ヘブライ語旧約聖書翻訳研究

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創世記29章  翻訳途中

2022-10-01 07:03:55 | 創世記

創世記29章

それから、ヤコブは旅に出て、東の子孫達の地に至りました。
2 彼が見ていると、見よ!野に井戸があり、見よ!そのそばに三頭の羊の群れが横たわっていました。彼らはその井戸から羊の群れに水を注いだからです。その井戸の口の上にある石は大きいものでした。
3 そこで、羊の群れはみなそこに集められ、彼らはその石を井戸の口から転がして羊に水をやり、その石を井戸の口の上に元のように置きました。
4 そこで、ヤコブは彼らに言いました。
「兄弟達よ!あなたがたはどこから来たのですか?」
すると、彼らは言いました。
「私達はハランの者です。」
5 そして、彼は彼らに言いました。
「あなたがたはナホルの子ラバンを知っていますか?」
すると、彼らは言いました。
「私達は彼を知っています。」
6 そして、彼は彼らに言いました。
「彼とはうまくいっているのですか?」
すると、彼らは言いました。
「順調です。見なさい!彼の娘ラケルが羊といっしょにやって来ました。」
6 ヤコブはまた、彼らに尋ねた。「あの人は元気ですか。」すると彼らは、「元気です。ご覧なさい。あの人の娘ラケルが羊を連れて来ています」と言いました。
7 彼は言いました。
「見よ!まだ日は高いし、家畜を集めるべき時間ではありません。あなたがたは羊に水をやり、行って、それらを養いなさい!」
7 ヤコブは言いました。「ご覧なさい。日はまだ高いし、群れを集める時間でもありません。羊に水を飲ませて、また行って、群れをお飼いなさい。」
8 すると彼らは言いました。
「すべての家畜が集まって、井戸の口から石を転がすまでは、私達にはできません。すべての家畜が集まって、井戸の口から石を転がすことができたら、羊に水をやりましょう。」
8 すると彼らは言いました。「全部の群れが集められるまでは、そうできないのです。集まったら、井戸の口から石をころがし、羊に水を飲ませるのです。」
9 彼がまだ彼らと話している間に、ラケルは父の羊をつれてやって来ました。彼女は羊の世話をしていたからです。
10 ヤコブは母の兄弟ラバンの娘ラケルと、母の兄弟ラバンの羊を見たので、近づいて行って、井戸の口から石を転がし、母の兄弟ラバンの群れに水を注いで与えました。
11 ヤコブはラケルに口づけして、声をあげて、泣きました。
12 ヤコブはラケルに、自分は父の兄であり、リベカの子であることを告げたので、彼女は走って行って父に告げました。
13 ラバンはその妹の子ヤコブの知らせを聞くと、走って行って彼に会い、彼を抱きしめ、口づけして、自分の家に連れていきました。そして、彼はラバンにこれまでのことをすべて告げました。
14 そこで、ラバンは彼に言いました。
「確かにあなたは私の骨であり、私の肉です。」
そして、彼は一か月の間、彼と共に住みました。
15 ラバンはヤコブに言いました。
「あなたは私の親戚{兄弟}だが、無報酬で私に仕えるべきだろうか?教えてくれ!あなたの賃金はいくらぐらいがいいかい?」
15 そのとき、ラバンはヤコブに言いました。「あなたが私の親類だからといって、ただで私に仕えることもなかろう。どういう報酬がほしいか、言ってください。」
16 さて、ラバンには二人の娘がいました。
上の者の名をレアと言い、下の者の名をラケルと言いました。
16 ラバンにはふたりの娘があった。姉の名はレア、妹の名はラケルであった。
17 レアの目は弱々しかったが、ラケルは美しい形をしていて、見るからに美しかった。
17 レアの目は弱々しかったが、ラケルは姿も顔だちも美しかった。
18 ヤコブはラケルを愛していたので、
「私はあなたの下の娘ラケルのために七年間、あなたに仕えます。」と言いました。
18 ヤコブはラケルを愛していた。それで、「私はあなたの下の娘ラケルのために七年間あなたに仕えましょう」と言いました。
19 ラバンは言いました。
「彼女を他人に与えるよりは、あなたに与えるほうが良い。私と一緒にいてください!」
19 するとラバンは、「娘を他人にやるよりは、あなたにあげるほうが良い。私のところにとどまっていなさい」と言いました。
20 ヤコブはラケルのために七年間仕えましたが、彼にとっては、彼女への愛ゆえに、ほんの数日に過ぎないように思われました。
20 ヤコブはラケルのために七年間仕えた。ヤコブは彼女を愛していたので、それもほんの数日のように思われた。
21 ヤコブはラバンに言いました。
「私の日々は満ちたので、私の妻を与えてください!そうすれば、私は彼女のもとに行くことができます。」
22 ラバンはその地の者をみな集めて、祝宴を催しました。
23 そして、夕方になって、ラバンはその娘レアを取って、ヤコブのところに連れてきたので、ヤコブは彼女のところに入りました。
23 夕方になって、ラバンはその娘レアをとり、彼女をヤコブのところに行かせたので、ヤコブは彼女のところに入った。
24 ラバンはその娘レアにその侍女ジルパを彼女の侍女として与えました。
24 ラバンはまた、娘レアに自分の女奴隷ジルパを彼女の女奴隷として与えた。
25 そして、朝になると、見よ!レアでした。彼はラバンに言いました。
「あなたは私に何をなさったのですか?私はラケルのためにあなたに仕えたのではありませんか。それなのに、あなたはなぜ私を惑わされたのですか?」
25 朝になって、見ると、それはレアであった。それで彼はラバンに言いました。「何ということを私になさったのですか。私があなたに仕えたのは、ラケルのためではなかったのですか。なぜ、私をだましたのですか。」
26 そこで、ラバンは言いました。
「私達のところでは、長子より若い者を先に嫁がせる{与える}ことはありません。
26 ラバンは答えた。「私達のところでは、長女より先に下の娘をとつがせるようなことはしないのです。

