答えた。「無事です。」
27 それから、彼女は山の上の神の人のところに来て、彼の足にすがりついた。ゲハジが彼女を追い払おうと近寄ると、神の人は言いました。「そのままにしておきなさい。彼女の心に悩みがあるのだから。主はそれを私に隠され、まだ、私に知らせておられないのだ。」
28 彼女は言いました。「私があなたさまに子どもを求めたでしょうか。この私にそんな気休めを言わないでくださいと申し上げたではありませんか。」
29 そこで、、彼はゲハジに言いました。「腰に帯を引き締め、手に私の杖を持って行きなさい。たといだれに会っても、あいさつしてはならない。また、たといだれがあいさつしても、答えてはならない。そして、私の杖があの子の顔の上に置きなさい。」
30 その子の母親は言いました。「主は生きておられ、あなたのたましいも生きています。私は決してあなたを離しません。」そこで、、彼は立ち上がり、彼女のあとについて行った。
31 ゲハジは、ふたりより先に行って、その杖を子どもの顔の上に置いたが、何の声もなく、何の応答もなかったので、引き返して、エリシャに会い、「子どもは目をさましませんでした」と言って彼に報告した。
32 エリシャが家に着くと、なんと、その子は死んで、寝台の上に横たわっていた。
33 エリシャは中に入り、戸をしめて、ふたりだけになって、主に祈った。
34 それから、寝台の上に上がり、その子の上に身を伏せ、自分の口を子どもの口の上に、自分の目を子どもの目の上に、自分の両手を子どもの両手の上に重ねて、子どもの上に身をかがめると、子どものからだが暖かくなってきた。
35 それから彼は降りて、部屋の中をあちら、こちらと歩き回り、また、寝台の上に上がり、子どもの上に身をかがめると、子どもは七回くしゃみをして目を開いた。
36 彼はゲハジを呼んで、「あのシュネムの女を呼んで来なさい」と言いつけた。ゲハジが彼女を呼んだので、彼女はエリシャのところに来た。そこで、、エリシャは、「あなたの子どもを抱き上げなさい」と言いました。
37 彼女は入って来て、彼の足もとにひれ伏し、地に伏しておじぎをした。そして、子どもを抱き上げて出て行った。
38 エリシャがギルガルに帰って来たとき、この地にききんがあった。預言者のともがらが彼の前にすわっていたので、彼は若い者に命じた。「大きなかまを火にかけ、預言者のともがらのために、煮物を作りなさい。」
39 彼らのひとりが食用の草を摘みに野に出て行くと、野生のつる草を見つけたので、そのつるから野生のうりを前掛けにいっぱい取って、帰って来た。そして、彼の煮物のかまの中にそれを切り込んだ。彼らはそれが何であるか知らなかったからである。
40 彼らはみなに食べさせようとして、これをよそった。みながその煮物を口にするや、叫んで言いました。「神の人よ。かまの中に毒が入っています。」彼らは食べることができなかった。
41 エリシャは言いました。「では、麦粉を持って来なさい。」彼はそれをかまに投げ入れて言いました。「これをよそって、この人たちに食べさせなさい。」その時にはもう、かまの中には悪い物はなくなっていた。
42 ある人がバアル・シャリシャから来て、神の人に初穂のパンである大麦のパン二十個と、一袋の新穀とを持って来た。神の人は、「この人たちに与えて食べさせなさい」と命じた。
43 神の召使いは、「これだけで、どうして百人もの人に分けられましょう」と言いました。しかし、エリシャは言いました。「この人たちに与えて食べさせなさい。主はこう仰せられる。『彼らは食べて残すだろう。』」
44 そこで、、召使いが彼らに配ると、彼らは食べた。主のことばのとおり、それはあり余った。
Now there cried a certain woman of the wives of the sons of the prophets unto Elisha, saying: 'Thy servant my husband is dead; and thou knowest that thy servant did fear the LORD; and the creditor is come to take unto him my two children to be bondmen.'
2 And Elisha said unto her: 'What shall I do for thee? tell me; what hast thou in the house?' And she said: 'Thy handmaid hath not any thing in the house, save a pot of oil.'
3 Then he said: 'Go, borrow thee vessels abroad of all thy neighbours, even empty vessels; borrow not a few.
4 And thou shalt go in, and shut the door upon thee and upon thy sons, and pour out into all those vessels; and thou shalt set aside that which is full.'
5 So she went from him, and shut the door upon her and upon her sons; they brought the vessels to her, and she poured out.
6 And it came to pass, when the vessels were full, that she said unto her son: 'Bring me yet a vessel.' And he said unto her: 'There is not a vessel more.' And the oil stayed.
7 Then she came and told the man of God. And he said: 'Go, sell the oil, and pay thy debt, and live thou and thy sons of the rest.'
8 And it fell on a day, that Elisha passed to Shunem, where was a great woman; and she constrained him to eat bread. And so it was, that as oft as he passed by, he turned in thither to eat bread.
