漫トラ日記

現実生活空間&脳内妄想空間を日々マンガに浸食される主婦の怠惰な日常

読書メーターまとめ(2014年9月1日~9月7日)

2014年09月08日 21時44分44秒 | 読書メーターまとめ

2014年9月1日 - 2014年9月7日の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:3605ページ

SWAN 白鳥 モスクワ編 3巻SWAN 白鳥 モスクワ編 3巻☆☆☆ ルシィの死を受け入れて、一つまた成長した真澄。やっと、本当の意味でレオンと心を通わせる。そして、自分自身の「アグリー・ダック」を踊るのだった・・・。レオンと真澄はこれからうまく行くってわかってるけど、アレクセイは?今は悟ったようなことを言ってるけど、大丈夫かなぁ。元々表情が乏しくて内にこもり易いタイプだけに、ちょっと心配。ところで、この時代ってまだソ連だったんだね。いまさら気づく。
読了日:09月07日 著者:有吉 京子

SWAN 白鳥 モスクワ編 2巻SWAN 白鳥 モスクワ編 2巻☆☆☆ 本編で自分の気持ちに気づいたと言っても、まだまだレオンに心を開けない真澄。すれ違う心にイラつくレオン。ま、いろいろありますなぁ。一方、結婚を間近に控えたリリアナとアレクセイ。幸せそうに見える二人だが・・・。「アグリー・ダッグ」を見事に踊りきったリリアナの身に!!!リリアナとルシィを重ねて自責の念にかられる真澄。やっぱり、乗り越えてなかったんだねぇ・・・
読了日:09月07日 著者:有吉 京子

頭文字D(42) (ヤングマガジンコミックス)頭文字D(42) (ヤングマガジンコミックス)☆☆ 涼介vs死神の因縁戦後半。戦って男は和解・・・それほどの女だったのかな?しげの氏の女性の趣味にはほとんど共感できないので、気持ちは盛り上がらず。閑話休題の拓海のデートエピソードが一番面白かった。
読了日:09月07日 著者:しげの 秀一


頭文字D(41) (ヤンマガKCスペシャル)頭文字D(41) (ヤンマガKCスペシャル)☆☆ 拓海編、あっけなく終了。主人公なのに(泣)。死神vs涼介へ突入。訳ありの二人の因縁が徐々に明らかに・・・何のことはない三角関係。古典的定番なんだけど、元々人間の表現が上手くない作家さんだから、イマイチ感情的に乗れず。死神の女々しさだけが強調された感じ。
読了日:09月07日 著者:しげの 秀一

ここではない★どこか 春の小川 (Flowersコミックス)ここではない★どこか 春の小川 (Flowersコミックス)☆☆☆ 漫画の山に埋もれていたのを発掘。表題作『春の小川』はしみじみした良作。泣ける。けど、個人的には軽い夜羽根シリーズの方が好み。チャラ男に見えるけど、意外と一途。夜羽根に一喜一憂する舞が可愛い。ヘンリー5世に嫁ぐキャサリン・オブ・ヴァロアを扱った『花嫁』は歴史好きには美味しい作品。時代は違うが『王妃マルゴ』に通ずるものがある。さて、2巻の「スフィンクス」もどこかに埋もれているはず。探さねば!
読了日:09月07日 著者:萩尾 望都

イロメン ─十人十色─ 1 (マーガレットコミックス)イロメン ─十人十色─ 1 (マーガレットコミックス)☆☆☆☆ 表紙とタイトルから、イケメンばっかり出てくる、もしかして夜の方の話!?かと想像。ところが、見事に予想と逆!確かに見た目はイケメンなんだけど、中身は全くの三枚目。色にこだわる登場人物たち・・・ゴレンジャーのパロディだ(と思ったら、やっぱり後書きでそう書いてあった)。諺と格言と色にまつわる言葉遊びが満載のギャグマンガ。好きだわ、こういうテイスト。それにしても、よくもここまで言葉を思いつくものだと感心。①とあるからには続きがあるんだろけど、ネタが続くのかな?心配してしまう。それより、仕事しろよ十色商事
読了日:09月07日 著者:田村 由美

チャンネルはそのまま! 1―HHTV北海道★テレビ (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)チャンネルはそのまま! 1―HHTV北海道★テレビ (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)☆☆☆ 北海道のテレビ局に「バカ枠」で入社した天然娘のドタバタコメディ。佐々木倫子さんのテイストそのもの。業界の裏側が垣間見れて、そこが面白い。さて、この運だけは持ってる「バカ枠」娘が大化けするか、バカのまま突っ走るか・・・?佐々木さんのマンガだし、すんなりとした出世物語にはならないだろうけど。まぁ、バカ係がいれば大丈夫か^^
読了日:09月07日 著者:佐々木 倫子

頭文字D(40) (ヤンマガKCスペシャル)頭文字D(40) (ヤンマガKCスペシャル)☆☆ もう惰性。安かったので購入。箱根、啓介vs池田決着編。結果は・・・まぁ、予定調和だわな。続いて、拓海vs奥山編。や~~っと主人公が出てきたので、続きを読む気が出てきた。完結までもう少し(苦行じゃないって^^;)。それにしても、絵の劣化がひどい。作者も引張りが辛いんだろうなぁ・・・
読了日:09月07日 著者:しげの 秀一

