漫トラ日記

現実生活空間&脳内妄想空間を日々マンガに浸食される主婦の怠惰な日常

読書メーターまとめ(2014年9月29日~10月5日)

2014年10月06日 15時44分19秒 | 読書メーターまとめ
2014年9月29日 - 2014年10月5日の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:1945ページ

天才 柳沢教授の生活(4) (モーニングKC (1104))天才 柳沢教授の生活(4) (モーニングKC (1104))☆☆☆ 再読。山下さんは年寄りを描くのが上手い。ボケ老人の描写にも愛と敬意を感じる。老人ホームでの張り合いのない日々の中で命の炎をすり減らして行く勘兵衛さんが哀しい。親を介護する年になってきて、見方が変わってきた。読了日:10月05日 著者:山下 和美

天才 柳沢教授の生活(3) (モーニング KC)天才 柳沢教授の生活(3) (モーニング KC)☆☆☆ 再読。ゲロとシッコまみれになる教授。ひどすぎる~!!なのに平常心を失わない。やっぱり天才。三雄のグチが面白い。最近読んだ『重版出来』とかぶる。マンガ家って変人が多そうだし、編集って大変だなぁと想像。ラストの話が好き。教授の奥さんが出てくると何かほのぼのする。読了日:10月05日 著者:山下 和美

天才 柳沢教授の生活(2) (モーニングKC (1080))天才 柳沢教授の生活(2) (モーニングKC (1080))☆☆☆ 再読。キャラがしっかりしてきた。山下さんの筆が乗ってきたのが分かる。どれも笑いとペーソスに満ちた話だったが、本の話と要さんの話と幽霊の話がお気に入り。本については人のことは言えない。同じ事をダンナにも言われてる^^;。化けて出るほど卒論が心残りだったとは!意外と真面目な奴。私なんか・・・はて?卒論のテーマは何だっけ???読了日:10月05日 著者:山下 和美

天才 柳沢教授の生活(1) (モーニングKC (1058))天才 柳沢教授の生活(1) (モーニングKC (1058))☆☆☆ 再読。久々にボディコンファッションを見た。時代を感じる。もう20年以上も前に描かれた漫画なんだなぁ・・・でも、時代を超えた名作。今読んでも面白い。読了日:10月05日 著者:山下 和美

マンドラゴラ 6 (ボニータコミックス)マンドラゴラ 6 (ボニータコミックス)☆☆☆ 幼児誘拐事件に巻き込まれた皐月。オチは自分たちの子供の話題になるんだけど、マンドラゴラに子供は生めるのだろうか?そもそも皐月って死人じゃなかったっけ?年はとるのだろうか?とか、根本的なところに突っ込みを入れたくなる^^;。まぁ、望めば何だって叶うご都合設定だから、子供もアリか。ラストじゃ、竜樹を助けるために敷島と・・・本人には全く背徳感がないけど(当然)、いいのか!?読了日:10月05日 著者:高階 良子

マンドラゴラ 5 (ボニータコミックス)マンドラゴラ 5 (ボニータコミックス)☆☆☆ “桜の樹の下には死体が埋まってる”少女漫画にはよくある話一遍。孤独な少年とトリカブトの化身?の少女の話一遍。読了日:10月05日 著者:高階 良子

マンドラゴラ 4 (ボニータコミックス)マンドラゴラ 4 (ボニータコミックス)☆☆☆ 雅也再々登場。二回も命を狙われたのに彼を自分のそばに近づけるなんて、竜樹はお人よしというか、馬鹿というか・・・案の定!マンドラゴラ(皐月)を欲しいといいながら、最後の最後は手を出せない敷島。惚れた弱みだね読了日:10月05日 著者:高階 良子

マンドラゴラ 3 (ボニータコミックス)マンドラゴラ 3 (ボニータコミックス)☆☆☆ 新キャラ登場。マンドラゴラを狙う敷島黎。敷島に狙われたくらいでダメになるワカツカグループなら、もっと早くダメになっていたと思われ。考えてみれば、私有地の広大な森の中でのほほんと暮らせる・・・なんて贅沢な!読了日:10月05日 著者:高階 良子

マンドラゴラ 2 (ボニータコミックス)マンドラゴラ 2 (ボニータコミックス)☆☆☆ 従兄妹の雅也は生きてたようで^^;。しかも、懲りずにまた皐月を狙うし。普通に警察呼んだ方が手っ取り早いような気もするけど、まぁそこがファンタジー。読了日:10月05日 著者:高階 良子

マンドラゴラ 1 (ボニータコミックス)マンドラゴラ 1 (ボニータコミックス)☆☆☆ 大富豪の一人娘で病弱な皐月は従兄妹の陰謀で殺されるが、マンドラゴラの魔力で甦り・・・という、相変わらずの高階ファンタジー。いつも同じような話なんだけど、このテイストが嫌いじゃないんで時々無性に読みたくなる。サラッと読めたが、そうしては申し訳ないくらい背景の森の書き込みが丁寧。アシさんの努力かな?それに比べて服のセンスの方は・・・^^;読了日:10月05日 著者:高階 良子