9 And she said unto her husband: 'Behold now, I perceive that this is a holy man of God, that passeth by us continually.
10 Let us make, I pray thee, a little chamber on the roof; and let us set for him there a bed, and a table, and a stool, and a candlestick; and it shall be, when he cometh to us, that he shall turn in thither.'
11 And it fell on a day, that he came thither, and he turned into the upper chamber and lay there.
12 And he said to Gehazi his servant: 'Call this Shunammite.' And when he had called her, she stood before him.
13 And he said unto him: 'Say now unto her: Behold, thou hast been careful for us with all this care; what is to be done for thee? wouldest thou be spoken for to the king, or to the captain of the host?' And she answered: 'I dwell among mine own people.'
14 And he said: 'What then is to be done for her?' And Gehazi answered: 'Verily she hath no son, and her husband is old.'
15 And he said: 'Call her.' And when he had called her, she stood in the door.
16 And he said: 'At this season, when the time cometh round, thou shalt embrace a son.' And she said: 'Nay, my lord, thou man of God, do not lie unto thy handmaid.'
17 And the woman conceived, and bore a son at that season, when the time came round, as Elisha had said unto her.
18 And when the child was grown, it fell on a day, that he went out to his father to the reapers.
19 And he said unto his father: 'My head, my head.' And he said to his servant: 'Carry him to his mother.'
20 And when he had taken him, and brought him to his mother, he sat on her knees till noon, and then died.
21 And she went up, and laid him on the bed of the man of God, and shut the door upon him, and went out.
22 And she called unto her husband, and said: 'Send me, I pray thee, one of the servants, and one of the asses, that I may run to the man of God, and come back.'
23 And he said: Wherefore wilt thou go to him today? it is neither new moon nor sabbath.' And she said: 'It shall be well.'
24 Then she saddled an ass, and said to her servant: 'Drive, and go forward; slacken me not the riding, except I bid thee.'
25 So she went, and came unto the man of God to mount Carmel. And it came to pass, when the man of God saw her afar off, that he said to Gehazi his servant: 'Behold, yonder is that Shunammite.
26 Run, I pray thee, now to meet her, and say unto her: Is it well with thee? is it well with thy husband? is it well with the child?' And she answered: 'It is well.'
27 And when she came to the man of God to the hill, she caught hold of his feet. And Gehazi came near to thrust her away; but the man of God said: 'Let her alone; for her soul is bitter within her; and the LORD hath hid it from me, and hath not told Me.'
28 Then she said: 'Did I desire a son of my lord? did I not say: Do not deceive me?'
29 Then he said to Gehazi: 'Gird up thy loins, and take my staff in thy hand, and go thy way; if thou meet any man, salute him not; and if any salute thee, answer him not; and lay my staff upon the face of the child.'
30 And the mother of the child said: 'As the LORD liveth, and as thy soul liveth, I will not leave thee.' And he arose, and followed her.
31 And Gehazi passed on before them, and laid the staff upon the face of the child; but there was neither voice, nor hearing. Wherefore he returned to meet him, and told him, saying: 'The child is not awaked.'
32 And when Elisha was come into the house, behold, the child was dead, and laid upon his bed.
33 He went in therefore, and shut the door upon them twain, and prayed unto the LORD.
34 And he went up, and lay upon the child, and put his mouth upon his mouth, and his eyes upon his eyes, and his hands upon his hands; and he stretched himself upon him; and the flesh of the child waxed warm.
35 Then he returned, and walked in the house once to and fro; and went up, and stretched himself upon him; and the child sneezed seven times, and the child opened his eyes.
36 And he called Gehazi, and said: 'Call this Shunammite.' So he called her. And when she was come in unto him, he said: 'Take up thy son.'
37 Then she went in, and fell at his feet, and bowed down to the ground; and she took up her son, and went out.
38 And Elisha came again to Gilgal; and there was a dearth in the land; and the sons of the prophets were sitting before him; and he said unto his servant: 'Set on the great pot, and seethe pottage for the sons of the prophets.'
39 And one went out into the field to gather herbs, and found a wild vine, and gathered thereof wild gourds his lap full, and came and shred them into the pot of pottage; for they knew them not.
40 So they poured out for the men to eat. And it came to pass, as they were eating of the pottage, that they cried out, and said: 'O man of God, there is death in the pot.' And they could not eat thereof.
41 But he said: 'Then bring meal.' And he cast it into the pot; and he said: 'Pour out for the people, that they may eat.' And there was no harm in the pot.
42 And there came a man from Baal-shalishah, and brought the man of God bread of the first-fruits, twenty loaves of barley, and fresh ears of corn in his sack. And he said: 'Give unto the people, that they may eat.'
43 And his servant said: 'How should I set this before a hundred men?' But he said: 'Give the people, that they may eat; for thus saith the LORD: They shall eat, and shall leave thereof.'
44 So he set it before them, and they did eat, and left thereof, according to the word of the LORD.
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