勤労学生祝ご卒業ご就職

Y'sは個別指導と銘打っているからか、
当たり前ですが個別に勉強教えてほしい人がきます。

中には働きながら大学院で専門知識を学びたいからというお母さまも
いらっしゃれば、家計を助けるためバイトをしながら
５年計画で高校を卒業しようとする生徒もいます。

今月、その高校生が卒業し、卒業証書を見せに来てくれました。
もう仕事も決まっていて明日から社会人。
少し不安があるということで、将来の話などしました。
二十歳で就職・・・しんどいことも多いでしょう。
悩みを抱えないで、誰かに話をするようにね、ぐらいしか言えませんでした。

高校を出てすぐ働かず、学生時代4年間を過ごすというのは無駄なのかそうでないのか、
今も時々考えます。
私などは本を読むために大学に行ったようなものなので、
そんなんなら家で読めば？と言われてもしかたないです。
文系、特に文学系って何なの？と疑問に思ったり、
じゃあ、大学って仕事に役立つことだけして、
専門学校化していいのか？と思ったりで
結論がでません。

大学で何をやるか明確にわかっていたら、すでに大学に行く必要がない？

世界全体で見ても、家にお金があるから大学に行く。ないから働くというのがおおかたの動きならばなにか世知辛く、それだけで未熟で不完全な人間社会と言う気がします。

ああ、卒業証書を見せにきてくれた彼に幸多かれ！