歌 文芸ロマン (ホームコミックス)歌 文芸ロマン (ホームコミックス)☆☆ 中原中也を描いた短編、芥川龍之介原作の短編など文藝に関係した話ばかりを載せた短編集。この前、番子さんの『よちよち文藝部』を読んで中原中也に興味が出たので手に入れた。ギャグな番子中也と失恋とスランプに苦悩する松田中也。ベクトルは正反対なんだけど、中也のエキセントリックな性格と強烈な自負心だけは共通してる。松田さんの中也に対する共感だけは充分伝わってきた。が、残念ながら原作には未だ興味が持てず。最後のエッセイマンガが面白かった。谷根千に(限ったことじゃないが)どんどん風情がなくなっているのが残念。読了日:10月05日 著者:松田 奈緒子

ニッポニア・ニッポン (ちくま文庫)ニッポニア・ニッポン (ちくま文庫)☆☆ 相変わらず話ぶった切りで、それからどうなった!?と気になる話ばっかり。でも、味があってあと引くんだよなぁ。『夏草とリボン』のメアリーのその後が気になる。馬風先生シリーズは面白かった。特に足抜けの話。出たいけど出れないと、出られるけど出ないでは心持が全く違う。吉原女郎のたくましさ。『鏡斎まいる』説話風の物語と(あんまり上手くはない)筆絵の雰囲気が合ってる。読了日:10月02日 著者:杉浦 日向子

萩尾望都・田中アコ短編集 ゲバラシリーズ 菱川さんと猫 (アフタヌーンKC)萩尾望都・田中アコ短編集 ゲバラシリーズ 菱川さんと猫 (アフタヌーンKC)☆☆☆ 猫が菱川さんに化けてるのに気づいた白湯は・・・。“見る”目のある白湯と野良猫ゲバラの不思議ワールドです。原作付だけど、やっぱり望都テイスト。コミカルと叙情性のバランスが絶妙。1作目の菱川さんはコミカルに最後は切なく、2作目ミステリアスホラーの雰囲気で、最後はやっぱり切なく、3作目はファンタジーで最後は幸せ。どれも読み応えがあった。だけど、2作目、しょうもない事だけどお兄さんの行方不明はどう処理したのか気になるなぁ・・・^^;読了日:09月30日 著者:萩尾 望都

かぶく者(7) (モーニングKC)かぶく者(7) (モーニングKC)☆☆☆ 伊右衛門役を強奪した新九郎。小平の出番は結構地味な場面なのに、すごい迫力。読んでるこちらまで切られるような気持ちに。つぶすはずが逆につぶされてしまった月之助。舞台は幕切れ、かと思えたが、タニマチの働きで再演することに。幽鬼のような伊右衛門と凄みを増したお岩の対決が!地獄に片足突っ込んだような伊右衛門の隈取にハッとするが、その後ラストで登場する月之助のお岩がゾッとするほど恐い。月之助も新九郎によって一皮むけた一人になった。読了日:09月29日 著者:たなか 亜希夫

かぶく者(6) (モーニング KC)かぶく者(6) (モーニング KC)☆☆☆ 型を覚えることで、型に縛られていく新九郎。思うまま演じられないストレスに押しつぶされていく。故郷の三宅島に帰り、見えてきたものは?死んでつかんだホンモノ。自分自身の伊右衛門を演じるために、新九郎は戻っていく。確かに生島の時代は型なんてなかった(はず)。伝統とは?型とは?毎巻考えさせられるけど、いつもながら歌舞伎の名場面シーンにはゾクッとさせられる。画力もさることながら、これも型の力?『四谷怪談』が見たくなった。照明を落とした暗~~い中で^^;読了日:09月29日 著者:たなか 亜希夫

かぶく者(5) (モーニング KC)かぶく者(5) (モーニング KC)☆☆☆ 銀乃助と新九郎の完璧にシンクロした連獅子。が、見物あっての芸!と、人形の世界から新九郎に無理やり引っ張り出されて覚醒するシーンがいい。続いて、『四谷怪談』伊右衛門役に大抜擢された新九郎。そこには大御所の黒い思惑が・・・見物の気を取り込んで芝居を作り上げていく新九郎と型の持つ凄みを体現する月之助の対決。それは歌舞伎界の未来を決めるものだった。だけど、血筋と型に凝り固まった梨園を改革しようとするお方が、新九郎の血に期待するってのも矛盾してるよな~。それにしても月之助のお岩は鳥肌モノだった。読了日:09月29日 著者:たなか 亜希夫
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