秘密 season 0 1 (花とゆめCOMICSスペシャル)秘密 season 0 1 (花とゆめCOMICSスペシャル)☆☆☆☆ 本編前史。薪の生い立ちと鈴木との馴れ初め?^^;編。薪の生い立ちが重い!重いすぎる。衝撃の真実にも負けない薪の強さと、クライマックスで鈴木が澤村に突きつける彼の正体。薪と澤村との最大の違いはここだな。そして、冷酷なくらいの真っ直ぐさ。人格円満な鈴木とはいいコンビだ。「選民意識の高いお友達クラブ」は痛快。それにしても、ホモ臭かったわ・・・まぁ、面白けりゃいいんだけどさ
読了日:09月06日 著者:清水玲子

聖☆おにいさん(6) (モーニングKC)聖☆おにいさん(6) (モーニングKC)☆☆☆ 買い忘れ本。ちょっとした一言に思わず笑っちゃうのは相変わらず。ブッダの親知らず16本?!元ネタあり?ロンギヌスと化す歯医者。「形から入る所も確実に彼の血だな」に爆笑。雷神さんにスネアドラム。音楽性の違いって・・・プププ。二人のカラオケ聞いてみたいような。でも、そのまま昇天しちゃいそう^^;。天界三大がっかり。確かに天国の門はむちゃくちゃ狭くて小さそうだ。日焼けしたブッダに「インド人かと思った」「いや、ずっとインド人だったよ」ベタなのに、思わず笑ってしまう。『主に愛された弟子』が一人称だったとは!
読了日:09月04日 著者:中村 光

雨柳堂夢咄 其ノ十二 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)雨柳堂夢咄 其ノ十二 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)☆☆☆ マンガの整理で買い忘れが判明。補充した作品。整理整頓は大事だ。『柘榴石』のハッピーエンド、『花酔いの季節』『匏翁』の滑稽感が好き。『百物語の夜』はホラー系だけど、花田竜之介先生のキャラで滑稽系に分類したい。『禍禍しいもの』は完璧ホラー。重い。ラストの後味が良いのが救い。
読了日:09月04日 著者:波津 彬子

贅沢な身の上 ときめきと巡り逢いの環を胸に! (コバルト文庫)贅沢な身の上 ときめきと巡り逢いの環を胸に! (コバルト文庫)☆☆☆ 理央&鳴鳴のカップル成立編。鳴鳴の生まれが明らかになり、玉毅との政略結婚の話が!その後のドタバタドタバタ・・・てな、お約束展開を八方丸く治める宰相様。さらに、ちゃっかり外堀まで埋めてしまう。さすがですが、そのクールな情熱はわかりにくい事この上ないですよ^^;。一方の鳴鳴。無意識でも理央にしか触らせないところ、萌シーンです。この二人の数年後が見てみたい。ところが、収まるものが収まったところで大事件勃発!続きが気になるじゃないですか!番外編で真奏の上司、泣き落とし得意な鴛国王子登場。いいキャラだ。 読了日:09月04日 著者:我鳥 彩子

頭の悪い日本語 (新潮新書)頭の悪い日本語 (新潮新書)☆☆☆ 言葉に対して謙虚になる本。「役不足」「容貌魁偉」など思わず誤用してしまいそう。気をつけねば。インテリぶりたい人編、差別語狩り、嫌なことば編の皮肉の利いた解説には思わずにやり。外来語編。永六輔のパンとシラミのエピソードには吹いた。接客編も欲しいところ。「パソコンを立ち上げる」が文法的におかしいのはわかった。じゃ、何と言えばいいのだろう?「自作自演」の語源は判った。でも狂言の意味で使ってはいけないのだろうか?偉い先生に楯突くわけじゃないが、もう成立してしまった使い方に無駄な突っ込みを入れてる気もする。
読了日:09月04日 著者:小谷野 敦

お家さん〈下〉 (新潮文庫)お家さん〈下〉 (新潮文庫)☆☆☆☆ 哀しい下巻。栄枯盛衰。第一次大戦までは飛ぶ鳥落とす勢いだった鈴木商店も、戦後不況、軍縮条約と追い討ちをかけるような関東大震災の被害には勝てず倒産に追い込まれることに。が、いうほど悲壮感がないのは、お家さんの晩年が穏やかだったからか。会社整理をしてもお家さんが生きていくだけの資産は残そうとした直吉がいじらしい。その倒産から双日や帝人などの今に続く大企業が生まれいく・・・
エピローグで“お家さん”と呼ばれるようになった珠喜が雑巾を縫いながらそれを回想している。このラストがドラマになかったのが惜しい。
先に読んだ「海賊とよばれた男」も、社員=家族と思う一体感では通ずるものがある。かたや倒産、かたや今でも続く大企業。この違いは何だろう?時代の違い?運?鈴木商店の破綻は、江戸時代から続く義理と忠義に貫かれた(縛られたとも言える)お店(たな)型の経営が終わった瞬間だったのだろうか。
そして、とうとう日本的終身雇用も終わろうとしている。これからの日本型経営はどこへ行こうとしているのだろうか?
読了日:09月02日 著者:玉岡 かおる

お家さん〈上〉 (新潮文庫)お家さん〈上〉 (新潮文庫)☆☆☆☆ ドラマが予想外に面白かったので、図書館に予約して4ヶ月。その気が失せかけていたのに、読み始めるとぐいぐい引き込まれた。キャラとドラマティックなストーリーがすばらしい。よねや直どんが脳内で天海祐希や小栗旬に変換(実際はこんな良い男じゃないけど)。もう一度ドラマを見ている気分に。でも、小説の方がよりストーリーが細やかで、より堪能できる。ただ、珠喜や田川万作、お千は創作だと思われ。直吉は独立してもひとかどの男になれたと思うのに、最後までお家さんに忠義を尽くす姿と彼を信じきるお家さん。すばらしいコンビ。
読了日:09月01日 著者:玉岡 かおる
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