27 この者への一週間を全うしなさい!そうすれば、もう一人の者も、あなたが私と一緒にまだ七年勤める奉仕のために、あなたに与えましょう。」
27 それで、この婚礼の週を過ごしなさい。そうすれば、あの娘もあなたにあげましょう。その代わり、あなたはもう七年間、私に仕えなければなりません。」

28 ヤコブはそのとおりして、その一週間を全うしました。それでラバンは、その娘ラケルを彼に嫁がせました。
28 ヤコブはそのようにした。すなわち、その婚礼の週を過ごした。それでラバンはその娘ラケルを彼に妻として与えた。
29 ラバンは娘ラケルに、自分の侍女ビルハを彼女の侍女として与えました。
29 ラバンは娘ラケルに、自分の女奴隷ビルハを彼女の女奴隷として与えた。
30 彼はまたラケルのもとに行き、レアよりもラケルを愛して、なお七年の間、彼と共に仕えました。
30 ヤコブはこうして、ラケルのところにも入った。ヤコブはレアよりも、実はラケルを愛していた。それで、もう七年間ラバンに仕えた。
31 主はレアが嫌われているのを見て、その胎を開かれましたが、ラケルは不妊でした。
31 主はレアがきらわれているのをご覧になって、彼女の胎を開かれた。しかしラケルは不妊の女であった。
32 レアは身ごもって男の子を産み、その名をルベンと名付けました。
彼女は言いました。
「主が私の苦難を見てくださったので、これからは夫が私を愛してくれるからです。」
32 レアはみごもって、男の子を産み、その子をルベンと名づけた。それは彼女が、「主が私の悩みをご覧になった。今こそ夫は私を愛するであろう」と言いましたからである。
33 彼女はまた身ごもって、男の子を産んだ。そして言いました。
「主は私が憎まれていることを聞かれたので、この子をも私に授けてくださった{与えられた}のです。」そして、彼女はその名をシメオンと名付けました。
33 彼女はまたみごもって、男の子を産み、「主は私がきらわれているのを聞かれて、この子をも私に授けてくださった」と言って、その子をシメオンと名づけた。
34 彼女はまた身ごもって、男の子を産みました。そして言いました。
「私は彼に三人の男の子を産んだので、今度こそ夫は私と結ばれるでしょう。」そこで、その子の名をレビと名付けました。
34 彼女はまたみごもって、男の子を産み、「今度こそ、夫は私に結びつくだろう。私が彼に三人の子を産んだのだから」と言いました。それゆえ、その子はレビと呼ばれた。
35 彼女はまた身ごもって、男の子を産んだので、「今度こそ、私は主をほめたたえます。」と言い、その名をユダと名づけ、産むことをやめました。
35 彼女はまたみごもって、男の子を産み、「今度は主をほめたたえよう」と言いました。それゆえ、その子を彼女はユダと名づけた。それから彼女は子を産まなくなった。

