半年ほど前のこと、たまたま聞いてたラジオでこの本の宣伝をしてまして
すんごく面白そう~(夜は時代物大好きなのだ!)と思い、早速図書館に予約
が!そのときすでに予約数四十数件!(げ~)
評判の本だったんだねぇ。。。
区内に一冊しかないため、長々待たされて半年!
や~~っと、読めました
で、これが読み易い文章で、中身が中々面白い!
一日半で読み終わっちゃいました~!
半年待った甲斐があったのか、無かったのか。。。ハハハ
著者の磯田道史氏は茨城大学の助教授です
中身はタイトル通り
水戸黄門様や忠臣蔵で有名な浅野内匠頭等のお殿様は
本当はこんな人だったんだよ~、って言う歴史トリビア物なんだけど
従来のイメージがガラっと変わる、その内容がとっても面白い!!
しかも、ちゃんと史料がある!
ネタ本は、元禄時代に書かれた「土芥寇讎記(どあいこうしゅうき)」
(こんな字、ぜって~読めねぇ~!)
“土芥寇讎”の出展は『孟子』で
“土芥”の意味はゴミ。“寇讎”は仇のこと
要は『殿様が家来をゴミのように扱えば、家来は殿様を親の仇のようにみる』と言う意味
隠密が各藩の内情を探索してきたものを、幕府の高官がまとめたもので
正に“殿様の通信簿”!
時代劇に出てくる“隠密”が、実際に機能していた証拠があったんだねぇ
本の内容より、まずそのことに興味を引かれちゃいました
元禄時代以外にも、こう言う本は残っていないのかしら?
だんだん泰平に慣れて、隠密も有名無実になってきたのかなぁ。。。?
色々疑問が湧いてきたけど、とりあえずこっちは私の宿題です~
さて、まずこの“通信簿”の槍玉に挙げられたのが黄門様こと水戸光圀
『大日本史』を編纂させたくらいだから、学があったのは確からしい
しかし、わざと勉強の足らない学者をへこませて悦に入っていたと
書かれている
いや~な、奴だ!
しかも、女色にふけりお忍びで遊郭にも通っていたとか。。。
だから、曼遊記が出来たのかなぁ~?
ただ、殿様のお仕事もちゃんとしていたみたいで、さすが黄門様です
次は、浅野内匠頭
浅野内匠頭と言えば、忠臣蔵では必ず悲劇の美青年に描かれるけど
ここには、政治向きのことは家老の大石内蔵助に任せて
自分は昼から女に溺れていたと書かれている
しかも、そういう主君を諌めない家臣は不忠の臣だと非難されているのです
松の廊下以前に書かれただけに、重いなぁ。。。
3番目は池田綱政
岡山藩の二代目藩主です
なじみの無い名前だけど、日本三大名園岡山後楽園を作った人物で
母は徳川千姫の娘、曽祖父は姫路城を築城した池田輝政
で、この綱政公が「土芥寇讎記」に何と書かれているのかといえば
政を省みず、不良旗本と吊るんで日ごと酒宴をはり
芸人を集めて遊興にふけるバカ殿と書かれている
し、しかも、無類の女好きで作った子供が70人~!?
元禄になると、平和に慣れて政治向きは家来がやってくれるし
殿様は女と趣味に走る以外することも無かったんだろうけど
あの子沢山の徳川家斉でも55人なのに。。。すんごい精力絶倫!!
まぁ、バカ殿と言われてもしょうがないけど
美的センスは一流だったみたいね~
他に前田利家・前田利常、内藤家長、本多作左衛門等の話が載っているけど
この人たちの話には「土芥寇讎記」のネタはほとんど出てこない
残念!
もっとこの本の中身を紹介して欲しかったのに。。。
ただ、この時代のお姫様は江戸の置く屋敷深くに閉じ込められて育つので
百姓仕事を全く見たことが無い!という話があって
これはちょっとトリビアだったわ~
ところで、著者の磯田氏の文章って、司馬遼太郎さんそっくり!!
