こんなにちかくで人間をみるのは、ヨンダくんにとってはじめてのことでした。
「どうしてぼくをさがしているの」
「やはり、ヨンダくんなのですね」
「あ、しまった」
「いいえ、きみがヨンダくんだということは、わかっていましたとも。ヨンダくんが本をよむと、たんさくたいのヨンダレーダーがはんのうするのです」
ふたたび、くびをかしげるヨンダくん。
「つまりですね、ヨンダくんをひつようとしている人間がいるのです。人間にはヨンダくんがひつようなのです」
「あなたのいうこと、ぼく、よくわかりません。それにね、いそいでいるの」
「それでは、またあす、ここでおあいしましょう。きみが本をよみにいくとちゅう、すこしだけ、ぼくとはなしをしてくれたら、うれしいです。ぼくは、きみにやくそくしたことを、まもります」
「どうしてぼくをさがしているの」
「やはり、ヨンダくんなのですね」
「あ、しまった」
「いいえ、きみがヨンダくんだということは、わかっていましたとも。ヨンダくんが本をよむと、たんさくたいのヨンダレーダーがはんのうするのです」
ふたたび、くびをかしげるヨンダくん。
「つまりですね、ヨンダくんをひつようとしている人間がいるのです。人間にはヨンダくんがひつようなのです」
「あなたのいうこと、ぼく、よくわかりません。それにね、いそいでいるの」
「それでは、またあす、ここでおあいしましょう。きみが本をよみにいくとちゅう、すこしだけ、ぼくとはなしをしてくれたら、うれしいです。ぼくは、きみにやくそくしたことを、まもります」