1 ヤコブは旅を続けて、東の人々の国へ行った。
2 ふと彼が見ると、野に一つの井戸があった。そしてその井戸のかたわらに、三つの羊の群れが伏していた。その井戸から群れに水を飲ませることになっていたからである。その井戸の口の上にある石は大きかった。
3 群れが全部そこに集められたとき、その石を井戸の口からころがして、羊に水を飲ませ、そうしてまた、その石を井戸の口のもとの所に戻すことになっていた。
4 ヤコブがその人たちに、「兄弟たちよ。あなたがたはどこの方ですか」と尋ねると、彼らは、「私たちはハランの者です」と答えた。
5 それでヤコブは、「あなたがたはナホルの子ラバンをご存じですか」と尋ねると、彼らは、「知っています」と答えた。
6 ヤコブはまた、彼らに尋ねた。「あの人は元気ですか。」すると彼らは、「元気です。ご覧なさい。あの人の娘ラケルが羊を連れて来ています」と言いました。
7 ヤコブは言いました。「ご覧なさい。日はまだ高いし、群れを集める時間でもありません。羊に水を飲ませて、また行って、群れをお飼いなさい。」
8 すると彼らは言いました。「全部の群れが集められるまでは、そうできないのです。集まったら、井戸の口から石をころがし、羊に水を飲ませるのです。」
9 ヤコブがまだ彼らと話しているとき、ラケルが父の羊の群れを連れてやって来た。彼女は羊飼いであったからである。
10 ヤコブが、自分の母の兄ラバンの娘ラケルと、母の兄ラバンの羊の群れを見ると、すぐ近寄って行って、井戸の口の上の石をころがし、母の兄ラバンの羊の群れに水を飲ませた。
11 そうしてヤコブはラケルに口づけし、声をあげて泣いた。
12 ヤコブが、自分は彼女の父の親類であり、リベカの子であることをラケルに告げたので、彼女は走って行って、父にそのことを告げた。
13 ラバンは、妹の子ヤコブのことを聞くとすぐ、彼を迎えに走って行き、彼を抱いて、口づけした。そして彼を自分の家に連れて来た。ヤコブはラバンに、事の次第のすべてを話した。
14 ラバンは彼に、「あなたはほんとうに私の骨肉です」と言いました。こうしてヤコブは彼のところに一か月滞在した。
15 そのとき、ラバンはヤコブに言いました。「あなたが私の親類だからといって、ただで私に仕えることもなかろう。どういう報酬がほしいか、言ってください。」
16 ラバンにはふたりの娘があった。姉の名はレア、妹の名はラケルであった。
17 レアの目は弱々しかったが、ラケルは姿も顔だちも美しかった。
18 ヤコブはラケルを愛していた。それで、「私はあなたの下の娘ラケルのために七年間あなたに仕えましょう」と言いました。
19 するとラバンは、「娘を他人にやるよりは、あなたにあげるほうが良い。私のところにとどまっていなさい」と言いました。
20 ヤコブはラケルのために七年間仕えた。ヤコブは彼女を愛していたので、それもほんの数日のように思われた。
21 ヤコブはラバンに申し出た。「私の妻を下さい。期間も満了したのですから。私は彼女のところに入りたいのです。」
22 そこでラバンは、その所の人々をみな集めて祝宴を催した。
23 夕方になって、ラバンはその娘レアをとり、彼女をヤコブのところに行かせたので、ヤコブは彼女のところに入った。
24 ラバンはまた、娘レアに自分の女奴隷ジルパを彼女の女奴隷として与えた。
25 朝になって、見ると、それはレアであった。それで彼はラバンに言いました。「何ということを私になさったのですか。私があなたに仕えたのは、ラケルのためではなかったのですか。なぜ、私をだましたのですか。」
26 ラバンは答えた。「私達のところでは、長女より先に下の娘をとつがせるようなことはしないのです。
27 それで、この婚礼の週を過ごしなさい。そうすれば、あの娘もあなたにあげましょう。その代わり、あなたはもう七年間、私に仕えなければなりません。」
28 ヤコブはそのようにした。すなわち、その婚礼の週を過ごした。それでラバンはその娘ラケルを彼に妻として与えた。
29 ラバンは娘ラケルに、自分の女奴隷ビルハを彼女の女奴隷として与えた。
30 ヤコブはこうして、ラケルのところにも入った。ヤコブはレアよりも、実はラケルを愛していた。それで、もう七年間ラバンに仕えた。
31 主はレアがきらわれているのをご覧になって、彼女の胎を開かれた。しかしラケルは不妊の女であった。
32 レアはみごもって、男の子を産み、その子をルベンと名づけた。それは彼女が、「主が私の悩みをご覧になった。今こそ夫は私を愛するであろう」と言いましたからである。
33 彼女はまたみごもって、男の子を産み、「主は私がきらわれているのを聞かれて、この子をも私に授けてくださった」と言って、その子をシメオンと名づけた。
34 彼女はまたみごもって、男の子を産み、「今度こそ、夫は私に結びつくだろう。私が彼に三人の子を産んだのだから」と言いました。それゆえ、その子はレビと呼ばれた。
35 彼女はまたみごもって、男の子を産み、「今度は主をほめたたえよう」と言いました。それゆえ、その子を彼女はユダと名づけた。それから彼女は子を産まなくなった。