本の紹介文に“平成の司馬遼太郎”とあったけど、確かにね。。。
でも、司馬さんの文章のように読み易いのは良いけど
あまりにも文体が似ているのはどうかと思うな~
自分のスタイルを持って欲しいわ
すんごく面白そう~(夜は時代物大好きなのだ!)と思い、早速図書館に予約
が!そのときすでに予約数四十数件!(げ~)
評判の本だったんだねぇ。。。
区内に一冊しかないため、長々待たされて半年!
や~~っと、読めました
で、これが読み易い文章で、中身が中々面白い!
一日半で読み終わっちゃいました~!
半年待った甲斐があったのか、無かったのか。。。ハハハ
著者の磯田道史氏は茨城大学の助教授です
中身はタイトル通り
水戸黄門様や忠臣蔵で有名な浅野内匠頭等のお殿様は
本当はこんな人だったんだよ~、って言う歴史トリビア物なんだけど
従来のイメージがガラっと変わる、その内容がとっても面白い!!
しかも、ちゃんと史料がある!
ネタ本は、元禄時代に書かれた「土芥寇讎記(どあいこうしゅうき)」
(こんな字、ぜって~読めねぇ~!)
“土芥寇讎”の出展は『孟子』で
“土芥”の意味はゴミ。“寇讎”は仇のこと
要は『殿様が家来をゴミのように扱えば、家来は殿様を親の仇のようにみる』と言う意味
隠密が各藩の内情を探索してきたものを、幕府の高官がまとめたもので
正に“殿様の通信簿”!
時代劇に出てくる“隠密”が、実際に機能していた証拠があったんだねぇ
本の内容より、まずそのことに興味を引かれちゃいました
元禄時代以外にも、こう言う本は残っていないのかしら?
だんだん泰平に慣れて、隠密も有名無実になってきたのかなぁ。。。?
色々疑問が湧いてきたけど、とりあえずこっちは私の宿題です~
さて、まずこの“通信簿”の槍玉に挙げられたのが黄門様こと水戸光圀
『大日本史』を編纂させたくらいだから、学があったのは確からしい
しかし、わざと勉強の足らない学者をへこませて悦に入っていたと
書かれている
いや~な、奴だ!
しかも、女色にふけりお忍びで遊郭にも通っていたとか。。。
だから、曼遊記が出来たのかなぁ~?
ただ、殿様のお仕事もちゃんとしていたみたいで、さすが黄門様です
次は、浅野内匠頭
浅野内匠頭と言えば、忠臣蔵では必ず悲劇の美青年に描かれるけど
ここには、政治向きのことは家老の大石内蔵助に任せて
自分は昼から女に溺れていたと書かれている
しかも、そういう主君を諌めない家臣は不忠の臣だと非難されているのです
松の廊下以前に書かれただけに、重いなぁ。。。
3番目は池田綱政
岡山藩の二代目藩主です
なじみの無い名前だけど、日本三大名園岡山後楽園を作った人物で
母は徳川千姫の娘、曽祖父は姫路城を築城した池田輝政
で、この綱政公が「土芥寇讎記」に何と書かれているのかといえば
政を省みず、不良旗本と吊るんで日ごと酒宴をはり
芸人を集めて遊興にふけるバカ殿と書かれている
し、しかも、無類の女好きで作った子供が70人~!?
元禄になると、平和に慣れて政治向きは家来がやってくれるし
殿様は女と趣味に走る以外することも無かったんだろうけど
あの子沢山の徳川家斉でも55人なのに。。。すんごい精力絶倫!!
まぁ、バカ殿と言われてもしょうがないけど
美的センスは一流だったみたいね~
他に前田利家・前田利常、内藤家長、本多作左衛門等の話が載っているけど
この人たちの話には「土芥寇讎記」のネタはほとんど出てこない
残念!
