漫トラ日記

現実生活空間&脳内妄想空間を日々マンガに浸食される主婦の怠惰な日常

読書メーターまとめ(2014年2月17日~2月23日)

2014年02月24日 16時20分18秒 | 読書メーターまとめ
2014年2月17日 - 2014年2月23日の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:853ページ

浪人若さま新見左近―闇の剣 (コスミック・時代文庫)浪人若さま新見左近―闇の剣 (コスミック・時代文庫)☆☆+☆半分 公家武者シリーズが面白かったのでこちらも借りてみたが、楽しさという点ではイマイチ。『若さま』というタイトルに似合わず、悪人のがバタバタ切り殺されて結構血生臭い。さらに主人公が生首投げたりと、映像的にもエグい。その正義を果たすのはお忍びの身の未来の将軍様という設定。いくら何でも、ちょっとやりすぎ感が・・・。“若さま”はもっと鷹揚にしてなくては。
読了日:02月23日 著者:佐々木 裕一

策士な側近と生真面目侍女―これがわたしの旦那さま外伝 (レジーナブックス)策士な側近と生真面目侍女―これがわたしの旦那さま外伝 (レジーナブックス)☆☆ 素直じゃない策士過ぎるヘリオットに同調できず、ケナゲ過ぎるセシールに少々イラッ。と、思いつつもお似合いの二人に結局ほのぼの。が、そこに至るまでが長い!かなりな分量で『旦那さまシリーズ』の粗筋が入ってくるので、またまた読まされる方は面倒でしょうがない。そこはばっさり切って、二人のエピソードに集中したらもっと良かった。屋上屋を重ねるような水増し文章でこのお値段は高い!(図書館本だけど)
読了日:02月20日 著者:市尾 彩佳

中野京子と読み解く 名画の謎 陰謀の歴史篇中野京子と読み解く 名画の謎 陰謀の歴史篇☆☆+☆半分 前2作ほど読んでて楽しくない。非現実的な『聖書』や『ギリシャ神話』とは違い、テーマが『歴史』だけにリアルで、しかもほとんどが悲劇的時代背景を背負っているので気分も暗くなろうというもの。ただ、意外と知らない名画もあってためになった。「ラオコーン」の経緯はトリビア。ドラローシュ「ロンドン塔の王子たち」は名画だと思うが、『時の娘』を読んだ後なのでリチャードⅢが何とも気の毒。レーピンのドラマティックなリアリティはいつ見てもすごい。ホガースの選挙の裏話には笑えた。ブリューゲルは相変わらず病身だなぁ。
読了日:02月19日 著者:中野 京子
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