Then Jacob went on his journey, and came to the land of the children of the east.
2 And he looked, and behold a well in the field, and, lo, three flocks of sheep lying there by it.--For out of that well they watered the flocks. And the stone upon the well's mouth was great.
3 And thither were all the flocks gathered; and they rolled the stone from the well's mouth, and watered the sheep, and put the stone back upon the well's mouth in its place.--
4 And Jacob said unto them: 'My brethren, whence are ye?' And they said: 'Of Haran are we.'
5 And he said unto them: 'Know ye Laban the son of Nahor?' And they said: 'We know him.'
6 And he said unto them: 'Is it well with him?' And they said: 'It is well; and, behold, Rachel his daughter cometh with the sheep.'
7 And he said: 'Lo, it is yet high day, neither is it time that the cattle should be gathered together; water ye the sheep, and go and feed them.'
8 And they said: 'We cannot, until all the flocks be gathered together, and they roll the stone from the well's mouth; then we water the sheep.'
9 While he was yet speaking with them, Rachel came with her father's sheep; for she tended them.
10 And it came to pass, when Jacob saw Rachel the daughter of Laban his mother's brother, and the sheep of Laban his mother's brother, that Jacob went near, and rolled the stone from the well's mouth, and watered the flock of Laban his mother's brother.
11 And Jacob kissed Rachel, and lifted up his voice, and wept.
12 And Jacob told Rachel that he was her father's brother, and that he was Rebekah's son; and she ran and told her father.
13 And it came to pass, when Laban heard the tidings of Jacob his sister's son, that he ran to meet him, and embraced him, and kissed him, and brought him to his house. And he told Laban all these things.
14 And Laban said to him: 'Surely thou art my bone and my flesh.' And he abode with him the space of a month.
15 And Laban said unto Jacob: 'Because thou art my brother, shouldest thou therefore serve me for nought? tell me, what shall thy wages be?'
16 Now Laban had two daughters: the name of the elder was Leah, and the name of the younger was Rachel.
17 And Leah's eyes were weak; but Rachel was of beautiful form and fair to look upon.
18 And Jacob loved Rachel; and he said: 'I will serve thee seven years for Rachel thy younger daughter.'
19 And Laban said: 'It is better that I give her to thee, than that I should give her to another man; abide with me.'
20 And Jacob served seven years for Rachel; and they seemed unto him but a few days, for the love he had to her.
21 And Jacob said unto Laban: 'Give me my wife, for my days are filled, that I may go in unto her.'
22 And Laban gathered together all the men of the place, and made a feast.
23 And it came to pass in the evening, that he took Leah his daughter, and brought her to him; and he went in unto her.
24 And Laban gave Zilpah his handmaid unto his daughter Leah for a handmaid.
25 And it came to pass in the morning that, behold, it was Leah; and he said to Laban: 'What is this thou hast done unto me? did not I serve with thee for Rachel? wherefore then hast thou beguiled me?'
26 And Laban said: 'It is not so done in our place, to give the younger before the first-born.
27 Fulfil the week of this one, and we will give thee the other also for the service which thou shalt serve with me yet seven other years.'
28 And Jacob did so, and fulfilled her week; and he gave him Rachel his daughter to wife.
29 And Laban gave to Rachel his daughter Bilhah his handmaid to be her handmaid.
30 And he went in also unto Rachel, and he loved Rachel more than Leah, and served with him yet seven other years.
31 And the LORD saw that Leah was hated, and he opened her womb; but Rachel was barren.
32 And Leah conceived, and bore a son, and she called his name Reuben; for she said: 'Because the LORD hath looked upon my affliction; for now my husband will love me.'
33 And she conceived again, and bore a son; and said: 'Because the LORD hath heard that I am hated, He hath therefore given me this son also.' And she called his name Simeon.
34 And she conceived again, and bore a son; and said: 'Now this time will my husband be joined unto me, because I have borne him three sons.' Therefore was his name called Levi.
35 And she conceived again, and bore a son; and she said: 'This time will I praise the LORD.' Therefore she called his name Judah; and she left off bearing.



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