どのくらい、あるいたでしょうか。
はじめてみる、大きなモミの木の「むろ」に、おかあさんパンダは、パンダのこどもをだいていました。
「おかあさん……」
ヨンダくんは、じぶんも、モミの木のむろにはいあがろうとします。
おかあさんパンダは、パンダのこどもをだいて、ねているようでした。
パンダのこどものおなかは、よくなったのでしょうか。いまは、すやすやとねいきをたてています。
ヨンダくんは、なみだをぬぐって、おかあさんパンダのあしもとに、うずくまりました。
そこは、まえのすあなのように、きもちよくかわいていません。
まえにいたすあなでは、ヨンダくんはまいにち、おかあさんと、パンダのこどもと、ヨンダくんのねるばしょを「ととのえて」いました。
ねどこには、かわいたくさをしきつめて、おかあさんパンダのあしもとには、ヨンダくんがはいりこめるくぼみを、つくっておくのです。ちゃんとそうしていないと、ヨンダくんのねるばしょは、なくなってしまいそうなくらいに、ちいさなすあなだったからです。
ようやくみつけた、おかあさんパンダがそばにいるのに、ヨンダくんはなぜか、さびしくてさびしくてしかたありませんでした。
おかあさんパンダをおこさないように、そっと、そのあしにしがみついてみます。
いぜんは、そうすると、ヨンダくんはあんしんしてねむれたのです。
でも、いまは―― 。
ひとりぼっちになってしまったようなさびしさが、くらやみからうずをまいて、ヨンダくんにおそいかかってきます。
また、なみだがこぼれそうになるのを、ぐっとがまんして、ヨンダくんはおかあさんパンダのからだに、じぶんのかおをこすりつけました。
はじめてみる、大きなモミの木の「むろ」に、おかあさんパンダは、パンダのこどもをだいていました。
「おかあさん……」
ヨンダくんは、じぶんも、モミの木のむろにはいあがろうとします。
おかあさんパンダは、パンダのこどもをだいて、ねているようでした。
パンダのこどものおなかは、よくなったのでしょうか。いまは、すやすやとねいきをたてています。
ヨンダくんは、なみだをぬぐって、おかあさんパンダのあしもとに、うずくまりました。
そこは、まえのすあなのように、きもちよくかわいていません。
まえにいたすあなでは、ヨンダくんはまいにち、おかあさんと、パンダのこどもと、ヨンダくんのねるばしょを「ととのえて」いました。
ねどこには、かわいたくさをしきつめて、おかあさんパンダのあしもとには、ヨンダくんがはいりこめるくぼみを、つくっておくのです。ちゃんとそうしていないと、ヨンダくんのねるばしょは、なくなってしまいそうなくらいに、ちいさなすあなだったからです。
ようやくみつけた、おかあさんパンダがそばにいるのに、ヨンダくんはなぜか、さびしくてさびしくてしかたありませんでした。
おかあさんパンダをおこさないように、そっと、そのあしにしがみついてみます。
いぜんは、そうすると、ヨンダくんはあんしんしてねむれたのです。
でも、いまは―― 。
ひとりぼっちになってしまったようなさびしさが、くらやみからうずをまいて、ヨンダくんにおそいかかってきます。
また、なみだがこぼれそうになるのを、ぐっとがまんして、ヨンダくんはおかあさんパンダのからだに、じぶんのかおをこすりつけました。
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