見る者をハラハラさせてきた指名承認劇、日本時間の日曜日早朝には
決まりそうだ。
決まれば、トランプ大統領に対する評価が異なってくる可能性がある。
メラニア夫人のトランプ評。何だかわからないが、最後には思ったとおりに
している、というようなことだった。
アメリカの、特にアンチトランプの人も、いわゆるトランプ流に慣れてくる
可能性がある。
やり方が違っていても結果を出せば、認めざるを得ないからである。
女性票が減るという懸念については、そうともいえないと思う。
告発者のフォード氏の信憑性が希薄(本人の言い分以外の証拠がない。
本人が証人としていた者が否定したなど)になったところで、
トランプはリフレイムした。
つまり、男性による性的暴行の被害者である女性の視点から、誤って加害者と
された男性及びその家族の視点で訴えることにした。
まずは、母親がわが息子のことを考えるはずである。
母親としては、何十年も前の10代の息子の行動について、証拠がないにも
かかわらず加害者だと言いがかりをつけられるようなことが許されるなど
怖くて認められるはずがないからである。
トランプはそういう操作が極めてうまい。
いい悪いは別にして、トランプという人は一貫しているように思う。
最後まで支持の姿勢が明確だったと思う。
好き嫌いは別にして、困難な問題にいかに取り組むべきかという視点でみると
大変勉強になる。