もっとこの本の中身を紹介して欲しかったのに。。。
ただ、この時代のお姫様は江戸の置く屋敷深くに閉じ込められて育つので
百姓仕事を全く見たことが無い!という話があって
これはちょっとトリビアだったわ~
ところで、著者の磯田氏の文章って、司馬遼太郎さんそっくり!!
本の紹介文に“平成の司馬遼太郎”とあったけど、確かにね。。。
でも、司馬さんの文章のように読み易いのは良いけど
あまりにも文体が似ているのはどうかと思うな~
自分のスタイルを持って欲しいわ
私もそうだから~
「SUN-山田浅右衛門」は未読よ~
なごさんがそこまで入れ込むって事は
かなり面白いのね
チェックだわ~!
西村黄門は最初悪役のイメージが強くて。。。
確かに、西村黄門なら侍女に『近う寄れ』『愛い奴よのぅ』とか言いそう
今の里見黄門はどうしても助さんに見えちゃってダメだわ~!
浅野くんがイマイチな人物だったというのは有名なんだね(笑)。私の中では義経がすんげーどーしよーもねーっちゅうのがかなりの衝撃でしたわ。
黄門さまは、私も東野英治郎に1票なんだけど、女好きと言われると…それなら西村晃さんの方が正しい像なのか?(笑)
そんなカタログみたいな本読んでるの!?
本格的マニアというか、ほとんど研究者の域だわ~
だから、江戸東京博物館の「江戸城」展に行ったんだね
(私も、あの後行ったよ~)
そんな旦那さんなら、きっと気に入ると思うけど
もしかしたら、簡単すぎて物足りないかも~
もうこの本知ってるかな 聞いてみます。
なんか、かなりヒットした本らしいんだけど
私は全然知りませんでした
吉良上野介って、パールさんと同郷だったっけ!?
ホント、とばっちりだよね
今で言うなら、キレやすい若者の無作法を注意したオヤジが
逆切れした相手に刺し殺されたようなもんだね!
そして、裁判になっても相手は未成年ですごく軽い刑だったりして。。。
そう考えると、今も江戸時代も変わらないわ~
調べたらこの人、「武士の家計簿」ってのも書いてるんですね。
これはタイトルは聞いたことあるな~~
「忠臣蔵」で一番の被害者は吉良ですよね~~??
本当かわいそうですよ。本当は名君だったらしいのに
嫌味なおやじのようにず~~っと描かれて・・・
私は彼と同郷ですからね~~
援護しますよ!
それは初耳!
マジでトリビアだよ~
私にとっても黄門様は東野さん!
永遠の黄門様よ~
そして、里見浩太郎さんは永遠に助さんなんだよ~!
里見黄門なんて見たくない~
>浅野内匠頭
この方のおじさんに当たる人も
公の場で刀抜いて人に切り付けているんですって!
頭に血が上ると見境が無くなる血なのかも。。。
>子供が70人
半分は、母親の身分が低すぎて
認知出来ないような子供だったらしい
ほんと、見境の無い男だったようよ
で、後始末に困ったみたいで
家臣に養育を押し付けていたらしいよ~
黄門さまが、実はかな~りの美食化で、チョコ(だったかにゃ)を日本で始めて食したのは彼だった~って、TVの特番で昔見たけども、この手の話好きですわ、にゃはは。
でも、学者をへこませて悦ってさ、故、東野さんが演じたら、上手そうじゃない?
私にとっての黄門さまは、いつまで経っても東野さんしかいないわ~、他の誰が演じても黄門さまには見えないよ~
吉良さんは、実はものすご~~~くいい人だった。。。で、浅野さんの方は短期でど~しよ~もない奴だった。。。って、なんかで見たなぁ・・・大石さんも苦労したのでは・・・
池田さんは知らない~、千姫までしか知らないわ(ぐすん)70人・・・・・
この方の子孫って、すんごい数だろ~ねぇ・・・ぎゃははははは~
(ダビングの件は承知!)
私は時代劇好きが高じて、日本史を専攻したくらいだから
この時代の話は結構読んだけど(詳しいとは言わない)
それでも、面白かったよ~
ただ、歴史トリビアって、私も好きだけど
出展がはっきりしなくて適当に面白く書いてるのが多いなかで
ちゃんと史料的根拠を出して、しかも読み易い文章で書かれている所が良いんだよ
数人のお殿様しか取り上げられてなくて
少々消化不良なんだけど
「土芥寇讎記」はすごく難しい本らしいから
著者も読むのに疲れたのかな~。。。?
この本は司馬テイストですから、読みやすいですよ~
ただし、出てくるオヤジ連に興味があれば!ですが。。。
江戸時代を満喫したいなら
マンガでは
やっぱり、杉浦日向子さんでしょ
あと、大和和紀さんの「にしむく士」
山口美由紀さんの「春告小町」「ひとゆり峠」がお奨めよ
ただし、どっちも歴史にはあんまり関係ないけど~
どうも歴史好きとは言っても正統派ではなく雑学的なものに興味があるようです、私。
ネタ本になった「土芥寇讎記」も興味があります
たまーに漫画だけじゃなく、こういうのも読まないと(汗)
でも私が読むのは女流作家さんなので、本当に読みやすいのばかりです
この方もチェックですね、メモしなきゃ・・・
ちょっと前にNHKで江戸時代の特集を組んでたことがあって
私はそれをみてました
江戸の文化って面白そうなんですが、マンガばかり読んでて
ダメですね~(笑)
水戸光圀でも褒めてる方だって、書かれてましたから~
すごく点が辛いみたいですよ
まぁ、お取り潰しのネタを鵜の目鷹の目で探していたんだから
褒めるわけが無いけど!
私も司馬さんのファンなの~
「国取り物語」だぁ~い好き!
だから、磯田さんの文章があまりにも司馬さんに似すぎてて
そこがマイナスポイント!
(判るかな~?このファン心理)
ブッワハハハ~~~!
杉様が東野英治郎を採点するのか~!
その妄想いいわ~~!
さて、何て書くだろう。。。?
※この記事は誰もコメがこないと思ってたから
二人も来てくれて、とっても嬉しい~~
感謝!
トオルさん宛です!
名前を入れるの忘れてました~
お取り潰しになったという事はかかれてなかったけど
充分有り得ますよね~
実際、赤穂藩の所では
こんな主従では行く行く長くは無いだろう、みたいな記述があったんですよ!
お取り潰しになる前に、自滅しちゃいましたけどね~
「大江戸事情」シリーズは未読です
石川さんて、「お江戸でござる」の人でしょ?
今度、読んでみます~
ただ今は、トオルさんお奨めの「日本人はるかな旅」の
本のほうを読んでいるのです
面白いね~、これ!
ちなみに通信簿には褒められてる殿様の例は書かれてるんでしょうか?
「土芥寇讎」だから褒める方はあんまり載ってないのかな?
家は旦那さんが司馬さんのファンなので、私も少し読んでるんですが、ホントに文章が読み易くて分かり易いですよね!史実にそった書き方をされてるっても聞いたんですけど、その点も何だか面白さが増すような気がします。
隠密っていうとTVドラマの「大江戸捜査網」の杉良太郎が頭に浮かぶんですが、黄門さまの東野英治郎を杉良太郎が採点するのか~…
何だか妙な妄想が頭をよぎりました(笑)
浅野内匠頭の家老の大石内蔵助も主君を諌めない不忠の臣ですか!。
池田家は有名な名門ですもん、知ってますよ~名前だけは(笑)。
しかし、子供が70人とは吃驚!。
この“殿様の通信簿”で、(諸藩のお取り潰しがされるように
なるんだなー!)と、ちょっとしみじみ来ました。
夜さんは時代物大好きなのでふか♪(^o^)。で、SFも大好き♪。
じゃ、私の大好きな(石川英輔)氏の「大江戸事情」シリーズは
お読みですか?。江戸時代が良~く分りますよー♪。